週刊柏﨑 第315回_ハロウィンと薄毛

「天高く馬肥ゆる秋」。関東地方には、台風の影響があったようですが、京都を初めとする関西はまさに秋晴れ。一年を通して、一番過ごし易い陽気ではないかと思います。私の住む国際会議場近くは、木々が赤く色づいて、紅葉シーズンに突入しようとしています。秋は、食欲の秋といわれる様に、食べ物がおいしい季節です。京都の秋といえばやはり松茸が一番なのですが、丹波産の松茸なんていうと、それこそ目玉が飛び出るような値段でありますので、私はもっぱらさんまを食しております。今年のさんまは、夏ごろから値段が安くて味も良い、本当に我々一般ピープルには有難い食材であります。皆様元気でお過ごしでしょうか。
週末の10月31日はなんでもハロウィンというお祭りの日なんだそうであります。まあ名前を聞けば大体の方は、海外のイベントであることは推測できると思いますが、なんかとっても印象に残らないというか、中途半端なイベントであるのです。クリスマスやバレンタインデーは日本でそれなりのイベントとして認知されているが、少なくとも私のまわりではあまり浸透はしていません。ただ、エーエルジャパンがある京都北山の植物園では毎年ハロウィンの飾りつけで大小のカボチャが並んでいてそれなりであります。バレンタインデーはチョコレート、クリスマスはケーキとかローストチキン、ハロウィンは何を食べたり贈ったりするのでしょうか。「カボチャの煮物か?」と嫁に尋ねたら無視された柏崎でございます。
何でもアメリカでは子供も大人も仮装して、近所の家を廻ってお菓子をもらう非常に楽しいイベントなのだそうですが、菓子メーカーの思惑がミエミエの日本では、この先も浸透しづらいのではと思います。それでも東京ディズニーランドでは毎年どんどん派手になっているそうです。そして私のなじみの銭湯ではなぜかハロウィンの飾りつけをしっかりやっています(クリスマスや正月の飾りつけはしょぼい)。
さて、東京に出張した際に、大学時代の友人5~6人と定期的に飲み会をするのですが、最近、メタボや病気の話とともに話題になるのが頭の毛の話です。流石にこの年齢になると、黒くてふさふさの発毛をしていることは、かえって不気味になる位で、髪が薄くなっているとか本当にハゲているとかの友人が多くなっているのです。また髪の毛が今でも多くあるヤツ(憎い)も白髪混じりになっていて、大学時代とは、メタボの体型と相まって、全く違うオッサンに変貌してしまっているのです。私の場合はQVCで皆様ご覧になっている通り、頭頂部が薄くなってきて、いわゆるカッパ型にハゲることを恐れている訳です。私としては、どうせ年をとるのであればロマンスグレーでそれをオールバックにしたソニーの故盛田昭夫氏のようになりたいのですが、今の途中段階を考えるとまず無理な相談であるのです。というか最悪の場合、故横山ノック氏のようになる可能性もあるので、これだけは避けるべく何か対策をしなくてはなりません。
流石に薄毛にクロワールが効く可能性も薄いのですが、先日ずっとクロワールプラスを飲んでいる女性のお客様がお茶で頭皮をマッサージしたら、毛が生えてきたというので、今はたまに気がつくとやってはいます。さて、大学の友人で薄毛対策をしているものが私を入れて4名(1人はノック氏状態で放置)いるのですが、今迄、私がアメリカの友人から取り寄せたロゲインというトニックタイプの毛はえ薬を始めとして様々な薬用育毛剤を試したり、アミノ酸系の毛髪サプリを使ったりしたのですが、コレといって実感をするにいたらなかったのです。かといって、TVで大きく宣伝している育毛コースで高額な費用を出すなんてことは考えてもいないし、それこそ頭に本物っぽい毛を植え込むとか、かつらをかぶるなんて想像もつかないのです。その友人の中でこのところあきらかに頭髪に変化がある者がいたのです。聞くところによると、あの経口発毛薬プロペシアを飲んでいるというのです。
まあ、変化しているといっても大したことはないのですが、それでも以前に比べて、外から見える地肌が黒くなっているのです。ちなみにプロペシアというのは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬としてアメリカFDAより認められた経口薬で、日本では専門医の診察と処方箋によって手に入れることが出来るのです。価格は診察代込みで1月1万円位だそうです。あと友人が言うには、プロペシアを飲んでから力が入らないというか、ゴルフの飛距離も落ちたし、なんか前とは違うというのです。これは、プロペシアによる発毛が男性ホルモンを減退させて、女性ホルモンを多くすることによって毛が生えるという仕組みが原因らしいのです。全ての使用者に出るわけではありませんが、プロペシア使用者にみられる典型的な副作用ということです。
今のところ、私は使うつもりはありませんが、もし白髪のロマンスグレーになる薬が出たら、多少の副作用があっても使うつもりです。まあ、つるっパゲ状態の友人を見ている限り全く気にしていないし、頭を洗うのも楽そうだし、私も現実を受け止めるのでしょうね。

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