週刊柏﨑 第415回_シンガポール1日旅
朝晩はめっきり寒くなりました。犬の散歩で早朝、表に出ると吐く息が白いです。近所の宝が池を半周するのが、いつもの散歩コースなのですが、なんぼか木々も色づいてきています。後半月もすれば、京都は紅葉シーズンに突入し、市内は観光客で溢れます。このところ、天気に恵まれていて、観光客の出足は良いようであります。京都の景気も全国同様、余り芳しいとはいえないので、なんとか1年のうちで一番の人出がある紅葉シーズンに期待したいです。
先日の東京出張の際、QVCさんのある海浜幕張駅の改札口の出た所で露天商が梨を売っていました。かなり大きい梨が、なんと5個で300円という超お買い得価格、裏に置いてあった箱を見ると、福島産の文字がなんかとっても悲しい気持になりました。
今日の朝の情報番組でコメンテーターが米を含めた東北産農産物の放射線量の全量検査をすべきであると主張していましたが、この人は消費者と生産者の気持ちを全く理解していません。検査した農産物から全く放射能が検出されなければ問題はありません。しかしながら、もし微量でも放射線量が検出されたら、多分、消費者はそれが例え基準値以内であっても購入することは無いのです。ですから、国が先ずやらなければならないのは、安全基準に対する国のギャランティーであり、専門家による説明なのです。国民が安全基準値を信頼出来てこその全量検査であります。私も含めてほとんどの国民は、今のころころ数値が変わる安全基準値など信じていません。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。今年も残すところあと二カ月あまり、平穏に過ごしたいものです。
今年のプロ野球のペナントレースもあと数試合の消化試合を残すだけとなり、クライマックスシリーズが始まります。セリーグは中日、パリーグはソフトバンクが優勝しましたが、クライマックスシリーズの結果いかんでは、この2チームで日本シリーズは争うわけではありません。このセ、パ3位までのチームで日本シリーズの出場を競うクライマックスシリーズ、賛否はあると思いますが、私はありだと思っています。去年も同じようなことを書いたような気がするのですが、プロ野球というビジネスモデルは今のままでは、終わると考えています。球団も営利団体であるのですから、今のほとんどの球団運営が赤字という現状では絶対に立ち行かなくなります。ギリシャやアイスランドという国家だって、赤字を垂れ流せば崩壊する可能性があるのです。人気が高い阪神や巨人の試合でも、今や空席が目立つようになっています。私には今の大相撲とオーバーラップしてしまうのですが。今年もセリーグの最下位に沈んだ横浜の身売りが話題になっています。
モバゲーという携帯電話ゲームを運営しているDeNAという会社が横浜を買収するとの噂がありますが、この話が出てからDeNAの株価は下がりっぱなしであり、売却する今の横浜の運営会社のTBSの株価は上昇と、横浜というプロ野球球団は全くのお荷物扱いであります。野球というスポーツは今なお、子供達には一番人気のスポーツであり、将来の夢をプロ野球選手という球児も多いのです。早く抜本的対策を立てて球団運営を立て直さなくてはなりません。ほとんどの球団が黒字経営であるアメリカの仕組みをもっと参考にすべきであります。
さて、インド出張のおまけ、シンガポールでのお話であります。インドの南西部に位置するコーチを深夜12時に出発し行きと同じシンガポールに乗り継ぎのため向かいました。インドでアテンドしていただいたケミンの方々はまだ仕事があるとのことで、帰りは私ひとりであります。シンガポールの空港はチャンギ空港、24時間動いているアジア有数のハブ空港であります。せっかくの海外出張、帰国の乗り継ぎのために立ち寄ったシンガポールで1日の観光を楽しんだわけです。シンガポールに到着したのは朝の6時という早朝、しかも狭い飛行機は、ほぼ満員であって私は徹夜状態です。ホテルはショッピング街、オーチャードストリートに位置する名門マンダリンホテルを予約してあります。まずは空港から地下鉄に乗ってオーチャードを目指します。料金は確か2シンガポールドル約120円位だったと記憶しています。海外に行っていつも思うのが、移動手段の料金が安いということです。タクシーも近距離であれば、5ドルぐらいですし、本当に日本の料金の高さには、海外と比較すると異常であります。
