体にいい豚      週刊柏﨑 第129回

先週は、九州に出張していて、熊本で桜の咲くのを見たのですが、今週京都は、冬まっさかりの様な寒い日が続いています。
北海道では、1m近く雪が積もった地域があるみたいです。
鴨川沿いのしだれ桜には、花が大分ついているのですが、洛北地区のソメイヨシノの花はまだのようです。

京都は、もうすぐ花見の観光客でごったがえします。
ただ、京都の桜の名所、八坂神社、哲学の道、大原などとは別の知る人ぞ知るという隠れ名所もあるので、京都に何回も来られている方は、そういう所を探すのも楽しいかもしれません。
皆様、お変わりなくお過ごしですか?
今年の花粉は量が少ないみたいですが、クロワール茶をずっとお飲み頂いている方は、既に花粉症がずいぶん楽になったと思います。
 

今週、テレビを観ていたら、DHA、EPAといった魚の脂肪酸を多く含む豚を米ミズーリ大などのチームが造りだしたとニュースで流れていました。
この豚、世界最新の遺伝子組換技術とクローン技術により、造られたもので、あの米科学雑誌「ネイチャー」に発表されたのです。
(この雑誌掲載イコールノーベル賞候補ということです。)
このDHA、EPAは、魚、特に青魚に多く含まれ、血液がサラサラになり、頭が良くなるということで、大手メーカーがサプリメントとして売っています。
当社のクロワールのサプリメントにもソフトカプセル状のものは、このDHA、EPAを使用しています。
確かに、DHA、EPAは身体に良いものなのですが、なにか、この報道を見ると、このDHA、EPAといういわゆるオメガ3脂肪酸は、いくら摂っても体に良いという印象を受けます。しかし、実際多量に摂取すると、動悸がしたり、髪の毛がベタついたりしますので、やはり程度が必要です。
また、その量にしてもかなりの個人差がある様です。
いずれにしても、DHA、EPAは、別に魚を食べて摂ることが自然であって、(魚がダメならサプリメントでも)なにも自然界を変えて、クローン豚を造らなくてもいいと思うのですが。
そして、これだけ遺伝子組換の農作物が一般消費者から嫌われているのに、いくら「体にいい豚ですよ」と宣伝しても、これらの人々が、喜んで食べるとは思えません。
それこそ、狂牛病にならない牛とか、鳥インフルエンザにかからないニワトリといった、今の問題を全て克服する様な、クローン動物を造ってもおそらく消費者は敬遠するんじゃないでしょうか。

とにかく、大切なのは自然、あるがままを受け入れること。
人間があまりにも身勝手に、自然界にはないものを造ってしまうこと、それに対する神からの警鐘、これが現在の人間に対する一番の脅威であると思います。
 
柏崎
追伸.
4月1日2日、QVCジャパンのイベントが、東京ドームのプリズムホールで開催されます。
弊社も参加しますので、皆様とお会い出来ればうれしく思います。

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