週刊柏﨑 第603回_QVCお客様大感謝デイ、ありがとうございました

先週の九州、関西に続き、今週関東地方も梅雨入りした模様であります。今の梅雨は、いきなり雷が落ちたり、暴風雨が降り、簡単に街が冠水とかしますので、注意が必要です。今週も熊本で大雨が降り、多数の人が安全な場所に避難しました。流石にこの頃は、自治体の動きも早いですね。いいことだと思います。

京都では、松ヶ崎の疎水や鴨川上流で蛍が見物出来ますので、もし京都においでになる方がいらしたら是非どうぞ。

6月5日〜7日はQVCさんで上半期お客様大感謝デイというイベントでありました。これって去年までのQVC上半期ベストセラーという大イベントであったのですね。私としては、今迄の様に番組内で皆さんにしっかりお礼を言えなかったことがチョット残念でありました。それでもイベント自体は盛況であったようでありまして、あのような場に出させて頂いた皆さんのご支援に対し厚くお礼申し上げる次第であります。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

地震保険の保険料が大幅にアップするようです。国と損保各社は、来年秋から家庭向けの地震保険料を全国平均で19%程引き上げる方針を固めました。実は地震保険料は、去年の7月に全国平均15、5%引き上げたばかりでありまして、もう大地震が来るのは避けられないのでしょうね。

何故国が損保会社と保険料を決めているかというと、地震保険は国が損保の支払いを担保しています。そりゃ東京に大地震がきたら損保各社ではお金は出せません。多分数兆円を超えますし。

先日も触れました京都の不動産がバブルっているのは、完全に関東のお金持ちが買っているからですな。街中の新築マンション、知り合いの不動産屋さんによると、購入しても住んでいない人がかなりいるそうです。地震が来ることの備えとしては、石油ストーブ、石油ファンヒーターではないですよ。地震がきたら電気は使えませんから、普通の石油ストーブ、勿論灯油も要ります。暖を取ることは当然、煮炊きするにも使えます。

そして水は風呂に常時貯めとくことが肝要です。飲むことよりトイレの処理の為、風呂を使った後流さない事、翌日風呂をたてる前に水を抜き、すぐお湯をはればよいことです。水とか食料は3日分位あればいいです。これから住宅を購入しようとしているなら、私だったら高層マンションは避けますね。エレベーターに閉じ込められたら最悪であります。つい最近、BSで「日本沈没」の映画を放送していたんですけど、あの小松左京先生の名作です。あながち無いとは言えませんな。あの時も地震が頻発していましたっけ。

先日ニュースを観ていたら、酒の安売りをさせない法律を与党自民、公明が作るような話をしていました。私のようなご飯を食べるのを忘れても晩酌だけは欠かさない呑兵衛にとってはゆゆしき問題であります。私は毎日ビールと焼酎のクロワール割を飲んでいまして、それら酒類は近所の「やまや」か「リカーマウンテン」といった酒の安売り店で購入している訳であります。

以前は酒を販売するのは免許制であり、酒類販売には大きな参入規制があったのですが、規制緩和の号令の元1998年に段階的に廃止になりました。それに伴い全国には、酒類販売のディスカウントストアや大手スーパーが相次いで酒の安売りを始めたのです。そうすると経営環境が厳しくなったのが所謂町の酒屋さんです。値段的には全く対抗出来ないのですから、コンビニへ事業転換したりして町の酒屋さんはどんどん減りました。

まあ、本来は市場が決めるべき価格を規制の元に守られてきた酒屋さんが、業界の改革を遅らせたのは間違いなく、それを政治の力を借りて再び規制をかけようとしているのは、時代錯誤も甚だしいことだと思います。

今現在、町の酒屋さんは昔の半分以下になっていて、例え価格規制をしても、コンビニを潤わすだけで、酒屋さんの復活は、かなり難しいと考えます。やはり基本は創意工夫、安売りには出来ない事をして消費者の支持を得ることが大切であります。今回与党内で動いている中心議員が「街の酒屋さんを守る国会議員の会」の会長の議員さんでありますが、昨日、今の「自由競争の世界、規制緩和の流れに逆行するのではないか。」とか「酒屋さんの団体から政治資金を貰っていることへの見返りでは」とマスコミの記者達に突っ込まれ、「あくまで街の酒屋さんに肩入れしたり、利益を計ったものでは無い」と苦し紛れに否定していました。

そして最後に言い放った「酒の安売りを規制することにより国民の健康を考えての法案であります。」とのお言葉、飲んでいたクロワール割の焼酎を噴き出してしまいました。それだったら「酒の値段を規制して国民の健康を守る国会議員の会」に名称変更することをお薦めします。

まあ、酒飲みとっては、大きなお世話でありますな。

そういえば、最近日本酒が外国で人気になっているそうで、それに伴い、結構外国で日本酒を造っている処が増えているみたいです。まあ、それはワインみたいなケースではよくある話であり、フランスやイタリアなどの本場はもとより、今ではアメリカや南米などでも現地で栽培されたブドウと使って良質なワインを造っていますね。

私的には、外国でその国のコメを使って日本酒を造ることは素晴らしいことと思いますし、それによってまだまだワインやウィスキーなどに比べてマイナー色が強い日本酒が世界的に認められるきっかけになればと思います。

ところが、日本政府は、この日本酒について日本産のコメを使って日本で醸造されたものでなければ日本酒と言ってはならないという誠にけつの穴が小さいことを言い出したのです。要は、日本酒は日本独自のお酒であるから「日本酒を飲みたかったら、日本から買いなさい、自分で造るなんてことは認めませんよ。」と言っている訳であります。WTO(世界貿易機構)の協定では、知的財産の一つに「地理的表示」による保護を認めており、今回の「日本酒」という名称からWTO加盟国に承認されれば海外産のコメを使ったり、海外で製造された酒は「日本酒」と表示できなくなるのです。

現在日本酒の消費が拡大しているアメリカでは、大手日本酒メーカーが5社あり、消費量の約半分をメイドインUSAの日本酒が占めているそうであります。一言で日本酒と言っていますが、様々な種類の日本酒があります。

例えば三倍醸造酒という水で希釈したアルコールで清酒を薄め、糖類で味を調節した日本酒があります。また合成酒といってアルコールに糖類やアミノ酸、有機酸などを添加して造った日本酒もある訳です。これらの日本酒は、戦争時のコメが不足していた頃に造られたものであります。

しかし国がこれらの日本酒もどきの清酒を日本酒として売るのを黙認していたため日本酒に対する評価が上がらなかったという事実もあるのですね。しかしながら、原料や製造方法に拘った醸造メーカーがこつこつと築いて今の日本酒ブームを作り出したといっても過言ではありません。美味しいものは美味しい、これが食品の真実であります。フランンス産のロマネコンティが日本産のワインの何百倍という価格でも販売できるように、日本産の日本酒が外国産の日本酒に負ける筈がありません。

ここは、ドーンと構えて日本の素晴らしい日本酒を広めていく、その方が長い目でみれば、日本酒の消費拡大に繋がると思います。まあ、本当に日本は、規制とかして縛りを作るのが好きですな。

柏崎

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