ここでシンガポールについて簡単な説明をしたいと思います。シンガポールは東南アジア、マレーシアの先端部分に位置する沢山の島からなる国です。人口は約510万人、人口密度は世界2位という歴史が浅い高層ビルが立ち並ぶ都市国家であります。以前、私が暮らしていた香港と同じ華人国家でありますが、私には香港の方がもっとゴミゴミしているように感じました。ちなみに香港の人口は約600万人、在留邦人は同じ位です。金融センターとしては、ニューヨーク、ロンドン、香港に次いで世界4位、街並みは非常に綺麗で、それなりの観光スポットもあり、ショッピングも様々な有名ブランド店があり、食べ物もおいしく、しかも治安が良いと観光旅行にはお薦めです。消費税は7%ですが買い物をした際、申請用紙を書いてもらうと、空港で税金を還付してもらえます。この時に買った商品を必ず持って行くように、商品と申請用紙が無いと税金は返してくれません。意外と知られていないのが、シンガポールが日本にとって素晴らしい友好国であるということです。実はシンガポールは日本にとって驚くくらいの貿易黒字をもたらしている国であって、2010年には、なんと約2兆2千億円の輸入を日本からしています。この黒字額はなんでも、中国、香港の黒字額と同規模ということです。シンガポールの人口は中国の0.4%位ですので日本にとって有難いお客様であるわけです。確かにシンガポールの繁華街には、ユニクロ、ファンケル、モスバーガーはどのショップがあり、オーチャードには高島屋の大型店もあります。驚くのは、その販売価格であり、ユニクロやファンケルは日本の倍位の価格で売っています。それでもお店は地元民でにぎわっていて、メイドインジャパンの強さを感じました。
そんなこんなで、たった一日ですが、シンガポールの観光記であります。空港からの電車の車窓から見える、シンガポールの風景は大きい倉庫群を過ぎると、とても綺麗な住宅街と変わります。このあたりから、地下鉄となって廻りの様子は解りません。寝不足でありますが、結構テンションはハイであります。さてシンガポールはどのような国でありましょうか。それでも、この時点では朝飯は何を食べようか、これしか考えていませんでした。
先日の東京出張の際、QVCさんのある海浜幕張駅の改札口の出た所で露天商が梨を売っていました。かなり大きい梨が、なんと5個で300円という超お買い得価格、裏に置いてあった箱を見ると、福島産の文字がなんかとっても悲しい気持になりました。
今日の朝の情報番組でコメンテーターが米を含めた東北産農産物の放射線量の全量検査をすべきであると主張していましたが、この人は消費者と生産者の気持ちを全く理解していません。検査した農産物から全く放射能が検出されなければ問題はありません。しかしながら、もし微量でも放射線量が検出されたら、多分、消費者はそれが例え基準値以内であっても購入することは無いのです。ですから、国が先ずやらなければならないのは、安全基準に対する国のギャランティーであり、専門家による説明なのです。国民が安全基準値を信頼出来てこその全量検査であります。私も含めてほとんどの国民は、今のころころ数値が変わる安全基準値など信じていません。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。今年も残すところあと二カ月あまり、平穏に過ごしたいものです。
今年のプロ野球のペナントレースもあと数試合の消化試合を残すだけとなり、クライマックスシリーズが始まります。セリーグは中日、パリーグはソフトバンクが優勝しましたが、クライマックスシリーズの結果いかんでは、この2チームで日本シリーズは争うわけではありません。このセ、パ3位までのチームで日本シリーズの出場を競うクライマックスシリーズ、賛否はあると思いますが、私はありだと思っています。去年も同じようなことを書いたような気がするのですが、プロ野球というビジネスモデルは今のままでは、終わると考えています。球団も営利団体であるのですから、今のほとんどの球団運営が赤字という現状では絶対に立ち行かなくなります。ギリシャやアイスランドという国家だって、赤字を垂れ流せば崩壊する可能性があるのです。人気が高い阪神や巨人の試合でも、今や空席が目立つようになっています。私には今の大相撲とオーバーラップしてしまうのですが。今年もセリーグの最下位に沈んだ横浜の身売りが話題になっています。
