週刊柏﨑 第344回_指定成分と医薬部外品

今週の京都はとても天気がよく、過ごしやすい陽気が続いています。 6月に入って、下鴨の疎水などでは早くもホタルが飛び交っていて、例年より少し早いホタルの放流となったようです。 4月のクロワール・アイネオのTSV後、商品がなくなってしまったため、QVCさんのオンエアをすることが難しくて、しばらく楽をさせてもらっていましたが、今月より再び出撃となります。
まずは6月13日のベストセラーでAM:6:00から出演する予定であります。なにか、周りではベストセラーに出演する時はタキシードなど正装を着た方がいいと言われていますが「私、そんな服、持っていませんから。」という訳で、いつも通りのスーツ姿で出ようと思っています。皆様お元気でお過ごしでしょか?
今週、鳩山総理が内閣総理大臣職を辞任しました。巷では、「当然だ」という声が圧倒的でありますが、果たして本当にそうでしょうか?
 6月下旬にカナダでサミットが開催されます。日本は4年連続で違う総理が出席となります。私は日本の外交的な信頼は、ほとんどないと思っております。なにせ、辞任の二日前に中国の温家宝首相と日中の信頼関係強化を約束しているのです。他の主要国首脳に対しても同様であります。これはまるで、味方やピッチャー自らのエラーで失点して、ピッチャーをころころ変えている野球チームと同じであります。こんな状態ではチームの勝利など、絶対に無理でありましょう。しかしながら、ピッチャー交代を告げているチームの監督は私達国民であることを忘れてはいけません。監督である国民は、あまりにもコーチや評論家(マスコミ)の意見や、審判(検察)のジャッジに惑わされていたのではないでしょうか。エースとして試合を任せたのですから、もっと我慢して信頼して任せてみてはどうでしょうか。特に日本のピッチャーは歴代、新米なのですから監督である国民が真のエースとして育てなくてはなりません。すぐに見限っていては強力なチームは作れませんし、他のチーム(外国)からバカにされるだけです。
さて、今春大学に進んだ娘もこの頃、いっちょ前に朝化粧をするようになりました。商売柄、化粧品に含まれる指定成分などの危険性ついて、娘に説明しているのですが全く聞く耳を持たないし、「みんな使っている」ということなのです。娘が通っているのは京都の薬科大学で、将来有名化粧品メーカーや製薬メーカーに研究者として就職する卒業生が多いのです。多分このコラムをお読みに立っている皆さんも、化粧品という得体の知れないものに対して、知らないことがたくさんあるのだと思います。
化粧品全般には大手化粧品メーカーがイメージ戦略で植え付けた華やかな考え方とは別に、化粧品はそもそも危険であり、何もしないことこそベストといつ考え方があります。どちらが正しいかといえば私は後者と考えます。コラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分は肌から入ることはあり得ないし、防腐剤や添加物、香料などの異物を顔に塗りたくる化粧品が私達の肌によい訳がない、化粧品などはなるべく使わない方がよいとは思います。
しかしながら、娘の例を出すまでもなく、今の世の中、メークアップの化粧は絶対必要であるし、基礎化粧といわれる肌ケアに対しても、自分に合った化粧品を使うことが条件になりますが、やはりしないよりもした方がよいのではないかと考えています。それに昔と違って環境の悪化や、ライフスタイルの変化は、化粧品によって守れるのではないかとおもうのです。例えば、大気汚染などによる見えない汚れの付着は、洗顔だけで何もしないのではなく、化粧による肌のガードは必要ではないでしょうか。また、冷暖房機の普及なども同様に言えます。冷暖房は私達に生活をしのぎやすくしてくれていますが、よほど注意をしない限り、乾燥しきってしまいますし、外出時の部屋と外の気温差は皆さんの肌のバランスを崩すリスクがあります。また、最近はテニスやゴルフ、山歩きなどのアウトドアスポーツを楽しむ女性が増えています。当然、素肌のまま無防備でいたら、次の日悲惨な状態になります。
それに、一番大きいのが肌の手入れをするという肌への労り、美しくなりたいとか、これだけ手入れをすれば大丈夫という気分的な要素、これとて女性とってとても大切なことであると思います。ただし、何回も言いますが肌のケアというのはあくまで角質層、要するに垢の部分に対する手入れということを認識しなければなりません。ですから、栄養補給なんていう目的のために、高額な化粧品を使うことはよほどお金持ちでない限りお勧めできません。
それと、皆様が勘違いしている点について少しご説明します。まずは指定成分という言葉の意味です。アンケートをとると、この指定成分というものを「有効な成分」であるとか「使用するように指定された成分」と思っている消費者が60%以上います。しかしながら、本当の意味は「アレルギーなどを起こす可能性がある成分」というのが本当であります。
また、医薬部外品、いわゆる薬用とされている化粧品です。医薬部外品、薬用というのは、日本の薬事法に定められた医薬品と化粧品の中間的な分類で人体に対して作用の緩やかなものを言います。これだけ聞くと、リスクなしに肌を医薬的に改善してくれる、いいイメージを持つと思います。ところが、医薬部外品というのは次にあげる目的を有するものをいいます。 ①吐き気、その他の不快感、または口臭もしくは体臭の防止 ②あせも、ただれの防止 ③脱毛の防止、育毛または除毛 ④ネズミ・ハエ・蚊・ノミ等の駆除または防止ですから、④の殺虫剤は別にして、薬用化粧品というのは、あくまで臭い止めや、あせも防止ということに準じていて決してお肌をみずみずしく、シワ、しみを防ぐということではないのです。
基礎化粧品というのは、水分補給、保湿、UVケアであること、そして洗顔などで汚れをしっかり落とすこと。そして、一日に何回もベタベタ塗りたくりはしないこと、それを頭に入れて皆さんに合った化粧品を選んで下さい。よくテレビで宣伝しているニキビを治すイメージの化粧品、このコラムを読んでもこの化粧品でニキビを治そうと思いますか?

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