週刊柏崎 第876回 本物のガンから生還すること(健康食品の社長の闘病記)第1話 

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西日本は例年よりかなり早く梅雨入りとなりました。九州では大雨が降ったり、関東ではところによっては雹なんて、もう最近の梅雨は訳が分からなくなっています。それでも今週の京都はジメジメした典型的な梅雨の陽気でありまして、しとしと雨と晴れの日が交互にやってきます。長期予報によると今年の梅雨明けはいつもより遅れるそうで、3か月ぐらいは続くということです。マンションの入口の植え込みの紫陽花の花は数日で本当に大きくなりまして、赤や青の鮮やかな色を付けています。
コロナが蔓延しようと時は過ぎ、自然の営みは変わることが有りません。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

来週は早6月と今年も半分が過ぎようとしています。本来であれば京都では、祇園祭の準備に入り、市内に行くと至る処で鐘と笛太鼓の音が聞こえてきます。今年の祇園祭は規模を大幅に縮小して神事のみが執り行われるのですが、当然祇園祭のメーンイベントであります山鉾巡航は中止となります。まあ、京都の観光業界もコロナ渦、壊滅状態でありまして、なんとかワクチン接種が進んでどうにか収束の目途が立ってくれればと思います。
私の処にもワクチン接種券が届きました。京都では一回目の予約があっという間に一杯になってしまいました。個人的には、ワクチンが健康に及ぼすリスクについて問題が無いとは考えていないのですが、それでもワクチン接種によって少しでも日本再生に役立つのだったら進んで接種を受けようと思います。
東京オリンピック、パラリンピックまで2か月になろうとしています。このコロナ渦、各地で緊急事態宣言を発出しているのですから、普通で考えれば海外から多くの外人が訪日し日本人と人流の坩堝になるオリンピックなど開催出来る筈が無いと思うのですが、日本政府とIOCは完全に開催に前のめりになっています。まあ、コロナの感染は人流が引き起こすということが分かっていますから、人流が間違いなく増えるオリンピックがどんな結果をもたらすか、大きな不安が有ります。まあ、私のような人間が何を言っても関係ないですけど、開催するならするで、何とか無事にオリンピックが行われて欲しいと願うだけです。
よく、コロナとインフルエンザを比較する人がいますが、どちらもウイルスが引き起こす怖い病気です。インフルエンザの場合、ワクチンが簡単に打てることプラス治療薬が有ることがコロナと絶対的に違うのです。コロナにはメイドインジャパンのアビガンとイベルベクチンという薬が有ります。両薬共まだ日本で認可になっていませんが実績は有るし、副作用も少ない事から、もっと積極的に使うべきだと思いますね。もし私がコロナに罹ったら迷わず使用しますけど。
女優の仁科亜紀子さんが4回目のガンになった事を告白しました。まあ、ガンになった方としては一回なればもう二度となりたくない訳で、四回なんて本当に堪りませんね。ガンには命を落としてしまうような本物のガンと罹っても完治し易いガンモドキがあるというのは元慶応大学病院の近藤医師が唱えてきた理論で実際私もそう考えています。本物のガンの特徴として、他の臓器に転移を繰り返すことと、何回も同じ場所に再発することが挙げられます。ガンにはその進行度によってⅠ〜Ⅳ期まであり、その中で初期(A)と後期(B)に分けられます。ガンの進行度はガンの大きさによって判別されますが、どんなに大きくなって進行していても転移がなければⅢ期であって、転移があって初めてⅣ期と判定されます。要は、胃ガンになった人が、肝臓にガンが転移していたら、その胃ガンがどんなに小さく初期状態であってもそれは最重度のⅣ期であるのです。当然、Ⅳ期と判定されれば5年後の生存率は極めて低くなり、所謂本物のガンであると思います。ただ、本物のガンでⅣ期であっても、その生存率はゼロでは無い訳で、例え10%以下の生存率でもちゃんと治療して普通の生活を送っている方もいます。私が知っている限り、それが政治評論家の鳥越俊太郎氏です。鳥越氏は65歳を過ぎた頃に大腸ガンに罹患しました、その時点でⅡ期Bですから中期ガンの判定です。ところが、すぐに左肺に転移ガンが見つかりましてⅣ期Bとなります。肺ガンは左、右と転移して最後は肝臓ガンと転移が見つかりました。普通であれば、大腸から肺、肝臓と主要臓器に転移したガンは紛れもなく本物のガンで多分5年後の生存率は数%であるとガンの専門医なら口を揃えるでしょう。鳥越氏はそのⅣ期ガンを手術と抗がん剤という標準治療で克服して東京都知事選挙に立候補したのですから、ガン患者からしたら本当の希望の星でありますな。
鳥越氏のガン履歴には続きがあります。実は2019年5月ですから丁度2年前になるのですが、鳥越氏はジストという粘膜の下部のガンに罹患します。通常、ガンは粘膜の上に出来るもので、下部に出来るジストというガンは10万人に1人という珍しいガンで悪性度が高くほぼ本物のガンです。この頃亡くなった萩原健一氏(ショーケン)はこのジストというガンだったそうです。鳥越氏程では無いですが、私も結構しぶといガンから生還してきた人間です。私の場合ガンが出来たのが右舌の側部でした。一回目の舌ガンはもう20数年前のことです。舌の右側部に出来た口内炎が数か月しても一向に治らずに、痛みも有ったので当時エーエルジャパンがあった銀閣寺のそばの耳鼻咽喉科に飛び込みで入りました。診断してくれた先生は直ぐに「口内炎でしょう」と言って、患部に注射して、薬を処方してくれ、数日後に来るように言われました。再診に行くと先生は「もう治ったでしょう」と言うのですが、患部は少し痛みが無くなったのですが、治りはしていませんでした。先生が患部を強く押すと、かなり痛みを感じまして先生にそのことを告げると、患部の奥が固くなっているから念の為に京大病院で調べて貰った方が良いと紹介状を書いてくれました。私としては、自分がガンであるなんて微塵にも考えていなかった訳で、まあ大学病院行けば簡単に治ると当時は安易に考えていました。指定された日時に京大病院に行きまして、耳鼻咽喉科の講師の先生に診てもらいました。先生の診断も「ああ、これは治りにくい部位に出来た口内炎なので、明日に日帰りの簡易手術で取りましょう」と言われました。私は、私で「エッ、手術なの嫌だな」という感じでして、そこから20年以上その舌に出来た腫瘍で身体を切り刻まれることになろうとは夢にも思わなかったのです。次回に続きます。

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