週刊柏﨑 第732回 糖質を極端に摂らないと、将来早死にするかも

 

話題の糖質制限ダイエットでありますが、チョット怖い話が出てきました。

基本、皆さんが知っているダイエットというのは、カロリーを制限する方法が一般的でありまして、要は物を食べなければ痩せる、これはこれで実行すれば殆どの方が痩せることが出来るダイエット法です。

ところが物を食べなければ死んでしまう訳で、それ故に食欲というのは我々人間の大きな本能であります。

ですから、理論的には食べなければ痩せるという簡単なダイエット法を知っているのにも拘わらず、物を食べないということが実行出来ず、痩せられない人が殆どなのです。

それ故に通販などでは、「簡単に痩せることが出来ます」というダイエット方法が出来ては消え、今に至っているのです。

つい最近でも葛の花サプリが話題になったのを皆さんご存知でしょう。

そんな時、彗星のように出てきたのが糖質制限ダイエットであります。

私達人間は、糖分を燃やし、エネルギーにすることにより活動しています。

糖分を過剰に摂取すると人間は余剰となった糖分を脂肪に変えて体内に蓄積します。

肥満と言うのはこの脂肪体重が増えた状態を言います。

ですから、もし太っている人がダイエットを目指すなら、この脂肪体重を落とすことが必要であり、食事制限により筋肉を落とすことは絶対にしてはいけない事です。

糖質制限することで、日々の活動するエネルギーを食事から摂る糖分では無く、体脂肪から変換した糖分で創るなら、それは脂肪体重を減らすことであり、正しいダイエットであります。

糖質制限ダイエットをここまで広めたのは、何を隠そうあの「ライザップ」です。

ライザップを何か特別な凄いダイエットシステムだと思っている方も多いと思いますが、「ライザップ」というのは、普段の食生活する上で、糖質制限をとことん徹底させたダイエット方法です。

確かに、個人トレーナーがマンツーマンで付いてウェイトトレーニングと有酸素運動をしますが、あのパンパカパーと使用後の変身した姿の基本のボディは糖質制限した食生活から造るものです。

糖質制限ダイエットのいいところは普通の絶食とは違い、糖質以外は何を食べても構わないことです。

ご飯や麺類、パン類はNGですが、肉や魚、卵などはOK,酒はビール、日本酒はNGですがウィスキー、焼酎はOKと食べたり飲んだりすることを我慢しなくてもいいというのが、糖質制限が続けやすいダイエット方法である所以です。

私の周りでも糖質制限ダイエットを実行している人、何人かいます。

私も、このところ顔がまんまるになっている娘にやらそうとしていますが、ご飯も麺類だけでは無く、甘いものも大好きな娘には、中々出来そうにありません。

その流行の糖質制限ダイエットに警鐘を鳴らしたところがあります。

それが東北大学院研究室でありまして、糖質制限によりダイエットに成功し見栄えの良い身体を手に入れても、その人が老年期になった時、糖質制限による影響で、老化のスピードが増し、一般の人より格段に老けてしまい、結果として早死にすることが多いそうです。

東北大学大学院では糖質制限をさせたラットでその生態を観察したところ、そのような実証がなされたようです。

確かに、何か偏った食生活には必ず弊害があるものです。

特に糖分と言うのは人間の活動に於いて必須な栄養であり、いくら痩せられるからといって長期にわたって糖分を抜くような食生活を送ることが賢明とは思えません。

ただ、糖質を摂りすぎている人にとってある程度の糖質を減らすということは、健康の為に必要であるということです。

まあ、何事にも程度というものがあって余りに極端なものは避けた方がいいということですね。

糖質制限ダイエットをしている方には、適度に糖分を摂ることをお薦めします。

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