週刊柏崎 第817回 元近畿財務局の故赤木俊夫氏の死を悼みます

最終更新日

Comments: 0

3月も先週で終わりまして、今週からは4月、新年度入りとなります。京都でも桜の花が咲きだしまして、本来で有れば、京都は年間を通して一番の観光シーズンとなります。京都の観光名所では天気にも恵まれ、この三連休は久方ぶりにかなりの人出となりましたが、それでも息子の友人が泊まったホテルは3泊で10000円と信じられない位の格安でありましたから連年よりは大幅に少なくなっているのでしょう。相変わらず新型コロナウィルスの影響で日本だけでなく、世界中が出口の見えない迷路に迷い込んだようですが、最早インバウンドを当て込んだ観光名所になっている京都は、新型コロナウィルスの被害が他府県よりも確実に大きいのです。完全にオーバーツーリズムである観光需要を当て込んで、京都市の規制緩和までして作った宿泊施設や内外の旅行者相手の飲食店などはキャンセル続出で全く売り上げが見込めない状況であります。いつもの銀行の支店長の話では、つなぎの資金繰りの融資依頼が凄い勢いで増えていて、その融資審査の為に本店、支店共に土日返上で仕事だそうです。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

新型コロナウィルスの為に日本の経済はズタズタでありまして、デパートなどの小売りや、旅行業は売り上げが半分以下というのがざらなのですが、逆に今売り上げを伸ばしている業種も当然有る訳です。生協の売り上げは、史上最高であるといいますし、アマゾンや楽天なども同様の状況であります。やはり外出を控える方が増えていますので宅配サービスをする通販業者はニーズが高いです。エーエルジャパンがメーンビジネスとして携わっていますQVCなどのテレビ通販業も在宅率が高くなりますと視聴率が自ずと上がりますので、売り上げは上がっているようです。ただ、まだ世界中の悲惨な状況は実際に数字として表れていませんから、私達の消費に対する考えは、まあ多少は節約しなくてはという思いはあるものの、それ程大きく減退していないのではと考えております。それにテレビ通販のお客様は基本的に所得が高い方が多いというのも起因していますな。ただ、新型コロナウィルスの影響がこのまま一向に改善されず、所得が減少して、実際に私達の生活を脅かすようになってきますと、センチメントは一気に変わり恐慌状態になります。そうなった時、消費することは罪みたいな感じなる可能性があります。私の性格は、基本的に「なんとかなる」という感じで楽観的なのですが、反面物凄く「ビビり」でありまして、どのようにこの難局を乗り切って行こうか悩んでいます。今の処3月31日のプロバイオティクス12のオンエアと4月10日のクロワールアイQのTSVを何とか無事に乗り切りたいと祈っています。クロワールシリーズを始めとするエーエルジャパンの商品は、原料は勿論、配合や体感、安全性までこだわって皆さんの健康に対する悩みや不安を払拭出来るものだと思っています。何卒よろしくお願い致します。

さて、先日財務省の上層部の指示で公文書を改竄させられて自ら命を絶たれた赤木俊夫氏の遺書と改竄の経緯が事細かく綴られた手記が「週刊文春」で公表されました。まあ、人の遺書自体殆ど拝見することは有りませんが、亡くなられた方の正直な気持ちが記して有る、厳粛な書面であると思います。昔、東京オリンピックのマラソンで銅メダルに輝いた故円谷幸吉氏が御母堂宛に書き残した遺書は涙なしでは語れない内容でありました。赤木氏が残した遺書は走り書きのような文章で有りましたが、してはいけない改竄を強いられた赤木氏の気持ちが正直に書かれたもので、不安感と罪悪感で苦しむ赤木氏の気持ちが伝わってきます。私は、思わず涙してしまいました。これらの文章を公にしたのが赤木氏の妻なのですが、さぞかし悲しく、怒りに震えることとお察しします。この財務省による公文書の改竄については、国会で安倍首相や昭恵夫人が森友学園の国有地売却問題に関与しているのではという質問に対し、「もし私と妻が森友学園に関わっていたら総理大臣も国会議員も辞める」と勢いで発言したことが発端と言われています。何故なら、財務省や近畿財務局の資料には昭恵さんの関与が至る処に残されていたからです。もし、この時点で安倍首相が「森友学園の理事長の籠池夫妻を軽率に信じてしまった妻のことは申し訳ありません」と一言謝れば、少なくとも赤木氏が自ら苦悩あまり命を絶つことは無かったのです。要はあったことを無理やり無かったことにするため、財務省の佐川氏を初めとする上層部が忖度したか、安倍首相サイドが強要したかは知る由も有りませんが、公文書の改竄が行われ、政府、財務省を始めとする官僚機構、そして検察が揃ってそれを隠して無かったことにしたのが事の顛末ということです。赤木氏のご冥福を祈ります。

まあ、安倍首相という方は、本当に運の強い方であると思います。少し前の「桜を見る会」の招待客リストや「桜を見る会の前夜祭」での会計問題でも誰が聞いても首を傾げざるを得ない答弁でも無理くり押し通してしまうのです。「桜を見る会の問題」や今回の赤木氏の遺書や手記公表で平時であれば流石の安倍首相も相当きつかったのではないかと推測出来ます。それが新型コロナウィルス問題で全てが消し飛んでしまったように思える訳です。しかも、日本の国家を挙げての大イベント東京オリンピックの開催、中止、延期も絡んで、申し訳ないですが森友とか桜どころでは無くなっているのです。少なくとも、「桜を見る会」の諸々の問題で追い込まれていた時の安倍首相は顔色も悪く、発言もしどろもどろ、何をいっているか意味不明で、内閣の支持率も最低レベルに落ちていたのです。しかしながら、国家の危機に瀕している新型コロナウィルスで日本全体が不安感に覆われていて、日本の国を挙げての大イベントの東京オリンピックがどうなるのか分かららない中、安倍首相は先の不調さが嘘のように元気になっています。

また新型コロナウィルスでも強運を発揮しています。東京オリンピックを何とか開催するために、感染者を増やす訳にはいかないということで、今迄、日本では恣意的にPCR検査を殆ど行ってきませんでした。今の日本の感染者数を日本国民が誰も信じていません。これだけ日本が新型コロナウィルス対策で後手に回った、いい加減なことをしていても、日本では新型コロナウィルスによる死者が爆発的に増えていないのです。何故に日本では死者が増えないか?日本人の勤勉さで、手洗い、うがい、マスク着用ともう一つの大きなポイントは日本食による免疫力の強さでは無いかと思っております。あと、毎日熱いお風呂に入るのも素晴らしい習慣です。こうした日本人のポテンシャルの強い健康力のお陰で、イタリアやイランのような事態に陥っていないことは奇跡であると私は思います。

安倍首相、本当に運が強いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする