慢性じん臓病の方にありがち!透析が怖い!

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慢性じん臓病の方にありがちな思い込みの一つに、透析治療が怖いというものがあります。

透析治療の必要がある、と告げられた患者さんには、「これから一生、透析と付き合っていかなくてはいけない」という不安がつきまとうからです。この不安から、透析治療を先延ばしにする人も少なくありません。

この記事では透析治療のことを簡単にご紹介していきます。

まず、透析治療とは?

慢性じん臓病が末期になると、透析をおこなうか、腎臓の移植をする必要があります。透析の治療をおこなう場合、治療は2種類。腹膜透析と血液透析です。

  • 腹膜透析
    患者さんの腹膜を利用して、血液をキレイにする方法。在宅医療で、月に1~2回通院する必要がある。
  • 血液透析
    透析器を通して、血液をキレイにする方法。週3回ほど、通院する必要がある。
    透析、とはつまり、通院して、自分の血液を定期的にキレイにする治療です。これは、移植を受けない限り一生続けていかなければなりません。
  • 症状がないからと言って、透析をしないで、放っておくと恐ろしいことになる
    透析をするのはなんだか怖い。自覚症状もないし、先延ばしにしよう!そうしてやらないでおくと、だんだんと症状が悪化していくだけです。息切れや疲れやすい、食欲がないといった症状から始まり、次第に起きていることが辛くなっていきます。

慢性じん臓病になると…

慢性じん臓病を放置しておくと、このような形で進行していきます。これは、本来の働きができなくなった腎臓の肩代わりをおこなう治療です。

慢性じん臓病↓腎不全↓透析・腎臓移植をする必要がある。

最近では腹膜透析の方に、まだ残っている腎臓の働きを保護する役割があることがわかってきています(腹膜透析・ファースト)。まずは腹膜透析から入る形がベストだと言えるでしょう。

腎臓移植を選択する場合…

腎臓を移植すると、健康な方と同じ状態になりますが、タバコの喫煙はできません。

また、移植すると拒絶反応がおこるケースもありますので、拒絶反応を抑えるための免疫抑制薬を飲み続ける必要があります。

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