週刊柏﨑 第322回_為替とメジャーリーガー

今年最後のコラムとなります。くどいようですが、あっという間の一年であります。未曾有の不況と言われ、本当に日本中厳しい状況下、皆様のご支援のおかげでなんとか年を越すことが出来そうです。厚くお礼を申し上げます。先週にふれました愛犬ハクの病状でありますが、このコラムをご覧の方から励ましのお声を頂き、うれしく思っています。
先週からの投薬の効果なのか、獣医には内緒で与えているクロワールゴールドの効果なのか、なんぼか回復の兆しがありますので、外科的手術の道も考えているところであります。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?ペットの健康保険というのに加入してなかったことに後悔をしている柏崎でございます。
寒い寒いと言っていたら、アメリカやヨーロッパでは大寒波に見舞われているようであります。アメリカのメリーランド(ワシントンD.Cのそば)には、嫁の姉が住んでいるのですが、なんでも朝起きたら積雪が1メートルぐらいあって、表に出られないそうですし、ヨーロッパでは毎日数十人単位で凍死者が出ているという話であります。
日本はまだそこ迄の気温ではないのですが、それでもこのところ暖房器具を使うことが常になっているのです。コスト的にみると、やはり石油ストーブ。要は灯油が一番経済的であるのですけで、数年前からみれば灯油ってガソリンに比べて余り下がっていない気がするのです。
鳩山内閣はガソリンの暫定税率について、マニュフェストにあった廃止から維持するという決定を発表しました。福田内閣の時にあれだけ騒いで一時的に廃止したガソリンの暫定税率もやっぱり「下げられませんか」というしかありません。
それにしても、来年の通常国会で自民党が暫定税率廃止法案とかを出してきたら笑ってしまうというか、もう日本の政治家というのは全く信用が出来ないというしかないです。でも、そもそも、政治屋というのは、そういう商売なんだなと納得するしかないのです。そのガソリンの暫定税率を廃止できないのなら、せめて、我々庶民の暖房エネルギーである灯油の税金を下げてもらえないのでしょうか・・・。せめて灯油が18リットルで500円ぐらいになると、かなり有り難いのですが。
このところの原油価格と急激な円高を考慮すると、コストは大分下がっていると思うし、ガソリンに比べれば国の負担も小さいし、一時的であると思います。今の為替相場は円高であるのですけれど、その円高を強く再認識してしまうのが、松井秀喜選手をはじめとするメジャーリーガーの年俸なのであります。
今年のワールドシリーズで、MVPに輝いた松井秀喜選手は、ヤンキースに残ることが出来ずに、エンゼルスにFA移籍をした事は、皆様ご存知だと思うのですが、その年俸が、約650万ドルであったわけです。
去年であれば650万ドルとは・・・1ドル=120円で7億8千万でありましたのが、現在では1ドル=88円 5億7千万円であります。どちらにしても、我々からしてみればとてつもない報酬ですが、日本に高年俸選手、阪神金本選手は5億5千万円であるし、ソフトバンク松中選手は5億円であることを考えると、このところの円高によって、天下のメジャーリーガーと日本選手の年俸に大した開きがなくなっているのです。もし来年に、円高が更に進んで1ドル=50円なんてことがあると、松井選手と巨人の谷選手は同じ年俸になってしまうのです。
「だったら、阪神は金本選手をクビにして、松井とイチローを10億ずつ払ってとらんのはおかしいやろ!」と銭湯のサウナ室では大盛り上がりであります。確かに、1ドル=50円となると、10億円は2000万ドル。あの世界一の高年俸、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスとたいして変わらなくなるのですから。
取りとめのない文章ですみません。最後に週刊朝日に載っていた「飲むヒアルロン酸は効かない」という記事であります。なんでもキューピーが2003年にヒアルロン酸を使った自社商品に特定保健用食品(トクホ)申請を行ったのですが、不許可になったという事なのです。厚生労働省の調査会では「ヒアルロン酸の体内動態が不明確であること。有効性が認められない事、健康の維持増進に寄与することが期待できそうにない」との指摘がされ、トクホとして認められなかったのです。これでは、ヒアルロン酸のサプリは、何の効果もありませんよと言われているようなもので、まさに踏んだりけったり。キューピーとしては、高い費用をかけてなんにもならない、やらなければ良かったという結果なのです。ヒアルロン酸というのは、皆様のお肌の中に存在していて、水を貯え、重要な保湿成分であるとともに、この頃では、関節での軟骨をサポートする成分として、美容とヒザなどの痛みの解消サプリとして人気になっています。
キューピーだけではなく、某大手健康食品メーカーでも主力商品として販売しています。私は常々こういったヒアルロン酸とかコラーゲンのような、体の中で分解されて違う成分になってしまう成分については、摂取する人によって個人差があるものなのですが、これだけのマーケットがある以上、やはり何かの体感がなければリピートはないのだから、摂らないよりは摂った方が良いという見解であります。
思いつくままにダラダラ述べましたが、今年はこれで最終です。本当にお世話になりました。来年も本年同様、よろしくお願いいたします。皆様も良い年をお迎えくださるようお祈り申し上げます。

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