【第930回】「兵どもの夢の跡」

京都では9月に入っても相変わらず真夏と変わらないような暑さの日が続いています。月一位で東京に出張しますが、同じ猛暑日でも京都のそれは、全然体感が違います。盆地の京都は風が殆ど吹かず、暑さが籠るのでホンマにキツウおますな。

この夏は、国から節電の要請が有りましたが、この猛暑の中室内でエアコンを消すことは命の危機に繋がります。正直、原発を運転させなくても日本には火力、水力発電所が膨大にあり、動かしてさえいれば、いついかなる状況でも電力供給に困ることは有りません。水は供給量が決まっていますが、電力は造ればいい訳で、国の節電要請はどうしても原発を動かしたいという意図が見え見えであると思います。

私は週に一回ハードコートでテニスをしますが、コートでの気温は日中、50℃近くまで上がります。まあ、スポーツと言うより修行に近いですな。ご存じの通り、私は代謝が異常に高く汗かきです。ですから、こんな状況下で動き回るのですから

テニスを1時間程プレイしますと3~4キロ位は体重が落ちます。YouTubeでプロのレッスン動画を研究して研鑽に励んでおりますが、中々おじいちゃんにはキツイ内容で、上達の道は険しいですね。

毎日、夜8時過ぎに家内と犬の散歩に出かけるのですが、流石にこの位になると何ぼか涼しく、ほんの少しですが秋になったと感じます。それでも1時間も歩くと汗だくです。テニス、散歩、ジムと身体を動かしていますが、私くらいおじいちゃんとしては、結構頑張って運動していると思います。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

9月1日は「防災の日」。今年は関東大震災から100年が経った訳ですが、68歳になる私でも関東大震災がどんな被害をもたらしたか全く知らないのです。まあ、将来に間違いなく襲ってくる大地震に備えることは必要ですが、私も含めて危機感が乏しいです。大体、自分が住んでいる場所が、どんなリスクがあるか正直情報は殆ど無いのです。私は京都市内の中心地付近に住んでいますが、南海トラフ地震で津波が来るとか真顔で心配する娘がいます。

金価格が1万円を突破しました。前々からこれからの資産運用は金であると思っておりまして、専門家のジュエリー商の滝野順氏に色々アドバイスを受けて、タイミングを探っていたのですが、結局見ているだけで最高値を更新です。まあ、買わない相場は上がるというのが常であり、「あーあ」というしかない無いです。まだまだ、金価格は上値があると思いますが、資産と言っても持ち合わせは知れていますし、見送りですな。

京都では、この頃タクシーが捕まりにくくなっているのですが、これは全国的な傾向のようです。私は、基本京都ではクルマ移動でありますので、タクシーに乗ることは滅多に有りませんので、それ程不便は感じません。ただ東京出張の際に、自宅付近から京都駅の往復にはタクシーを使用しますと、以前に比べて先ず空車が走っていないことに気が付きます。タクシー業界もご多聞に洩れず人手不足でドライバーがいないそうです。

聞いた話ですが、以前全国のタクシー業界を支えていたドライバーの多くは年金受給者のお年寄りであったようです。コロナによってそのお年寄りが退職し、コロナが収束した今、復職しないのが大きな原因の一つです。疲れて夜遅く京都に帰ってきて、タクシーが捕まらないと本当にガクッときますな。テレビでタクシーの配車アプリのコマーシャルを観て、「こんなモン使う人おるんかいな」と思っていましたが、今は登録しようかなと考えています。タクシー代も2割ほど上がりましたが、この人手不足と、ガソリン価格の高騰を考えますと、まだまだ料金は上がりそうです。観光立国としての京都は、他府県よりもバス路線の数と便数が充実しておりまして、今のところ230円で市内であればほぼ行くことが可能です。インバウンドの回復に伴い、かなり混み合っていますが、バスを利用しています。東京出張でも地下鉄とJRを乗り継いでいて、汗はかきますが、運動にはなるし、何しろ懐に優しいですな。

会社売却で親会社のセブンアイホールデングと揉めたそごう、西武がストライキを決行しました。私が子供の頃はストとか結構有りましたが、久々に見ましたね。元西武百貨の大学時代の友人に聞いたら、どうも組む相手、ヨドバシカメラにかなりの拒絶感があったようです。まあ、私が就職した時代には、西武百貨もそごうも人気企業でありまして、社員もエリートとしての意識もあったと思います。バブル崩壊で百貨店という業態が大きく変化して、世の中ネット中心になることにより、オワコンとまでは言いませんが、商売はきつくなっていると考えます。結局、ストを打った翌日に、売却話は正式にまとまり、あの歴史あるランドマーク西武池袋店は多分ヨドバシカメラとなり西武のカルチャーは消え去ります。西武百貨店の社員は去るか、ハッピ、ハチマキの姿でヨドバシの店頭に立つことを求められるかも知れません。

今回の顛末を見て思うことは、実は企業の経営サイドは賃上げとか働き方改革とか言いながら、労働者を全く見ていないことです。あくまで賃上げなどの労務対策は国の要請に従っているだけで、この先、景気低迷が顕著になれば、賃下げや労働条件の圧力はきっと起きるということです。それだけ日本は経営サイドの力が今尚強いし、労組の存在は有って無いようなものであるからです。ここでも、日本という国の衰退を感じざるを得ません。国民のポテンシャル自体はそう大きく劣化しているようには思いませんし、頑張っている人は沢山いると思います。それでも国を導く政治や行政に関しては目を覆いたくなります。

「夏草や、兵どもの夢のあと」今の日本ってこんな感じですかね。

 

 

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