いい血液を作ることが最も大切。知っておかなければならない油のこと

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なぜ健康でいるために油について知っておかなければならないのか?

タイトルを見て、もしかしたら疑問に思っている方がいらっしゃるかも知れませんので、そこから簡単にご説明しますと、油が生命維持に大切な4つの栄養素のうちの一つに入っているからです。

生命維持に大切な4点

・タンパク質
・ミネラル
・ビタミン
・脂肪

我々は何兆個からの細胞でできていますが、その細胞の一つ一つに「細胞膜」と呼ばれる膜が存在します。

細胞膜という言葉は聞いたことありますよね?

これを構成しているのが大きく分けて二つ。

①タンパク質と②脂肪であり、この脂肪を構成しているのは、①飽和脂肪酸と②不飽和脂肪酸です。

そして、②不飽和脂肪酸を構成しているのは皆さんご存知の①オメガ3と②オメガ6です。

・オメガ3 αリノーレン酸が多い油
・オメガ6 リノール酸が多い油

こうした背景から、オメガ3とオメガ6は大切だと言われているわけですが、この状態のままでは自律神経とホルモンバランスの調整に関わっていきません。

体内で変化する必要があります。

その変化過程は下図を参照ください。

画像①
※画像①

File:EFA to Eicosanoids.svg as of 12:45, 16 November 2007.
(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:EFA_to_Eicosanoids.svg)

上図のように、オメガ3(αリノーレン酸)が自律神経の調整に携わるためにはオクタ・テトラエン酸に変化した後、エイコサテトラエン酸に変化してからEPAおよび、DHAにならなければなりません。

オメガ3はEPAまで行って初めてホルモンの調整物質である「PGE3」になります。

この変化の鍵を握っているのは酵素「エンザイム」です。

なので、オメガ3がEPA/DHAになるためには「エンザイム」が体内にあるかどうかが非常に重要になってしまいますが、ただ、我々は最初から魚を食べてきた民族です。

つまり、最初からEPAを直接摂ってきた民族なので、日本人の6割はエンザイムを十分に持っていないというのが25年くらい前の通産省の見解です。

それ故、日本人がオメガ3、つまりα-リノレン酸を摂取したとしても、EPAやDHAに変換される割合は10~15%程度だとされています。

なので、直接EPAおよび、DHAを摂取することがとても大切なわけです。

合わせて、不飽和脂肪酸は体内で酸化しやすいので、ビタミンEや抗酸化物質と一緒に摂取しましょう。

・EPA/DHAを直接摂取すること
・一緒にビタミンE、抗酸化物質を一緒に摂取すること

これが油を知る上で、最も大切な2点です。

さてさて、次回はDHA、そしてEPAについてさらに掲載していこうと思います。

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