週刊柏﨑 第457回_ロンドンオリンピック
このところの雲は完全に真夏のものとなっています。大変暑い日が続いています。大体毎日、気温が30℃~35℃だと報道されていますが、昼間の日の当たる場所での最高気温は40℃以上ある訳で、こんな体温より高い気温の中で動くことは本当に大変な事だと思います。
今週、薬用クロワールはみがきジェルのオンエアの為に東京に出張したのですが、京都の方が関東よりかなり暑いと感じました。QVCのある海浜幕張は海の側にある為に、風が良く吹きます。あの盆地特有の、高温・多湿の京都の夏の暑さは本当に辛いものがあります。夏場の京都旅行にお越しになるなら、鞍馬や貴船などがおすすめです。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
先日、薬用クロワールはみがきジェルのオンエアがございました。ご覧になられた皆様、有難うございました。
同時刻にオリンピックでなでしこジャパンのライブがあったのですが、皆さんからの大きな支援を頂く事ができました。厚く御礼申し上げます。実際、この日のなでしジャパンの南アフリカとの試合の最高視聴率は28%あったそうであります。こういうオリンピックのような、国際的な全世界から注目されているイベントが四六時中放映されると、QVCやショップチャンネルのような24時間通販チャンネルは厳しいですね。
という訳で、ロンドンオリンピック真っ盛りですが、私の感覚からすると、今までのオリンピックほど、余り盛り上がっている感じがしません。映像で映し出される会場はどこも空席が目立つし、開催国のイギリスからして成績は振わないし、熱狂的な感じが見受けられません。
イギリスは加盟してはいませんが、ギリシャ問題でユーロは大変な状態で、オリンピックどころではないかもしれません。かつてオリンピックを招致することによって、その国が活性化するというパターンがありました。
既に近代化しているロンドンに比べると前回の北京、そして次回のリオデジャネイロなどは、オリンピックがもたらす効果は絶大かな?と思います。現在、一部だけが盛り上がって再チャレンジモードに入っている東京オリンピック招致ですが、多分ロンドンより冷めたものになるような気がします。今回の日本は、メダルの色はともかく数は多く獲れそうな気がします。
毎回日本の活躍が期待される柔道ですが、もはや日本のお家芸とは言えなくなっています。
あれだけ期待の選手が、序盤で負けてしまうのですから、もはや選手間の力量は紙一重、あとは選手の執念が勝敗を決めるような感じであります。
民主党が政権を取った後の目玉、事業仕分けで仕分け対象に上げられたスポーツ関連の予算でありますが、なぜか倍近くまで増加されております。ですから強化費用はしっかり出ている訳で、あと日本に足りないものは引退後のギャランティーだと思います。
水泳の北島選手やバトミントンの潮田選手など、テレビ業界へのトラバーユが確実な数少ない選手を除いて、殆どの選手は将来について不安を持っていると思います。それがメダルによって将来が約束される、他国の選手との執念の差と言えるのではないでしょうか。日本選手が良い結果を出せば、私自身やはり嬉しく思います。テレビを通してしっかり「ガンバレ、日本」です。
さて先週金曜の夕方、永田町の首相官邸前で行なわれていた原発再稼動に反対する抗議デモは、相変わらず本当に多数の参加者で、その数も減るという事がありません。先日テレビでその様子を眺めていたのですが、その中に民主党元総理の鳩山由紀夫氏の姿が。彼はマイクを握り、「皆さんの新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。思いは同じです。流れを変える役割を果たしたい。」そして「今から官邸に思いを伝えてきます。」とデモの参加者の前で言っているのです。
実際、鳩山氏は官邸へ行って、デモの参加者と野田総理の話し合いを訴えたのです。この行動に対し、マスメディア、政治家の声は驚くほど冷めたものでした。
新聞各紙やテレビは「政権与党の元首相がデモに参加すること自体、異例の事だ」とか「鳩山氏の目立ちたがり屋ぶりは度を越している」「完全に大衆に迎合したもので、次回の選挙が危うい鳩山氏の焦り」とか、それは言いたい放題という感じです。私は個人的に鳩山氏を支持します。
むしろ自分の家前で何万人もの人が雨にもかかわらず、原発再稼動に反対して抗議しているのに、それを無視するのは民主主義国家において、いかがなものかと思います。
田中康夫氏や亀井静香氏などは以前から参加していたらしいですが、こんな事は一言も言われていないのです。私は前から小沢氏には是非このデモに参加して欲しいとこのコラムで書いてきました。
「国民の生活が第一」なら、いまの国民は原発問題が一番の関心事なのです。ならば政党名通り、国民と一緒になって行動すべきです。増税、オスプレイ問題、TPPと、政府に対する反対行動はつきません。その中で鳩山氏や田中氏、亀井氏などがとった行動は、「国民の生活が第一」であったと思います。雨にも濡れない涼しい部屋にいて、文句ばかり言っている人達は少しは見習ったらいかがであろうと思うこの頃です。