モバゲーという携帯電話ゲームを運営しているDeNAという会社が横浜を買収するとの噂がありますが、この話が出てからDeNAの株価は下がりっぱなしであり、売却する今の横浜の運営会社のTBSの株価は上昇と、横浜というプロ野球球団は全くのお荷物扱いであります。野球というスポーツは今なお、子供達には一番人気のスポーツであり、将来の夢をプロ野球選手という球児も多いのです。早く抜本的対策を立てて球団運営を立て直さなくてはなりません。ほとんどの球団が黒字経営であるアメリカの仕組みをもっと参考にすべきであります。
さて、インド出張のおまけ、シンガポールでのお話であります。インドの南西部に位置するコーチを深夜12時に出発し行きと同じシンガポールに乗り継ぎのため向かいました。インドでアテンドしていただいたケミンの方々はまだ仕事があるとのことで、帰りは私ひとりであります。シンガポールの空港はチャンギ空港、24時間動いているアジア有数のハブ空港であります。せっかくの海外出張、帰国の乗り継ぎのために立ち寄ったシンガポールで1日の観光を楽しんだわけです。シンガポールに到着したのは朝の6時という早朝、しかも狭い飛行機は、ほぼ満員であって私は徹夜状態です。ホテルはショッピング街、オーチャードストリートに位置する名門マンダリンホテルを予約してあります。まずは空港から地下鉄に乗ってオーチャードを目指します。料金は確か2シンガポールドル約120円位だったと記憶しています。海外に行っていつも思うのが、移動手段の料金が安いということです。タクシーも近距離であれば、5ドルぐらいですし、本当に日本の料金の高さには、海外と比較すると異常であります。
ここでシンガポールについて簡単な説明をしたいと思います。シンガポールは東南アジア、マレーシアの先端部分に位置する沢山の島からなる国です。人口は約510万人、人口密度は世界2位という歴史が浅い高層ビルが立ち並ぶ都市国家であります。以前、私が暮らしていた香港と同じ華人国家でありますが、私には香港の方がもっとゴミゴミしているように感じました。ちなみに香港の人口は約600万人、在留邦人は同じ位です。金融センターとしては、ニューヨーク、ロンドン、香港に次いで世界4位、街並みは非常に綺麗で、それなりの観光スポットもあり、ショッピングも様々な有名ブランド店があり、食べ物もおいしく、しかも治安が良いと観光旅行にはお薦めです。消費税は7%ですが買い物をした際、申請用紙を書いてもらうと、空港で税金を還付してもらえます。この時に買った商品を必ず持って行くように、商品と申請用紙が無いと税金は返してくれません。意外と知られていないのが、シンガポールが日本にとって素晴らしい友好国であるということです。実はシンガポールは日本にとって驚くくらいの貿易黒字をもたらしている国であって、2010年には、なんと約2兆2千億円の輸入を日本からしています。この黒字額はなんでも、中国、香港の黒字額と同規模ということです。シンガポールの人口は中国の0.4%位ですので日本にとって有難いお客様であるわけです。確かにシンガポールの繁華街には、ユニクロ、ファンケル、モスバーガーはどのショップがあり、オーチャードには高島屋の大型店もあります。驚くのは、その販売価格であり、ユニクロやファンケルは日本の倍位の価格で売っています。それでもお店は地元民でにぎわっていて、メイドインジャパンの強さを感じました。
そんなこんなで、たった一日ですが、シンガポールの観光記であります。空港からの電車の車窓から見える、シンガポールの風景は大きい倉庫群を過ぎると、とても綺麗な住宅街と変わります。このあたりから、地下鉄となって廻りの様子は解りません。寝不足でありますが、結構テンションはハイであります。さてシンガポールはどのような国でありましょうか。それでも、この時点では朝飯は何を食べようか、これしか考えていませんでした。
クロワールカフェ:http://www.al-japan.com/movie/index.html
楽珍堂:http://www.rakuten.ne.jp/gold/al-japan/movie/index.html