ストレスやダイエットで口臭は確実に臭くなる!口臭を防ぐ簡単な習慣
緊張すると口の中が乾くことからわかるように、ストレスは口を乾燥させる唾液の流れに影響しています。
すると、口臭が自然と強くなっていくわけですね。
ブルガリア・ソフィア医科大学が最近発表した新しい研究でも、ストレスホルモンが原因となって、口臭を強くする細菌が通常時よりも速い速度で口に臭いのコロニーを形成することが分かっています。
また、ダイエットで発生する口臭は「ケトン体」と呼ばれる物質が原因です。
ダイエットの影響で不足した体内エネルギーであるブドウ糖の代わりに、体は脂肪を燃焼させてエネルギーを捻出しようとします。
その際に肝臓で作られるのがケトン体です。
つまり、脂肪が燃焼した際にできる燃えカスのようなものですね。
ケトン体は酸性なので、これが体内で増加してくると血液中の濃度が高くなってきます。
血は体全身を巡っているので結果、体調が優れなくなったり、口臭が強くなったりします。
このほかの口臭原因としては喫煙やアルコールの習慣による、口の中の細菌の変化。毎日の歯磨きは想像以上に重要です。
歯、だけでなく舌も磨くことを忘れずに!
歯は毎日磨いていても、舌を定期的に磨いていないという方は意外といます。
舌に白いノリが溜まっていませんか?
舌は敏感なので強く磨いてはいけませんが、歯ブラシで軽く、撫でるように磨いて清潔にしておきましょう。
舌を磨かなかったら…こんなことになってしまうかも!5つの事例を紹介
①味覚が鈍くなる
味覚を感じる舌の味蕾という部分にノリが溜まっていると当然、味覚が鈍くなります。
唾液や食べるものに細菌が付着して体内に入ってしまうので、食欲や体の状態の不振につながってしまいます。
②口臭が強くなる
口臭は、舌を磨かない人にもっとも現れる症状だと言えるでしょう。
舌の上で繁殖する細菌は悪臭につながります。
③黒毛舌になる
舌のノリが溜まって黒くなってしまう症状を黒毛舌(こくもうぜつ)と言います。
口臭原因にもなりますし、悪玉菌が非常に多い状態です。
早めに治療してしまいましょう。
④歯肉炎(歯周病)になる
歯肉炎とは初期の歯周病のことです。
歯茎に炎症が起きている状態で、歯茎が腫れたり、歯磨き時に血が出たりします。
⑤口腔痛になる
口の中の細菌レベルが高まると、酵母が制御不能となり、痛みが出てくるようになります。
歯は悪くないのに口の中がピリピリするようであれば舌をチェックしてみましょう。
口臭を防ぐ簡単な方法は2つ。
①うがい薬やマウスウォッシュなどのケアグッズを活用する
②高濃度のサプリメントなどをとって、腸内環境を良くすることです。
特にうがい薬やマウスウォッシュなどは口臭原因となる細菌の増殖を抑制し、悪臭を発生させる化合物を中和してくれるので即効性があります。