週刊柏﨑 第602回_近畿が梅雨入りしました

週初めに久々にまとまった雨が降りまして、それ以降気温が下がり、私的には過ごし易い日が続いています。気候的には、晴れでカラッとして湿度が低く、半袖のシャツに薄手のジャンバーに短パンというのが丁度いいぐらいが好きです。

実際、休みの日はその格好でどこにでも行きます。私は、新陳代謝が普通の人よりいいので、凄い汗かきです。知っているかもしれませんが。だから、ジメジメしていて暑いのは苦手です。寒いのも嫌いですけど。まあ、堪え性が無いのでしょうね。

今度の日曜日にQVCさんで開催されますイベント「ファン大感謝祭」に出演を予定しています。このイベントは去年迄の「上半期ベストセラー」であります。当然メダルは出ませんので、チョット残念でありますが、お得なセットをご用意しました。先駆けて今週の月曜日に同じセットをオンエアーで紹介したのですが、驚いたことにソールドアウトとなりました。日曜日に備えて慌てて追加納入しました。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
プレゼントの麻のバッグは本当にいいものですよ。私も銭湯に行くとき愛用しております。

毎週のように日本各地で地震が発生していて、かなり心配しています。先日、小笠原諸島近海であった地震は、あの3,11東日本大地震並のM8,5という規模の大地震でありましたが、幸いこの規模の地震としては、相当深い地層での震源であったので、被害は本当に少なくて済んだのです。

もし、震源地が東京湾で浅瀬の直下型であれば、東日本大地震を凌ぐ被害が出ていたかもしれません。また、火山も口永良部島で大きな噴火があったように、もう何があっても驚きませんな。

その点京都は、流石に元都、本当に天災の影響はありませんよ。この地震も娘とテレビを観ていて分かったのですが、全く揺れがあったなんて気づきませんでした。娘は、寝てたし。

京都も今は、至る所にマンションが建設されているのですが、業者さんに聞いた話では、関東の裕福層とか中国人が買っているのですって。京都市の中央部は、田の字地区というのですけど、この一帯は凄いバブルです。大阪や神戸の街中より高いですよ。

なんと、京都御所(厳密にいうと御所に隣接する梨木神社の敷地内)とか下鴨神社の敷地内にマンションが建てられています。当然億ションです。でも50年の定借地権です。どちらも完売だそうです。御所の物件は鴨居を通って入口があります。まあ、時代の流れなのでしょうかね。観光客だらけの京都の仏閣でありますが、どこもかしこも景気が良い訳ではありません。

清水寺や三千院のように拝観料を取っているところは、総じて良いですが、タダで入れるところは格差がありますな。ですから梨木神社や下鴨神社は結構キツイということなのでしょう。因みに今京都で一番混雑しているのは、伏見稲荷であります。ここは、入館料とか取っていませんが、初詣の賽銭が莫大でありますので余裕はありそうです。

今週、日本年金機構がサイバー攻撃され、個人の年金情報約125万件が流出しと模様であります。まあ、年金機構の職員が満足なセキュリティーもされていないパソコンで送られていた訳の分からないメールを開けるなんてアホとしかいいようがないですな。私の、パソコンにも色々なメールが山ほど送られてきますけど、それは無条件に削除します。

昔の「消えた年金問題」が今度は、「漏れた年金問題」としてまたまた事件を起こしそうです。今日の新聞等では、早速全国の年金受給者に不審な電話がかかってきているそうでありまして、くれぐれも注意をして下さい。今迄の通例では、この後更に漏えい件数が増えるような感じがいます。

来年から始まるマイナンバー制もあって国としてしっかりした個人情報管理の徹底が不可欠であります。国民一人一人に届く12ケタの番号マイナンバーは、家族構成、税金の支払い状況、所得や不動産などの資産状況、治療履歴といった93にも及ぶ個人情報が把握出来るものであります。こんなものが、流出したらその影響は年金情報一つの比ではありません。

実際昔と違って様々な方法で情報を盗むのですから、セキュリティー対策には大きな費用が要ると思います。個人的には、マイナンバー制には賛成なのですが、まだまだ問題は山積されていますね。

「安保法制は憲法違反」国会の衆院憲法審査会で専門家の意見を聞くために参考人として招かれた憲法学者3名が、安保法制や集団的自衛権の行使について反対を表明し、その理由をいずれも憲法違反と回答しました。

野党民主党が招致した慶應大学の小林氏は、元々様々なところで今回の安保法制を違憲と言い続けてきた方なので、この反対表明は当然として、集団的自衛権の行使や安保法制に前向きな維新の会が招致した早稲田大学の笹田氏、そして自民、公明、次世代の党の与党が招致した、あの私的には稀代の悪法と思っている特定機密保護法に賛成した早稲田大学の長谷部氏までが、違憲と反対を表明したのです。

安倍首相サイドとしては、この3人のうち、安保法制に小林氏が反対し笹田氏と長谷部氏が賛成するというのが、シナリオであったと考えていたのでしょう。多分、この参考人が3人とも違憲表明した後、与党側は蜂の巣をつついたようになったと思います。

以前このコラムで書いたと思いますが、世の中が変化し、時代が変わることによって現行の憲法では対応しきれなくなるのは、むしろ当然であると考えています。ですから集団的自衛権の行使という問題も(勿論私は反対ですが)、その状況に応じて議論すべきであると思います。

憲法を改正するには、きちんとした手続きがあります。まず国会で3分の2の改憲に対する賛成を得て、それから国民投票により過半数を取る、それで合憲的に憲法は改正出来るのです。憲法というのは、要は時の権力者の暴走止めることが大きな目的です。

今回の安保法制と集団的自衛権の行使を国民の承諾無しに決めてしまうのは、それは正しく権力者の暴走であり、それを有名な憲法学者が反対するのは、当たり前だのクラッカーであります。いくら、自分を買ってくれている与党や政党に請われても、それは学者としての矜持であります。

全く国民に与党に不利な情報を伝えない大手マスメディアに対しては、この先生方の爪の垢でも煎じてお飲みなったらと言いたいです。与党側にとっては、「話が違うよ」という違憲表明により流石に今国会でも強行採決が出来ない状態になりました。しかしながら、今の自民は完全に野党を舐めきっています。もし、強行採決に打って出るようなことがあったら、野党の存在価値はありませんし、メディアの報道姿勢も問われるでしょう。国民としてもそれは許してはいけないことでありますよ。

まあ、私のような門外漢でも、安保法制や集団的自衛権の行使は、ちゃんとした手続きなしではやってはいけないと分かる訳でありまして、日本にいる普通の憲法学者であれば、これを合憲という人はいないと思いますな。何か、いけいけの感じで、戦争出来る国になっちゃうのかなと心配していたのですが、少しでも歯止めが効いたのかなと、ちょっと良かったと思いますね。

柏崎

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