週刊柏﨑 第637回_ 糖質ダイエットについて

2月も今週で終わります。京都でも先週に春一番が吹き、もうすぐ春という陽気であったのですが、このところ一気に冷え込んでいます。京都の冬特有の晴れているのに雪が舞うという奇妙な天気が続いています。それでも日中はなんとなく前とは違う春めいた感じがするのは、間違いなく、矢張り確実に春は近づいているのですね。

中国の春節が終わりました。消費不況に陥っている日本にとって今や中国人観光客の所謂爆買いは、とても大切なものであります。実際、健康食品業界でも春節の爆買いを当て込んで、去年末から工場をフル稼働して備えていた位で、最早爆買いは日本経済にとってなくてはならないものとなっています。

ただ、ここのところ中国のバブル崩壊や為替の円高元安により爆買いがどうなるか不安要素もあり事の成り行きに注目が集まっていたのです。専門家の話では、一人当たりの購買額は去年がピークであったのですが、その分を旅行者増で充分補えるということで、トータル消費額は増大するという見通しということであります。確かにこの春節期間に日本を訪れた中国人観光客は前年比1,6倍になったということで、銀座辺りは正にリトル上海状態であったということです。銀座に会社があるパピリオ稲田先生は爆買いツアーしている現場を見学に行ったそうで、それは凄まじかったとおっしゃっていました。

私も、東京出張で泊まったホテルなどで多くの中国人旅行者と遭遇しましたが、前ほど荷物を抱えた人は見かけませんでした。まだ、この春節期間の正式な爆買いのデーターは出ていないようですが、どうなんでしょうね。あくまで私の感じですがそんなに期待した通りではないような気がするのですが。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。プロ野球のキャンプが始まりました。実は私は今年のイチロー選手に大きな期待をしています。何故なら、私が親しくしている中辻先生が、少し前からイチロー選手の治療をしているからであります。イチロー選手も今年43歳、今やメジャーの野手最年長であり、ここのところのパフォーマンスの衰えが著しい訳であります。それは当然身体にガタが来ているのであって、もしそれが改善すればどの位出来るのかとても興味があります。中辻先生によると身体的には相当良くなっているそうで(今の処痛みは完全に摂れているそうです)期待も高まります。早速、マイアミでのキャンプで打ってから一塁までの到達タイムがメジャーの全選手中5位を記録したそうで、イチロー選手を上回った4選手が皆20歳台だったということを考えると凄い記録であります。早くも治療効果が出ているのですね。だって元々スロースターターのイチロー選手がキャンプ初日から全力疾走なんかすることないでしょう。多分、よっぽど体調がいいのでしょうね。なんか、行けそうな気がします。私、早速メジャー2016選手名鑑(1400円也)を買ってきました。

 

私は、中辻先生に筋治療を極めて痛みを取る技術があれば、痛みを治して欲しいアスリートと出会うのは必然であると言っていましたので、当然の成り行きであると思っています。ですから、結果が出れば他の有名アスリートと中辻先生と出会うのは同じく必然であり、この先マー君や錦織選手の治療もするのではないかと思っています。そのくらいの技術を持った先生ですよ。

 

さて、今賛否両論で騒がれている糖質制限ダイエットでありますが、単に簡単にダイエットをするということであれば、正しいと考えています。基本的に、炭水化物さえ食べなければ何を食べてもいいのですから食事の我慢と言う面でもそれ程大きなストレスは無い筈です。実際、あの「ライザップ」もダイエットのメーンとなるのは、糖質制限による食事療法であり、筋トレはあくまでおまけみたいなものなのです。まあ、2か月で胸などの大きな筋肉を付けるのは難しい訳で、変身後の姿で一番目を引くのは贅肉をそぎ落とした腹筋であります。前にも書きましたが、腹筋に関しては元々贅肉を落とせば割れているのが自然でありまして、決してワンダーコアーの宣伝の様に腹筋を鍛えて付けるものではありません。

また、テニスの世界チャンピオンのジョコビッチ選手が実践して効果があったグルテンフリーダイエットにも糖質制限は相通ずるものであります。グルテンといのは、小麦などの胚芽に含まれるタンパク質なのですが、グルテンを摂らなければ自動的に炭水化物を控えるようになる訳ですから、形を変えた糖質制限のようなものです。まあ、家の娘を見ていて思うのですが、明らかに炭水化物の摂りすぎなのですね。現代の人間は多くの人が炭水化物(糖質)を摂りすぎていてその為に肥満であるとかⅡ型糖尿病になることが多いというのを認識して欲しいです。こう考えると炭水化物(糖質)制限というのは、私は心がけるべきであると思うのですが、ここにきて、何故賛否両論になっているかというと、炭水化物(糖質)制限をするあまり極端に制限してしまう人がいて大きな反動が出ているからなんです。糖質制限ダイエットを提唱し自ら糖質制限により糖尿病を克服し、体重も3か月に15キロ減量に成功した桐山秀樹氏の突然死が、大きな発端でありました。食生活というのはバランスが大切といつも言っているのですが、控えるというのと禁止するというのは違うのですな。確かに、糖分を摂らないということで、ダイエットには大きな効果を発揮します。しかしながら、炭水化物というのは、身体の中で糖となり「脳」を動かすエネルギーとなります。

要は、人間が生きる上で大切な栄養素であるのです。ですから、何事も程度が大切ということを良く考えて欲しいのです。現在の食生活に於いて、糖質を摂りすぎている傾向があるから炭水化物(糖質)を減らした方がベターということで、それは炭水化物(糖質)を一切摂らないということではないのです。血糖値が高ければ、糖質制限するのは当たり前の話でありますが、血糖値が正常に戻っているのに糖質制限する必要は無いということです。どうしても、こういう話は極端になってしまうものであります。「年寄りが肉を食べるべきか、控えるべきか」なども同様で「程々がいいのじゃない」ということです。何事も行き過ぎはいけないということですな。

ただ、私が思うに我慢してストレスを貯めるならしない方がいいのじゃないかということであります。ダイエットだって、またどんな健康法であってもスタートはあってもゴールは無いのです。だとしたら、楽に生活の一部にしなければ、何にもならないと思います。「ライザップ」だって2か月間なんとか糖質制限&ウェイトトレーニングで痩せたとしても、それがゴールであればリバウンドする確率は高いということです。その点、炭水化物(糖質)制限というのは、それ程難しくなく、続けることが出来るダイエット方法であり、昼食だけとか夕食だけ炭水化物抜きとか、お菓子やジュースなど制限するとかの方法であれば身体的にもリスクは低いですから、個人的にはお薦めであります。ただ、それは簡単にダイエット出来ますよというものであって、(痩せることで生活習慣病の予防になるという結果的健康法であり)決して健康的に痩せるということではありません。

 

健康的に痩せるというのは、脂肪体重を落とすということで、これを実現するのには、炭水化物(糖質)制限+運動が必要になります。糖質制限だけでは、糖の不足を筋肉を分解したアミノ酸で補うため筋肉が落ちて体重が減るのであって脂肪体重は減りません。こう考えると、まあ、理想のダイエット法というのは、適度の炭水化物(糖質)制限&適度なウェイトトレーニング&有酸素運動であります。でもこれって程々の「ライザップ方法」であるということでしょうか。まあ、これとて止めれば、必ずリバウンドします。ダイエットは理論は簡単、実行するのは難しくものであります。あと、今話題になっている栄養機能表示、飲むだけで痩せると謳うサプリメント、まあ、どういうメカニズムであるか私はよく分かりません。

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