週刊柏﨑 第413回_インド出張【その5】
「天高く馬肥ゆる秋」まさにこの言葉を言い表すような季節になりました。今週は初めに天候が崩れましたが、その後は本当に過ごし易い日が続いています。朝晩は少し冷え込みますが、それでも日中は私にはちょうどいい位の気温であります。北海道では早、初雪が降ったとのことで、後1ヵ月もすれば、冬到来となって今年も終わりとなるのでしょう。10月6日で私は56歳になりました。気持ちは、まだまだ若いと思っているのですが、歳からいえば完全に老年期に入った訳で無理をせず健康に過ごすことに心がけて頑張りたいと思っています。今週、アップルの創業者であるスティーブ、ジョブス氏が亡くなられました。享年56歳、まさに私と同じ年であります。つい最近テレビでその姿を観た時の余りの痩せ方と癌を患っているということを考えると、うすうす危ないとは思っていましたが、本当に早すぎる「死」であります。まあ、同じ年といっても、共通するのはそれだけで、かたや、アメリカのいや世界の株式時価総額トップの企業であるアップルの創業者私は、いつ潰れてもおかしくない零細企業のおっさんで比べることもためらう程の差があります。もともとアップルという会社は、マッキントッシュというパソコンを販売していたのですが、このマッキントッシュ=マックはデザイナーとか建築家などのプロフッショナルには絶大な人気があったものの、その使い勝手のせいで、IBMやマイクロソフトなどに比べるとどうしても、マニアのコンピューターという位置づけであったのです。それが大きく変ったのが、iPadとiPhoneです。この携帯型の端末を売り出すやアップルは世界一といってもいい企業となったのです。特に携帯電話のあり方を大きく変化させたiPhoneは画期的なもので、今やほとんどの人がタッチパネルによって携帯電話を操作しています。私のような機械オンチには全く無用のものでありますが、今後、携帯電話はほとんどがこのタイプに変わっていくでしょう。ジョブズ氏が偉かったのが、アップルという会社をハードとソフト、一緒に育てていったということで、この戦略なくして、今のアップルは無かったと思います。本来であれば、ジョブズ氏はこれからの情報化社会に様々な貢献をされたと思います。
つつしんでお悔やみ申し上げます。合掌
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。まあ、あれだけ凄い人であっても、これだけ早く亡くなってしまえば、人生として果たして満足いくものであったのか、甚だ疑問なわけで、やっぱりたいして取り柄がなくても、健康に長生きするということは、万民の望みであります。かといって、我々の健康のためといって国から様々な規制や法律を作られるということは、大きなお世話であります。今月からデンマークでは、脂肪税という制度が設けられました。これは食べ物に含まれる飽和脂肪酸の量に応じて課税されるもので、バターやチーズなどが対象になります。ハンガリーではポテトチップスやスナック菓子類に、フランスでは砂糖を含む清涼飲料に課税されるという話であります。動物性油脂やトランス脂肪酸、過度の塩分や糖分が体に良くないことは確かですが、だからって国が課税によってそれらの消費を抑え皆さんのためですよというのはなんだかなーという感じです。こんなことをしても太る人は太るし、病気になる人はなりますから。
さて、先週の続き、インドの通販事情であります。ホテルでテレビを観ていて、とにかく驚いてしまったのが、健康食品の通販番組でありました。基本的にテレビ通販自体があまりポピュラーでないのか、頻繁には観ることは無かったし、商品もこの2商品、2番組以外は観ることもありませんでした。この2つの商品とその番組内容について説明します。
まず、日本でも通販番組のメジャー商品、ダイエット食品であります。テレビで放映していたのは、ダイエット茶であります。番組は1時間近くやっているのですが、成分に関する説明は一切ありません。ヒンズー語なので、その意味を理解することは当然出来ませんが、この手の番組は感覚的になんとなく解るのです。とにかく、使用前の写真、使用後の本人のオンパレードであります。以前、日本でもダイエット食品のチラシで使い、当局から摘発された、使用前写真のコンピューター処理偽造がみえみえなのです。これは、元々スリムな人の写真を、コンピューター処理によって横に膨らませるもので、とにかくその画像は不自然で、「こんなやつおらんだろー」というような不気味なデブができあがります。そして本来の姿である使用後の痩せた人が涙ながらに感謝するという具合です。それを、十人以上紹介するのですから、最後は笑ってしまいます。それでももう一つの番組からみれば、まだまだまともであります。それぐらいもう1つの番組は、ひどいというか、もはやヤラセを通り越して、ドラマのようであります。商品は多分、グルコサミン、コンドロイチンの類だと思います。まず、何百人もの観客がいる会場に、みのもんたとミッキー安川を足して二乗したような怪しげな司会者がなんとポケットに手を突っ込んだまま登場、多分「奥さーん、こんな素晴らしい商品はありませんよー」てなことを言っているのだと思うというかそうとしか考えられないという感じであります。そして、数人の美人アシスタントと多分家族に支えられて、車いすに乗ったおばあさんと松葉杖を使って歩くおじいさんが登場、もうこの時点でなんか結末が解ってしまうのは、船越栄一郎が主演の2時間ドラマのようであります。おばあさんとおじいさんは、涙ながらに足が痛い、腰が痛い、歩けないだったら、家族に迷惑がかかる、私はいっそ死んでしまいたいという感じなことを言っていると思います。もう家族も廻りの観客も涙、涙であります。そこに期待通りというか、みのさんとミッキーさんのような司会者がドラエモンのように登場し、ポケットの中から取り出したのが、このサプリであります。