週刊柏﨑 第412回_インド出張【その4】
日本を縦断し大きな被害を残した台風が過ぎ去り、全国的に秋突入であります。朝晩はめっきり冷え込みがきつくなっていますが、日中は本当に過ごし易い陽気です。去年は猛暑の夏が終わったと思ったら、ほとんど秋らしさを感じないままに、いきなり冬になったので、しばらくこんな陽気が続いてくれればと思っています。今年は地震や台風といった災害にみまわれただけではなく、震災後の原発問題であるとかアメリカやユーロの経済問題とか、私達の周りはしんどい状況ばかりであります。為替は天井が見えない円高であるし、日本も含めて世界の株価は反対に底抜け状態です。こんな時、本来であれば日本の将来のかじ取りをすべき政治は、目を覆いたくなるような状況であります。今週、小沢一郎氏の三人の秘書が政治資金規正法違反により有罪判決を受けました。このことに対しては、特に感想はありません。多分控訴して長い裁判が始まるのでしょう。しかしながら、私は親分である小沢一郎氏の政治生命がこのことにより脅かされるのではということを危惧しています。私は以前も書いてきましたが、別に小沢氏の方を持つとか、支持をしているというわけではありません。私は小沢一郎氏について、どうしても解らないことがあるのです。彼を冷静に評価して、私の個人感として巷で言われるような凄い政治家であるとはどうしても思えないのです。小沢氏は岩手出身の世襲議員であります。弁も立つわけではないし、いつもブスッとしていて、とても人当たりが良いとはいえません。人相でも、はっきり言って良いとはいえないと思います。今回の疑惑にしても大方の人は、さもありなん、という感じでしょう。彼の師匠である田中角栄氏や小泉純一郎氏などのようなカリスマチックなところを小沢氏に見いだせないのです。しかしながら、小沢氏は実際、与党民主党で一番の実力者という現実があります。あんな状況に追い込まれながらも、小沢氏を慕う議員が数多く存在するし、ネットでも小沢氏の待望論は根強いのです。小沢氏は20年間に渡って日本の政治の中心に居続けています。私には解りませんが、これは小沢氏が本当に凄い政治家であるとしか考えられないのです。今、誰しもが日本の政治に対して、何の期待感も持てなくなっています。それは、どんな政党が政権を執ろうとも、どんな政治家が総理大臣になろうとも、今の閉塞感が打開できるとは思えないからです。現在、そしてこれからの将来は、多分間違いなく有事の時であると思います。だったら私はこの状況を打破するためには、色々問題はあることは解りますが、小沢氏しかいないと思っています。というよりも、小沢氏にやらせてみたいという方が本音かもしれません。これで小沢氏が口ほどでもなかったら、彼の政治生命は終わりです。とにかく、個人的には彼の本当の力を見てみたいと思うのです。
前置きが長くなりました、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、インド出張パート4であります。前回でも触れましたが、インド人は結構おとなしい人が多いというのが意外でありました。アジアで同じ巨大人口を抱える中国は、それはもう喧しくて町のあちこちでは、中国人同士が言い争いをしている印象が強いのです。まあ、それでも黒くて顔が濃く、男性であれば、ほとんどの人が濃いひげを蓄えていて、同じ顔に見えるインド人、それはそれで暗がりで遭遇すれば、びびってしまいます。街中部であれば、ほとんどのインド人は英語を話します。ただし英語力はともかく、ケニア人の方が発音はきれいで聞き取りやすいと思います。この南部地方の英語は、非常にラテン的な発音で、正直、私のようなプアースピーカーでは聞きとるのが困難でありました。ラテン系はRの発音を「アル」というのが特徴でありまして、例えばNUMBER1,「ナンバーワン」を「ナンバルワン」と発音します。同行していただいたケミンの橋本さんは、なにしろアメリカのケミン本社で、いつも英語で会議をしているような方なので、聞き取れない部分については、通訳してくれたので、不自由は感じませんでした。AVT社のコーチにあるマリーゴールドからルティンを作る最終工程の工場は思っていたよりも、はるかに近代的であって、様々な装置を使って、成分や安全性を分析しているのが印象的でありました。
今回のインド出張では、インド南部の山岳地帯コインバトール、バンガロールそしてインド洋に面した沿岸部コーチと三都市を回ったのですが、食事もおいしく、治安や現地の人もフレンドリーでケニアのようなストレスは感じませんでした。物価に関しては、ただでさえ日本に比較すればかなり安いのですが、さらにこのところの円高で買い物をすれば相当お得感があります。通貨のルピアは1ルピア1.5円位でしょうか。私の感覚では物価は日本の三分の一から四分の一ぐらいでありました。インドに住むことがOKであれば、今の日本での収入があれば、相当いい暮らしが出来ること請け合いです。私は遠慮しますが。インドにはレストランとかバーのような夜のもてあました時間をつぶすような場所がホテル以外ほとんどありません。それでインド滞在中の夜間はホテルの部屋でテレビを観ることが多かったのですが、番組では通販番組が、やらせあり、薬事法なんて関係無しという感じで思わず笑ってしまうような内容でありました。ホテルのテレビチャンネルは80局以上あります。