週刊柏﨑 第278回_山火事とカロリー

暦の上ではすでに春になりました。先週ふれました家の梅の木ですが、あの文章を書いた翌日、紅い花を咲かせました。地球温暖化現象でまあこういう、あまり寒くならない冬がこれからは普通であることを考えると、夏というのは一体どうなってしまうのでしょうか。それを如実に物語っているのが、オーストラリアの猛暑であります。 北半球と南半球の季節が逆であるというのは、誰もがご存知だと思いますが、なんでも今、オーストラリア(当然夏です。)の最高気温が46℃というとんでもない陽気になっているのです。私が通っている銭湯の湯温が41℃~42℃ぐらいなのですが、たぶん46℃の湯に普通の人は熱くて入れないでしょう。これがオーストラリアでは気温なのですから、「暑い」でなくて「熱い」。こんな夏が今年の日本の夏だったらと思うと、恐ろしくなります。
 
それが原因なのかわかりませんけれど、オーストラリアでの山火事、死者が300人を超えるんじゃないかという、とんでもないことになっている模様です。山火事でこんな多くの犠牲者が出るというのは、私にはちょっと想像できないのですが、なんでも、山林に多く生えているユーカリというのは油分が非常に多い木だそうで、一旦火が付くと、なかなか消せない。それに今年はとても風が強いのだそうで、燃えさかる火が、突然時速100km位の猛スピードで襲ってきて、どんなに逃げてもあっという間に巻き込まれてしまう。それはさながら風向き次第で、火炎放射器を浴びせられている様であると人から聞きました。
我が家では毎日、火の上の金網に座らされている柏崎でございますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
 
私の会社の近所にはコンビニが2軒あって、添加物などが悪いと思ってもついつい昼飯を買ってしまうのです。なるべく連日は摂らないようにはしているし、おにぎりとかパンを買う時は、賞味期限より成分表というか、何が入っているかをチェックするわけです。(かといって何か出来る訳ではないですが)、それに必ずチェックをするのがカロリー表示で、なるべくカロリーが低いものを選びます。そんな時思ったのですが、カップ麺というのは何てカロリーが高いのだろうという事です。
ラーメン類のカップ麺は何か凝っていて、最後に粉やドロッとした調味料とか油を入れるものはカロリーが高く、600kcal~700kcal位あります。意外に思ったのが「和風物」で、ラーメンタイプよりかなりカロリーが低いと思っていたのですが、天ぷらが入っているのは600kcal以上でかなり高カロリー。
まあ、私が時々食べているのはカップヌードルやサッポロ一番のようなスタンダード物や、和風物ならキツネ(これは300kcal~400kcalです)、これはスープを極力飲まなければカロリーをかなり落とせます。カップ麺で私が絶対にオススメできないのが、カップ焼きそばジャンボサイズで、なんと1100kcalあります。焼きそばはツユを飲まないなんて事が出来ないので、これにおにぎり1個食べれば約1400kcalになるのです。まあ、私くらいの年齢ですと、1日2500kcal位にしたいので、この食事で半分以上になり、いくら朝バナナだけでも、夜、酒とつまみを食べたなら、太ることはあっても、痩せられるはずはないのです。
 
カップ麺は、何故お湯だけでつくれるかご存知ですか?乾麺を3分間で湯がくなんて不可能でしょう。カップ麺などの即席麺は、すぐ戻るしくみがあります。元々、味付けの麺を茹でたり蒸したりして水分を飛ばした後に、120℃~130℃の油で素揚げをするそうです。ですから、お湯を注いで「煮る」のではなく「ふやけ」させるのです。そういわれてカップ麺の裏を見てみると、確かに味付油揚げ麺と書いてあります。このカップ麺で一番驚くのは、とにかく脂肪分がとてつもなく多いことです。カップ麺(和風もラーメンタイプ)も約30ml、焼きそばタイプは50ml近く含まれています。一食で油をこれだけ飲むのはきついでしょう。それに、私くらいの歳になると、気になる「塩分」です。これは栄養成分表のナトリウムを見てください。この数値に2.5を乗じると塩分量になります。こうしてみると、カップ麺というのは、30gの油と、約10gの塩と、わけのわからない添加物を摂るという信じられない食べ物なのです。
 
これらの恐ろしい話は、数年前のベストセラーとなった「食品の裏側」を書いた元添加物メーカーのトップセールスの方が新しく出した新刊に詳しく書かれています。お読みになったら多分、何を食べていいのかわからなくなると思います。

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