週刊柏﨑 第548回_クロワールはみがきジェル初HotPick
全国的に過ごし易い日が続いているようであります。京都はこのところ修学旅行の生徒さんが目立つようになっていて、朝の二条城などは、100メートル近い行列が出来ていています。この季節の京都お薦めスポットは蹴上、浄水所のつつじであります、先日車で前を通った時は、まだ少し早く様々な色のつつじがちらほら咲いていたのですが、多分今現在は、満開になっていることでしょう。5月下旬からは、銀閣寺哲学の道や下鴨。上賀茂神社の小川などで蛍が見れますので、京都にお越しの折はどうぞ。
話によると、今年の夏は、冷夏予想なんだそうであります。例のエルニーニョ現象の影響で1997年並みの気温になるとのことです。大体97年のことなんて、私は全く記憶がありません(なにせQVCが開局する前の話ですよ)しここのところ涼しい夏なんてちょっと想像できないですね。何にしろ、私は海の家を経営している訳ではありませんから、涼しい夏は歓迎です。電力の消費量も少なくて済みましね。それでもよくよく聞いてみると、冷夏といっても35度を超える日が例年より少ないだけで、30度を超える日というのは、余り変わらないそうで、なんだかなーという感じであります。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
先日テレビで世界の天気を観ていたら、インドボンベイでは、気温が41度でありまして、多分今年も猛暑になるんではないかと思っています。まあ、夏場はとことん暑く、冬場はとことん寒くなった方が、その季節に応じた品物が売れて景気にはいいのですから、消費税増税でヒーヒー言っている私達零細業者には、夏場は猛暑のほうがいいのかもしれません。確かに暑くなるとクロワール茶は販売が好調になります。
今週発表された2013年の経常収支は7899億円の黒字でありました。これはこれで大した黒字なのですが、2007年度には24兆3376億円あったのですから、今年は大分減りましたな。経常収支を見る時、日本にはその金額を支える大きな柱があります。日本は長きに渡り品物を海外に販売して得る輸出額が品物を海外から買う輸入額を大幅に上回ってきました。その差額、所謂貿易収支の黒字により、巨額のお金を稼いできたのですね。日本はそのお金でアメリカやその他外国の国債を買ったり、貸付たりしたのです。当然そういう貸金には利子がつきます。これが所得収支として年になんと16兆6596億円、入っていきます。なんにもしなかったら正に利子で優雅な暮らしが出来る訳で、本来なら日本はセレブ生活を送っても不思議ではありません。2013年の黒字が約7900億円ということは、何にもしなくても入って来る黒字が約16兆6600億円ある訳ですから、15兆強色々な収支が赤字になっているのですな。この赤字の大部分が、かつて日本に富をもたらした貿易収支による赤字であります。この貿易収支の赤字額は2013年になんと11兆円近くあるのです。
このままでは、来年2014年は、まず間違いなく経常収支は赤字になります。経常収支が赤字になることは、日本から資金が出て行ってしまうということなのでひいては、円の信用度が低くなるということです。それは、今すぐにはないでしようが、いずれ円はドルやユーロなどの外貨と交換できなくなる可能性があるのです。一番の赤字の貿易収支赤字の原因を原発停止による、代替エネルギーである石油や天然ガスなどの燃料輸入が大きくなったとの報道がみられますが、石油などの輸入量は余り増えていないのですね。しかしながら、その代金、輸入額は大きく増えているのです。この原因は、マスコミや安倍首相自身が絶賛しているアベノミクス、異次元の量的緩和により円の価値を薄めてしまった円安により輸入代金が円換算で増大してしまったのです。期待した円安による輸出を増やすことも、長年続いてきた円高により製造部門は海外に移転してしまったので、輸出企業は潤ったものの、肝心の輸出量は殆ど増えなかったのです。この経常収支の赤字は今まで日本に寄せていた経済的信頼を揺るがす危険性が高いと考えています。その証拠に新聞は数多い日本企業の好決算を発表していますが、今の処株価は全くの無反応であります。しかもあれだけ強かった日本国債市場があの日銀による介入により、なにか前とは明らかに変わってしまったと思えます。要らぬ心配かもしれませんが、日本が韓国やロシアのような状態に絶対ならないとは言えなくなりましたね。
さて、「美味しんぼ」という漫画で、福島での放射能による健康被害についてかなりシリアスな描写があり、各方面で大きな問題になっています。その報道の捉え方は、新聞、テレビなどのメディアとネットでのブログ、コラムでは大分違っているようです。基本、与党政治家や各首長は一貫して、「風評被害がでる」とか「差別を助長する」として漫画内容や作者、実名で登場する関係者を非難しているようです。逆にネットでは、放射能被害は事実としてあるのだから理解できるとして肯定的な感じがします。また、私が見る限り、ネットの書き込みというのは、過去の政治家の発言や出来事の正確な検証までして書いていますので、少なくとも何人かの政治家は、過去の発言と今の発言が全く違った事を言っていたりして、信用出来ません。あくまで、私の個人的見解でありますが、この作者(あまり好きではないのですが)は、これだけ続いた漫画の原作者として、2年以上に渡り、きちんと取材、調査をしているのは、間違いないことであり表現の自由が認められている日本においてなんら非難されることでは無いと考えています。鼻血や体調不良など、医学的に放射能が原因でないと言いますが、私がテレビでいつも言及していますが、どんな影響にしろ個人差があるのであって、絶対に無いというのは、それこそ薬務課に言われている、エビデンスを出せといいたいですな。
また、こういう放射能被害のような、よく分からないものは、今までの経験則が当てはまらないこともあると思いますので、否定するより、健康被害が出ていることは、事実であるのだから、検証し対策を講じるべきではないかと思います。この漫画により、福島がもう原発事故の影響がない安全な街だと努力してきたのを、無駄にするのかという声には、本当に気持ちとして分かるのですが、事実を何の検証も行わず、はなから否定することで、国民の信頼は戻らないと思います。ですから、検証、調査し広く不安を払しょくするデーターを公表することによって、安全性を証明するべきであります。あるコラムによると、過去の公害病と言われる病気が、初めは国や企業が、「影響はない」「因果関係は認められない」と今回と全く同じように被害を否定しているのですが、数が増えたり、症状が顕著化すると最後は認めざるをえなくなり、しかもその時点では、深刻な後遺症に苦しむ人や大きな賠償を生じさせるのです。そういったことが起こらないよう、して欲しいです。福島の原発は今現在どうなっているか、ほとんど情報は入ってこない訳で、事態が好転して、アンダーコントロールしているとは、どうしても思えないのです。こういった一部であがっている声を無視したり否定したりして、被害を拡大させるようなことがあってはならないと思います。
来週、19日はクロワール歯磨きジェルのホットピックであります。一緒にウルトラクロワールアイネオとクロワール茶の紹介もいたします。時間がありましたら、是非ご覧くださいね。頑張ります。