市川海老蔵さんの奥さん小林麻央さんが9月1日、乳がんとの闘病生活についてその胸中を綴る
歌舞伎俳優、市川海老蔵さんが2016年8月31日、「まおのきもち」というタイトルで自身のブログを更新、乳がんで闘病中の妻で、フリーアナウンサーである小林麻央さん(33)の乳がん治療が最終段階に入っていることをほのめかしました。
「なりたい自分になる」というタイトルで翌日更新された麻央さんのブログには、その胸中が掲載されていました。
癌との闘病生活がスタートしてから 1年以上が経った今、先生に言われた「癌の陰に隠れないで」との一言で、「自分の心や生活がいつの間にか小さく、狭くなってしまっていることに気づかされた」という麻央さんは、人生を力強く歩む女性でありたい。
子供達にとって強い母でありたい。
いつの日か、そうした尊い想いを抱くようになっていました。
更新されたブログには、ブログという手段で自分の心と対話をし、陰に隠れてしまっていた自分に別れを告げ、なりたい自分を目指していきたいという頼もしい想いが綴られています。癌との闘病生活を余儀なくされている人にとってそれは、とても勇気づけられるものだったのではないでしょうか。
小林麻央さんが闘病している乳がん、とは…
乳がんとは、胸の乳腺組織である母乳を作る「小葉」と、母乳を運ぶ「乳管」の細胞が悪化してできる悪性の腫瘍のことです。
30歳代後半から発症率が増加し、40〜50歳代にピークを迎えます。国内の乳がん罹患率は年々増加傾向にあり、今日では日本人女性の12人に1人が乳がんになると言われています。
乳がんの早期発見
早期治療のためには…
年に一回の定期的な診断を受けることも大切ですが、定期的に乳がんのセルフチェックも合わせておこなっていきましょう。
がんは発見が遅れるほどに命を落とすリスクが高くなる病です。早期で発見してしまう方が、治療は内視鏡を使った簡単な手術で済むので、カラダと費用の負担を限りなく抑えることができます。
この記事ではピンクリボン運動から、乳がんの早期発見のため今一度、定期的におこなっていただける乳がんのセルフチェック法をご紹介していきます。
ピンクリボンとは?
ピンク色をしたリボンの意味は、乳がんの啓発です。
早期発見・早期診断・早期治療の 大切さを伝えるシンボルマークです。 (時折意識したい、乳がんのセルフチェック)
- しこりがあるか
- 一部だけ凹んでいないか
- 脇の下(リンパ節)が腫れていないか
- 乳首から分泌物が出ていないか
チェック法 乳がんのセルフチェックは、寝る前かお風呂に入っている時が一番やりやすいです。
ポイントは大きく雑に触ってチェックするのではなく、端から小さく触っていくことです。
しこりがあった場合、その方が発見しやすくなります。
お風呂に入っている時… 胸にボディーソープをつけた状態で、脇の下あたりから全体を小さく触っていきましょう。
寝ている時… 仰向けに寝た状態で、脇の下あたりから全体を小さく触っていきましょう。
乳がん、と一言に言っても良性と悪性があります。
その特徴は下記のようなものです。
良性(線維腺腫)
- 20〜35歳頃に発症しやすい ・しこりに弾力があり、さわるとよく動く ・痛くない 良性(乳腺症)
- 30〜45歳頃に発生しやすい ・月経前に腫れなり、痛むことがある ・しこりはあるが柔らかい 悪性(乳がん)
- 40歳以上に発生しやすい ・しこりが硬い
- 早期では痛みはないが、進行すると痛みを感じることがある 今回は乳がんのセルフチェック法をご紹介しました。
次回の記事では、最新の痛くない超がん検診の内容を簡単にご紹介していきます。