週刊柏﨑 第611回 猛暑が続きます

8月になりました。近所の田んぼには、稲がすっかり緑色に生えそろい、小さな稲穂の上を赤とんぼが何匹も飛んでいます。全国的に物凄く暑くなっていまして、一週間ぶっとうしで猛暑日なんて身体的にはたまったものではありません。

元々超が付くほどの汗かきでありますので、日中に表にでますと水をかぶったようになってしまいます。

この日曜にテニスをしたのですが、なんと京都市内は39,1度ですよ。テニスコートは照り返しもありますので、多分体感温度は、45度位あったのでは、もうテニスどころでは無かったですな。あんな陽気の中、激しく動き回ったら熱中症にならない方が可笑しい訳で、休み休み、そしてしっかり水分補給をしてレッスンを終えました。

その後、近所のスーパー銭湯に直行して水風呂に飛び込みました。来週になるとこの灼熱地獄状態は和らぐというのですが、どうなんでしょうね。大体、北海道札幌より沖縄の方が、気温が低いなんて日本はどうなってしまうのでしょうか。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。私は、前にも増して真っ黒であります。

8月9日の日曜日、QVCさんでベストセラーイベントが行われます。いつもは6月と12月に開催されていたものでありますが、今年から変更になったものです。クロワールアイネオが毎年ずっと選出されていたのですが、

8月となるとローテーション的にちょっと問題がありまして(内輪の話であります)今回は、クロワールシリーズとしてお茶で出場します。AM3時半と真夜中のオンエアーとなりますが、宜しかったらご覧ください。

甲子園大会が始まりました。株屋にいた頃は、夏の甲子園大会の間を夏枯れ相場といって全くの閑散期であったのを思い出したのですが、今はどうなんでしょうね。

だって暑いし、お盆とかの休みも重なるし、まあ、労働意欲は湧きませんな。高校生同士が一生懸命戦う姿というのはそれなりにいいと思うのですが、野球のユニフォームというのは、なぜあんなに暑苦しいのでしょうか

。基本上も下も重ね着であります。下は、長ズボンの下にスライディングパンツという厚手のステテコみたいなものを履いています。それにハイソックスの上に毛糸のようなストッキング、これも重ね履きです。上もアンダーシャツに上着を重ね着、

その格好で体感温度40度以上のグランドでプレーするのですから、私らおっさんがやったら間違いなく熱中症で倒れますな。

私が前々から言っているのですが、野球というのは競技としてスポーツと呼ぶには、余りにも運動量が少ないです。あの重装備だって、野球は出来ても、ラグビーやテニスだったら絶対に出来ないものです。

味方が攻めている間は、皆日陰で冷たい物を飲んで休んでいます。守っている間もしんどそうなのはピッチャーとキッヤチャー位、でも練習はしんどいです。プロ野球選手を見る限り、ベテランになるほど身体が緩んでスポーツ選手に見えません。

走っていて肉離れとかおこしちゃうし、よっぽど練習してないんだろうなと。やっぱり、ストイックに精進しているならイチローみたいに体系も変わらんでしょう。

まあ、そんなことを言ってもしょうがない事です。高校球児の方々は、頑張って下さい。

さて、今週広島で原爆の慰霊式典がありました。そして15日は終戦記念日、戦後70年を経過する訳でありますが、今ほど日本で平和ということについて国民の関心が高かったことは無かったような気がします。

安保法制を戦争法案と呼ぶ人が増えていますが、70年前の戦争を経験した人ほど、この安保法制に賛成する人は少ないのではないかと思います。この前久しぶり国会中継を観ていたのですが、話題の山本太郎参議院議員というのは、質疑答弁がとても上手いです。俳優だからテレビなれしているのでしょうか。

多分、話の進め方は国会随一といってもいいですね。他の議員さんも見習って欲しいです。

それにしても、この頃、安倍首相の周りで余計な事を発言する人がいて、かなり叩かれています。中には、基本的人権や主権在民がいけないとか、突っ込みどころ満載のトンデモナイ事を言う輩がいるのです。

まあ、こういう発言が続出するということは、これが自民党スタンダードであると思われても可笑しく無い訳で、安倍首相としてもさぞかし頭が痛いところでありましょうな。

中国のバブル崩壊危機、ギリシャのデフォルト問題などヤバイ話があるものの、日本やアメリカの株式は依然堅調な動きをしています。

ところが、ここにきて原油、金だけでなく、殆どの国際商品価格が急落しています。世界の代表的な商品の値動きを表すのがCRB指数であります。

構成品目はエネルギー関連から原油、暖房油、無鉛ガソリン、天然ガス、貴金属鉱物関連から金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、農産物食品関連が、小麦、大豆、トウモロコシ、綿花、砂糖、ココア、コーヒー、オレンジジュース、畜産関連が牛肉、豚肉と19品目であります。このCRB指数の直近安値が199,3とリーマンショックの安値200,3を下回ったのです。

まあ、このCRB指数は近年中国や新興国の主要拡大を背景に2008年、475まで暴騰しその後、リーマンショックで200,3と一気に急落し、それを底に370まで切り替えし、この下げで200を下回ったのですから、チャート的には、底が抜けた訳であります。アメリカを始めとする先進国の景気回復でありますが、実体経済を表す商品価格は間違いなく悪化しているのです。

欧米、日本、中国と異常な位の量的緩和によって世界には資金がダブついています。現状は、そのダブついた投資資金が、実体経済そのものといってもよい国際商品から逃避し、世界的に株式市場や国債市場に流れ込んでいるのです。

安保法制問題や新国立競技場問題ばかりがフォーカスされていますが、ここにきて様々な景気指標が悪化しているようです。

物の値段が下がっていることは、間違いなく世界的に景気が減速していることで、どこかで大きく反動が出ることを心配している今日この頃であります。毎日暑い日が続いていますので、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

柏崎

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