トリノオリンピック 週刊柏﨑 第124回
毎日、真夜中にやっているせいと日本選手の不振もあって、今ひとつ盛り上がりに欠けるトリノオリンピック。
大会も終盤にさしかかり、「こりゃメダルは1コも取れないな」と誰しもが思った矢先、荒川静香さんフィギュアスケートで金メダルを取っちゃって、誰よりも本人が一番驚いている中。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
荒川静香さんと言えば、「イナバウアー」という体を後ろに大きくそらす技が、得意技らしいのですが、この難易度が高そうな技、実は全く得点にならないそうなんですけど、知ってました?
また、この「イナバウアー」というのは、50年以上前のドイツの選手の名前で、体操で言えば、鉄棒の「トカチェフ」とか「シェフチェンコ(?)」みたいな、知らない人が聞いたら、どんな技だか全く解らない様なもので、せめて、「山下飛び」みたく、ジャンプとかスピンとかつけろよ、と少々つっ込みを入れたくなったりします。
しかし、これでやっと日本10C委員の面目を保った訳で、浅田真央ちゃんが出てれば・・・なんてことを言われなくてすんで、ホッとしてるんでしょう。それにしても、荒川選手、村主選手、安藤選手、共にフィギュアスケートの選手の実家は、どの家もお金持ちらしく、フィギュアは金がかかるスポーツという割には、日本には、強いフィギュアスケートの選手が育つみたいです。
今回のトリノオリンピックでは、注目度という点では、カーリングが一番だったようです。
今、全国のカーリング協会には、練習場所や講習会などの問合わせが殺到しているのです。
確かに、あの漬物石に取っ手を付けたやつを滑らし、モップでその前を掃くという、4人家族の我家でも、明日から始められそうという気軽さが、受けているのではないかと思います。
しかし、あの漬物石みたいのは、1コ20万円位するらしく、モップも1万円。
(石は、1コでは出来ないので、8コ位いるらしい)
靴とかもきっと専用のがいると思うので、ざっと200万円位いると思うとちっとも気軽じゃないと思うのですが。
追伸.
先日、キリンビールの子会社が発売しているアガリクス商品について、厚生労働省より、「動物実験によりガンの発生を促進する作用が認められた」という発表がありました。
実は、動物実験には、3社(3製品)に対して行われており、「他の2社は問題なし」だったそうです。
この発表は、別にアガリクスの効果がないという訳ではなく、何の為の発表だったか不明です。
ただこの3社の中で、キリンの子会社だけが、中国産アガリクスを原料としていたらしく、原料の分析データとか品質データを、しっかり公開して原因をはっきり提示しないと、アガリクスという商品が、皆同じとみなされて価値を失いかねないのです。