週刊柏﨑 第380回_ケニア珍道中【part6】

相変わらず、朝晩はとっても寒い日が続いています。陽が出るのと出ないのでは、温度差がかなりあり、例の狐坂の2ヶ所に設置してある温度計は、朝9時頃で日が当っていない方は、マイナス3℃、日が当たっている方は7℃と、なんと10℃のひらきがありました。それでも、私の家の庭にある梅の木には、紅いつぼみがついてきています。春はすぐそこに来ているようです。

皆様お元気でお過ごしでしょうか。
今年度の大学の卒業生の就職率は、約68%ということなのです。週刊誌によると、その数字もかなり底上げされたもので、実際は60%位であるということが載っておりました。この約6割という数字をマスコミはさかんに大変な事態だ、とんでもなく景気が悪いと、騒ぎ立てていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。この週刊誌によると、大学生の学力低下がかなり深刻な状況になっていて、底辺校といわれている大学の学生は、半分位が九九を完全に答えられなかったり、アルファベットの順番も解らないのだそうです。こういう中学生以下の学力の大学生であっても、就活する大学生にカウントされる訳ですから、そりゃ60%でも上出来じゃないのという感じです。実際、韓国や中国の大学生の就職率は20%にも満たないですから、まだまだ日本の場合は恵まれていると思ってしまいます。

先週で最終回の予定でありましたケニア紀行でありますが、本当に最終回のpart6であります。まあそれだけびっくりのしんどい出張だと思って頂けたら幸いであります。車がひっくりかえってしまったアクシデントはありましたが、なんとか救助の車に乗り換えて到着することができたマサイ・マラは、本当に感動的な場所でありました。見渡す限り続く草原に、木々がポツンポツンと確認することができます。その草原には、様々なタイプの鹿っぽい動物やバッファローやキリンなどが普通にいるのです。このマサイ・マラの観光というのは、この無限に続くサバンナの中を屋根が開閉できる四駆の車でドライブするというもので、当然その間、様々な動物を見るというものです。意外であったのは、ライオンやチーターなど普通に見ることができると思っていた動物がなかなか見つからないです。このマサイ・マラに滞在すると、やることははっきり言って、このドライブしかない訳で、何事に関しても飽きっぽい私は、初日の2時間位でこの動物ウォッチングドライブには飽きてしまいました。なんせ行けども行けども、鹿っぽいやつばっかりで、やれこれがガゼルだ、インパラだ、アンテロープだと言っても、大きさが違うだけでどれも同じに見えます。象やキリンやバッファローやハイエナなんかも初めは、見つけると嬉しかったのですが、どこでもいるとなると、これも最後の方はなんとも思わなくなってしまいました。ライオンに関しては、2日間のドライブで2頭程遭遇したのですが、メスだけで1度もオスを見ることはできませんでした。チーターにしても、遠目で1頭を見ただけです。サイは見たかったのですが、本当にまれにしかお目にかかれないそうであります。その中で、同行者のマリオ君が発見したレパード(豹)でありますが、これは現地の人の話では、超ラッキーで、そもそも音がするたけで隠れてしまうレパードは、現地の人でもなかなかお目にかかれないそうであります。
ですから、よく雑誌に載っているハンティングシーンや様々な動物の写真は、滅多にお目にかかれるものではなく、そのシーズンに何ヶ月もサファリに出向いて数少ないシャッターチャンスをものにしたものであるのです。それでも、サバンナには多分捕食された動物の骨が、ゴロゴロ転がっていたり、川にも岩のように見える多数のワニが休息している岸辺に骨が無数に散在にあったり、ワイルドな臨場感はたっぷりでありました。私達がこのマサイ・マラで滞在したのが、なんでも5つ星のホテル「セレナロッジ」であります。ロッジという名の通り、平屋造りで、約50室のロッジが長屋風に造っています。このロッジが5つ星というのは、建物がしゃれているというのもありますが、なんせサファリのど真ん中の小山の斜面に建っているからだと思います。窓を開けると、前にはキリンやインパラがいますし、ロッジの裏には、さながらジュラシックパークのように電流が流れている鉄線のフェンスがあります。マリオ君の話では、夜中に物音がしたのでカーテンをあけると、目と鼻の光に2頭のバッファローがいたそうであります。ちなみにバッファローは、このマサイ・マラで一番の危険動物で、近づくと襲ってきたり、サファリカーをひっくりかえしてしまうそうです。はい。このマサイ・マラのセレナロッジを訪れる人は、ヨーロッパ系の白人が一番多く、その次に日本人や、中国人が多いとのことです。食事は3食付きで(どこにも食べる場所はありません)、すべてビュッフェスタイルです。5つ星であるのでサービスは良いのですけれど、なんせケニアスタンダードなので、あまり期待はしない方が良いと思います。ロッジにはTVやラジオなどは一切なく新聞もありません。ですから、ゆっくりリラックスするのにはいいと思うのですが、なんせ根が貧乏性の私には2日でも長い位でした。ただし、日の出と日没の夕焼けは本当にすばらしいものがあって、あのシーンだけは多分一生忘れないと思いますし、それだけ見るだけで訪問する価値は十分あると思います。このケニア滞在中どこに行っても閉口したのが、殺虫剤の噴霧であります。このセレナロッジでもナイロビヒルトンでも、ベットメイキングの時に殺虫剤を思いっきりまき散らかします。なんせ、飛行機の中でも、CAさんが天井めがけてまくのですから、私達はあまり意識はしなかったのですが、やはりマラリアなどの危険性はしっかりあるのだそうで、あのジョージクルーニーが同時期、アンゴラだかでマラリアになってしまったそうです。そんなこんなで私のケニア出張は終わったのですが、最終日、このマサイ・マラからナイロビの空港に陸路で7時間、信号機は市街地に入るまで一つもありませんでした。帰りは、偏西風のおかげでドバイトランジットの時間を入れて、約17時間で無事、日本の成田空港に帰ってくることができました。帰ったら帰ったらで、日本は大雪が降っていて、帰りの新幹線はしっかり2時間遅れとなりました。本当にいい経験をさせてもらいましたが、ケニアは正直もういいです。
ちなみに、あの取引会社の役員、フランシスさんはなぜだか、カメラと時計を送ってくれと未だにメールがあります。
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柏崎

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