以外と知らないDHAとEPAの大切さ

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DHAのこと

「日本人の子供が欧米人の子供に比べて知能が高いのは、魚を主食としていることが理由の一つである」マイケル・クロフォード教授著『原動力』

日本国内では1989年10月19日当時、ロンドンの共同通信社から日本のマスコミ宛に送られてきたニュースに掲載されていた魚についての新事実で、魚油(DHA)のブームが到来しています。

このDHAの効果は研究でも裏付けされており、実際DHAは体内に入ると脳や網膜の神経系に良い作用を及ぼします。

大人でももちろん大切な栄養素ですが、発達段階にある小さなお子さんでは特に必須の栄養素だと言えるでしょう。

しかしながら、残念なことに現代の日本では昨今の食の欧米化により、ご先祖様たちが築いてきた魚を食べる習慣が薄れつつあることから、このような魚の恩恵が得られにくくなっています。

中にはオメガ3やオメガ6さえ摂っておけば大丈夫なんでしょう?なんて人もいます。

これも時代の流れということでしょうか…非常にもったいない気がしますが、だからと言って頭ごなしに魚を食べろ!と、言ったところで聞き入れてもらえないでしょう。

そのため、栄養補助食品であるサプリメントが国内外問わず注目されてきているわけです。

EPAのこと

我々日本人が魚をあまり食べなくなったことの一番の弊害は、EPAの摂取量減少かも知れません。

発症率が上昇したガンを始め、現代増えている病は外から元凶を得ているのではなく、自分自身が作り出している物質が元凶になっています。

自分自身が作りだす「エイコサノイド」と呼ばれるホルモンの生理活性物質

エイコサノイドはホルモンや細胞機能の調整役を担う必要不可欠の物質ですが、微量で大きな作用をもたらすという特性があるので、摂りすぎると体を障害し、病の元凶になってしまいます。

エイコサノイドが増えている原因はリノール酸の摂りすぎです。

リノール酸を構成しているアラキドン酸はエイコサノイドを作りだす原料となってしまうので、リノール酸を取りすぎているということはエイコサノイドを過剰に作り出しているということです。

ここで大事になってくるのがEPAの働きです。

EPAはリノール酸由来のエイコサノイドの産生を抑えたり、その働き事態を阻害する作用もあるので、細胞レベルからの健康回復に役立つ存在です。

それを物語っているのが、魚が主食だった頃の日本です。

EPAの摂取量が多く、かつ、リノール酸の摂取量が少なかった当時の日本においては、エイコサノイドが関わる病の発生率は非常に低い状態にありました。

ところが、現代では食の欧米化で魚があまり食べられなくなり、リノール酸の摂取量が増え、EPAの摂取量が減少しました。

つまり、大量に蓄積しているリノール酸を除去する手段がなくなったわけです。

その結果、ガンや動脈硬化、高脂血庄などの病の発症率が上昇したことは言うまでもないですね。

EPAは正に成人病予防の決定打とも呼べる存在です。

まとめると、DHAは脳や網膜の神経系を良くしてくれるので、発達段階にある小さなお子さん向きです。

EPAは細胞や血液の状態を正常に保つ役割を担います。

血栓や高脂血庄、動脈硬化、心筋梗塞などにいい効果をもたらしてくれるので、成人の方向きです。

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