車いすのおばあさんも松葉杖のおじいさんも、こんなものが効くはずがないという感じです。しかしながら、みのさん、ニッコリ「大丈夫」、二人はこのサプリを飲みます。そして数分後、当然といえば当然ですが、おばあさんは車いすから立ち上がり、おじいさんは、松葉杖を投げ捨てて、二人共、信じられないという表情で自力歩行が出来ましたとさ。本人、家族観客と涙と拍手の嵐でありました。最後にみのさん、商品を持って「奇跡は起こりました。」とたぶん絶対言っていると思います。こんな番組がありだったら、健食業界にとっては、天国のようなところですね。しかも驚いたのは、その番組のカバーするエリアの広さです。なんとインド全域から近隣のパキスタン、バングラデッシュ、まで視聴可能でしかも商品購入も出来るのです。私はかなり本気でAVTの社長のクマーさんにインドの通販の市場調査を頼みました。目が見えない人がクロワールアイネオを飲んで、「見えるようになりました。」やってみたいです。
つつしんでお悔やみ申し上げます。合掌
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。まあ、あれだけ凄い人であっても、これだけ早く亡くなってしまえば、人生として果たして満足いくものであったのか、甚だ疑問なわけで、やっぱりたいして取り柄がなくても、健康に長生きするということは、万民の望みであります。かといって、我々の健康のためといって国から様々な規制や法律を作られるということは、大きなお世話であります。今月からデンマークでは、脂肪税という制度が設けられました。これは食べ物に含まれる飽和脂肪酸の量に応じて課税されるもので、バターやチーズなどが対象になります。ハンガリーではポテトチップスやスナック菓子類に、フランスでは砂糖を含む清涼飲料に課税されるという話であります。動物性油脂やトランス脂肪酸、過度の塩分や糖分が体に良くないことは確かですが、だからって国が課税によってそれらの消費を抑え皆さんのためですよというのはなんだかなーという感じです。こんなことをしても太る人は太るし、病気になる人はなりますから。
さて、先週の続き、インドの通販事情であります。ホテルでテレビを観ていて、とにかく驚いてしまったのが、健康食品の通販番組でありました。基本的にテレビ通販自体があまりポピュラーでないのか、頻繁には観ることは無かったし、商品もこの2商品、2番組以外は観ることもありませんでした。この2つの商品とその番組内容について説明します。
まず、日本でも通販番組のメジャー商品、ダイエット食品であります。テレビで放映していたのは、ダイエット茶であります。番組は1時間近くやっているのですが、成分に関する説明は一切ありません。ヒンズー語なので、その意味を理解することは当然出来ませんが、この手の番組は感覚的になんとなく解るのです。とにかく、使用前の写真、使用後の本人のオンパレードであります。以前、日本でもダイエット食品のチラシで使い、当局から摘発された、使用前写真のコンピューター処理偽造がみえみえなのです。これは、元々スリムな人の写真を、コンピューター処理によって横に膨らませるもので、とにかくその画像は不自然で、「こんなやつおらんだろー」というような不気味なデブができあがります。そして本来の姿である使用後の痩せた人が涙ながらに感謝するという具合です。それを、十人以上紹介するのですから、最後は笑ってしまいます。それでももう一つの番組からみれば、まだまだまともであります。それぐらいもう1つの番組は、ひどいというか、もはやヤラセを通り越して、ドラマのようであります。商品は多分、グルコサミン、コンドロイチンの類だと思います。まず、何百人もの観客がいる会場に、みのもんたとミッキー安川を足して二乗したような怪しげな司会者がなんとポケットに手を突っ込んだまま登場、多分「奥さーん、こんな素晴らしい商品はありませんよー」てなことを言っているのだと思うというかそうとしか考えられないという感じであります。そして、数人の美人アシスタントと多分家族に支えられて、車いすに乗ったおばあさんと松葉杖を使って歩くおじいさんが登場、もうこの時点でなんか結末が解ってしまうのは、船越栄一郎が主演の2時間ドラマのようであります。おばあさんとおじいさんは、涙ながらに足が痛い、腰が痛い、歩けないだったら、家族に迷惑がかかる、私はいっそ死んでしまいたいという感じなことを言っていると思います。もう家族も廻りの観客も涙、涙であります。そこに期待通りというか、みのさんとミッキーさんのような司会者がドラエモンのように登場し、ポケットの中から取り出したのが、このサプリであります。車いすのおばあさんも松葉杖のおじいさんも、こんなものが効くはずがないという感じです。しかしながら、みのさん、ニッコリ「大丈夫」、二人はこのサプリを飲みます。そして数分後、当然といえば当然ですが、おばあさんは車いすから立ち上がり、おじいさんは、松葉杖を投げ捨てて、二人共、信じられないという表情で自力歩行が出来ましたとさ。本人、家族観客と涙と拍手の嵐でありました。最後にみのさん、商品を持って「奇跡は起こりました。」とたぶん絶対言っていると思います。こんな番組がありだったら、健食業界にとっては、天国のようなところですね。しかも驚いたのは、その番組のカバーするエリアの広さです。なんとインド全域から近隣のパキスタン、バングラデッシュ、まで視聴可能でしかも商品購入も出来るのです。私はかなり本気でAVTの社長のクマーさんにインドの通販の市場調査を頼みました。目が見えない人がクロワールアイネオを飲んで、「見えるようになりました。」やってみたいです。
クロワールカフェ:http://www.al-japan.com/movie/index.html
楽珍堂:http://www.rakuten.ne.jp/gold/al-japan/movie/index.html