週刊柏崎 第821回 日本の本当の新型コロナウィルス感染者数は

桜の季節も新型コロナウィルスの影響で盛り上がらないうちに終了しました。私もそれなりに長いこと生きてきましたが、こんな厳しい環境下での春は初めてであります。京都は他の都道府県の中でも内外の旅行者の消費をあてにした観光産業の依存度が高く、新型コロナウィルスによる旅行者の激減が心配されていましたが、その影響は予想以上のでありまして、はっきり言って現在の京都の景況感は壊滅状態です。ニュースや新聞などで報道されている限り、日本どころか世界中景気は酷い状態でありますが、最早インバウンド無しでは生きていけなくなってしまった京都には今や将来に対する期待感を感じることが出来ません。夜に犬の散歩で街中を歩きますと、出来たばかりのホテルやゲストハウスが至る処に在る訳です。そのホテルを見上げますと、全ての部屋の窓に明かりが燈っていないのですよ。小さなゲストハウスに至ってはバリケードが張ってあってひとけが有りません。先日、会社からの帰り道に祇園から四条河原町を通ったのですが、開いているのはコンビニとドラッグストア位で真っ暗でした。明けない夜は有りませんが、今はいつその夜明けが来るか見当が付かない訳で、危機感がつのります。
今のままでは、ゴールデンウイーク明けに解除されるとされている全国の緊急事態宣言も、更に延長が予想されます。まあ、今を慎重かつ確実に生きるしかないです。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。何でもいいですから良い兆しが出て欲しいと思います。

さて、毎日新型コロナウィルスの話題ばかりで嫌になるのですが、今度ばかりは、この新型コロナウィルスは簡単に終息することは無いと認識する必要があるのではないかと思っています。何故かと言うと、どうしても今の日本で公式に発表される感染者の総数が私には信じられないのです。アメリカやスペインなどのヨーロッパ諸国では今や一国で数十万人という感染者を出しています。初動での対策を誤った日本の感染者が未だ1万人前後というのは正直「ホンマかいな」という感じです。
今週、慶應大学病院が興味深い検査を実施し、結果を発表しています。ご存知の通り慶應大学病院では研修医が発端となって新型コロナウィルス肺炎がクラスター化した前歴があります。慶應大学病院は、病院内の新型コロナウィルス肺炎以外の入院患者の67人のPCR検査を行ったのです。結果は67人中、約6%にあたる4人が陽性でありました。病院側としては、現在病院内で新型コロナウィルスに対する予防は万全な対策をしていて、病院内での感染は考えられないことから、「この感染者は病院外や市中で感染したと考えられる」とし、また「今の近隣地域での感染の状況を反映している可能性がある」としています。確かに、全国の病院では、新型コロナウィルス以外の入院患者が実は入院以前に感染していて、他の患者や医療スタッフに感染させている例が相次いでいます。また路上で急死したり、病院内で、コロナウィルス以外で病死した人をPCR検査するとかなりの確率で新型コロナウィルスに感染していたとの報道が多くなっていますし。この6%いう感染率を東京都に当てはめますと、本当の東京での感染者総数は約80万人ということになります。そして、その多くが、基本サイレントキャリアと呼ばれている殆ど症状が無い感染者ということです。アメリカのカルフォルニア地区でも市民を無作為に選別し、新型コロナウィルスの抗体検査をしたところ、その地区のPCR陽性判定者の50倍以上の人(全市民の約4%)の新型コロナウィルス感染者数がいる可能性があるとの数字がでました。潜在感染者は東京、ニューヨークなど大都市圏で全市民の6%(実は金曜日にニューヨーク市民の抗体検査結果が発表されて、なんと驚きの14%だったそうです。)都市圏で4%、地方都市で1〜3%と、まあそんなものなのかなと思いますね。これから考えると京都は人口100万人として4%の感染者ですから4万人です。こういった莫大なサイレントキャリアが知らないうちに新型コロナウィルスをまき散らしている可能性があるというのですから、客観的に簡単に終息するなんて考えられないでしょう。今の私達が新型コロナウィルスに罹っているか、いないかというと、ポツンと一軒家に一人暮らしでもしていなければ、正直分からないというのが答えです。じゃあ、どうしたら大丈夫かといえば、今から2週間、どこも出かけず、人とも会わない、そして2週間後何でも無ければセーフです。安倍首相とか小池都知事、吉村府知事などが、何故テレビであんなに出歩くなと何回も警告しているかというと、多分厚労省の役人から真実を聞かされているからと思いますな。でも本当のことを言えば、これは間違いなく日本の医療現場は崩壊します。

昨日、女優の岡江久美子さんが、新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなられました。享年63歳と私とほぼ同年代であり、とても他人事では有りません。先日の志村けん氏同様、感染して容態が急変してからあっという間のことです。私が一番気になるのが、果たして岡江さんはアビガン等現在巷で新型コロナウィルスに効果があると言われている薬を服用したのかということです。同じく、新型コロナウィルスに感染した演出家の宮藤官九郎氏や俳優の石田純一氏が今話題になっている新インフルエンザ治療薬のアビガンを服用し、その後高熱が下がり復調しています。多くの医療専門家はアビガン等の服用に関して、まだ慎重な意見を言いますが、報道等で見聞きする限り、アビガンは新型コロナウィルスに対抗する薬として、かなり有効であると推測出来ます。今でしたら、私や家族、近親者が新型コロナウィルスに感染したら間違いなく私はアビガンの服用を選択すると思います。ですから、アビガンや他の薬についての情報が欲しいと言うのが偽らざる気持ちであります。
岡江さんは昨年の暮れに乳がんの手術を行い、その後今年の2月まで放射線治療をしていたといいます。その為、免疫力が低下して、新型コロナウィルスが劇症化したという事です。しかしながら、2月に放射線治療が終わっていれば、約2か月を経過して、免疫が落ちたままというのはチョット長いです。いま、本当に注目を集めています免疫力でありますが、免疫力は短時間で簡単に手に入れられるものでは有りません。適度な運動、笑いのあるストレスの少ない生活、良質な睡眠、バランスの良い食生活は免疫力を高める確実な方法です。特に気を付けて欲しいのが「腸活」、免疫力をコントロールする免疫細胞はほぼ小腸に集中しています。生きた私達の身体にある乳酸菌、ビフィズス菌は健康な腸内環境になくてはならないものです。また強い細胞を創るための最高質のDHA、それと当然炎症の原因となる活性酸素を消すクロワールシリーズのSOD、出来ることは全て摂りいれて、備えることを私は強く申し上げたいです。

最後に、岡江久美子さんのご家族には本当にお悔やみ申し上げると共に岡江さんのご逝去を悼み、心からご冥福を祈ります。合掌

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