大体がニュースとドラマ、映画、スポーツそれと宗教の番組というところです。映画は以前日本でもちょこっと流行った、インド人のオッサンと民族衣装をきた女性がインド独特の音楽に合わせて踊って歌うインド版ミュージカルでありますが、どれもワンパターンで言葉も解らないし、すぐ飽きてしまいます。スポーツは、サッカーをたまにやっていますが、もうクリケット、クリケットという感じで一日中クリケットをやっています。クリケットというのはイギリスを発祥とした野球のルーツであるスポーツです。ボートのオールを短くしたような木製バットでピンポンダマより少し大きいボールを打つのですが、観ていても、ルールは全く解りません。試合中にいきなり、選手全員でティータイムやランチタイムを摂ったりして優雅なスポーツであります。テレビでは四六時中放映しているのですが、なんでも、一試合が一日かかるのだそうです。競技人口はサッカーに次いで世界2位でありますが、これは12億の人口を有するインド人がほとんど、このクリケットをするからと言われています。インド代表チームの選手は、それはもう大スターであって、イチローや本田を凌ぐほどであります。さてインドの通販番組でありますが、次回に詳しく書きたいと思います。日本でやったら、間違いなく捕まりますね。
前置きが長くなりました、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、インド出張パート4であります。前回でも触れましたが、インド人は結構おとなしい人が多いというのが意外でありました。アジアで同じ巨大人口を抱える中国は、それはもう喧しくて町のあちこちでは、中国人同士が言い争いをしている印象が強いのです。まあ、それでも黒くて顔が濃く、男性であれば、ほとんどの人が濃いひげを蓄えていて、同じ顔に見えるインド人、それはそれで暗がりで遭遇すれば、びびってしまいます。街中部であれば、ほとんどのインド人は英語を話します。ただし英語力はともかく、ケニア人の方が発音はきれいで聞き取りやすいと思います。この南部地方の英語は、非常にラテン的な発音で、正直、私のようなプアースピーカーでは聞きとるのが困難でありました。ラテン系はRの発音を「アル」というのが特徴でありまして、例えばNUMBER1,「ナンバーワン」を「ナンバルワン」と発音します。同行していただいたケミンの橋本さんは、なにしろアメリカのケミン本社で、いつも英語で会議をしているような方なので、聞き取れない部分については、通訳してくれたので、不自由は感じませんでした。AVT社のコーチにあるマリーゴールドからルティンを作る最終工程の工場は思っていたよりも、はるかに近代的であって、様々な装置を使って、成分や安全性を分析しているのが印象的でありました。
今回のインド出張では、インド南部の山岳地帯コインバトール、バンガロールそしてインド洋に面した沿岸部コーチと三都市を回ったのですが、食事もおいしく、治安や現地の人もフレンドリーでケニアのようなストレスは感じませんでした。物価に関しては、ただでさえ日本に比較すればかなり安いのですが、さらにこのところの円高で買い物をすれば相当お得感があります。通貨のルピアは1ルピア1.5円位でしょうか。私の感覚では物価は日本の三分の一から四分の一ぐらいでありました。インドに住むことがOKであれば、今の日本での収入があれば、相当いい暮らしが出来ること請け合いです。私は遠慮しますが。インドにはレストランとかバーのような夜のもてあました時間をつぶすような場所がホテル以外ほとんどありません。それでインド滞在中の夜間はホテルの部屋でテレビを観ることが多かったのですが、番組では通販番組が、やらせあり、薬事法なんて関係無しという感じで思わず笑ってしまうような内容でありました。ホテルのテレビチャンネルは80局以上あります。大体がニュースとドラマ、映画、スポーツそれと宗教の番組というところです。映画は以前日本でもちょこっと流行った、インド人のオッサンと民族衣装をきた女性がインド独特の音楽に合わせて踊って歌うインド版ミュージカルでありますが、どれもワンパターンで言葉も解らないし、すぐ飽きてしまいます。スポーツは、サッカーをたまにやっていますが、もうクリケット、クリケットという感じで一日中クリケットをやっています。クリケットというのはイギリスを発祥とした野球のルーツであるスポーツです。ボートのオールを短くしたような木製バットでピンポンダマより少し大きいボールを打つのですが、観ていても、ルールは全く解りません。試合中にいきなり、選手全員でティータイムやランチタイムを摂ったりして優雅なスポーツであります。テレビでは四六時中放映しているのですが、なんでも、一試合が一日かかるのだそうです。競技人口はサッカーに次いで世界2位でありますが、これは12億の人口を有するインド人がほとんど、このクリケットをするからと言われています。インド代表チームの選手は、それはもう大スターであって、イチローや本田を凌ぐほどであります。さてインドの通販番組でありますが、次回に詳しく書きたいと思います。日本でやったら、間違いなく捕まりますね。
クロワールカフェ:http://www.al-japan.com/movie/index.html
楽珍堂:http://www.rakuten.ne.jp/gold/al-japan/movie/index.html