週刊柏﨑 第586回_何を選ぶかということ

会社の窓から外を見ると、天気は良いのですけど粉雪が舞っています。寒波が来ているらしく京都は物凄く寒いです。何でもこの寒波は北極から日本にダイレクトに降り注いでいるということで、今日会社に来る途中の温度計は久しぶりのマイナス2度でありました。北陸や東北、北海道では、やはり凄まじいことになっていて、ホワイトアウトというのですか?フリーザーの中で雪を大型扇風機で煽り立てたような状態になっています。まさしく八甲田状態、外にでるのは遭難覚悟です。

まあ、お金がないないと叫んだところで懐が温かくなることは無いように、寒い寒いと叫んだところで身体が暖かくなることはありませんが、それでも表に出ますと口からは寒いと出てしまうのですね。本当にあと少しすると冬が終わるんでしょうか。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。1月中旬からほぼ毎週東京に出張しているのですが、このペースは2月に入っても変わっておらず、多分4月位までこれは続くと思います。

私的には多少疲れはあるものの体調は絶好調、クロワール茶とクロワールファインを摂って毎週犬のようにボールを追いかけております。因みに田代さんは、たまにメール交換をしていますが、お元気そうですよ。皆さんには、くれぐれもよろしくと仰っていました。

 

人間も含めた生き物というのは、非常に不思議な性質を持っています。要は、色々な環境の中で生活するうちに自然と体がその環境に順応するように変化することであります。人間は他の動物に比べて食生活に於いて加熱食を多く食べています。

いつも言っているように酵素は熱に弱く加熱食にはあまり含まれておらず、生食に酵素は多く含まれていますので、どうしても酵素が加齢により体内から減少するのです。加熱食を多く摂る人間がその過程でどのように変化したかというと、人間のすい臓は他の動物に比べてかなり大きくなったのですね。すい液というのは、すいすい臓で造られる小腸の十二指腸に分泌される消化液であるのですが、3大栄養素(脂肪、タンパク質、炭水化物)を全て分解出来るくらいの多様な消化酵素を含んでいて、哺乳類の消化、吸収では一番中心的な役割を果たしています。

ですから、人間は加熱食を食事の中心にすることをすい臓の機能を上げ酵素を多く体に造ることでバランスをとっているのです。

また、草しか食べない牛や馬が何故あのような筋肉を持っているのか、逆に肉しか食べない虎やライオンがどうやってビタミンCを補っているか、それは、牛やライオンが消化の過程で必要な栄養素を酵素の力で草からアミノ酸を、肉からビタミンCを造る能力を持つようになったからであります。

ですから酵素というのはとても大切であり、また未だに神秘的なものであるのです。酵素を摂ることはとても大切なことだと思いますが、かといって添加物だらけのドリンクなどは余り感心できませんね。漬物や納豆などの発酵食品、生野菜などで補給したいです。ですから、酵素分解したグルコサミンプラスは実に理にかなった形でありお薦めです。

 

さて、先日アメリカ大リーグで活躍していた黒田選手が大リーグからの20億円以上の年棒オファーを蹴って古巣の広島カープと4億円の年棒で契約しました。また逆に大リーグのブルージェイズの川崎選手は古巣のソフトバンクホークスからの数億円というオファーを断ってブルージェイズとマイナー契約を結びました。

かたや、阪神タイガースからフリーエージェントになった鳥谷選手は大リーグへの移籍を目指したもの希望するようなオファーを得ることが出来ず、結局阪神タイガースに4億円の年棒の4年契約で残留しました。

黒田選手はお金より日本での最後の安定した野球生活を望み、川崎選手はお金より大リーガーという夢を選び、鳥谷選手は夢よりも現実を選んだということであります。まあ、誰が良くて、誰が悪いという判断は出来ませんが、同じ日本人としては、川崎選手の生き方はたいしたものだと言いたいですな。何故なら、この3人の中で一番困難な道を選択したのが川崎選手であるからです。

多分金銭的にも辛い筈です。実際、アメリカ人はこの黒田選手や川崎選手の選択を「何故?」「信じられない」と言う人が大半だと思いますし、鳥谷選手の選択は、まあ理解されると思います。要は人間利害だけで行動する訳ではないんだということです。皆さんも、口では川崎選手の生き方を称賛するでしょうが、実際同じ状況でこういうことが出来るか?というと結構難しいと思います。

人間には欲というものがある訳でありまして、どうしても自分にとって利益のある方に転んでしまうのです。私も会社を経営しているということは、世の中に対して金儲けをしますよと宣言していることなので、基本大きな利益を得ることを考えているのです。

但し、エーエルジャパンのような零細企業が生き残る為には、お客様の商品にたいする満足度、即ち体感がある商品を提供していかなければならないという使命があります。そうなると、決められた予算の中で、良い原料を使い、考え抜いた配合で商品造りをし、それをいかに安価で提供するかということを必然的求められるのです。これは、QVCさんという限られたマーケットで生きている私達には絶対に必要なことであります。

エーエルジャパンの売り上げは、伸びていまして、これはお客様に商品の良さを評価して頂いているのだと本当に嬉しく思っています。ところが、これだけ忙しく働いているのですが会社の利益が殆どでないのですね。それで私は発想を変えたのです。

そりゃ私も企業経営者ですので欲はあります。でも今利益は優先順位が一番ではありません。嘘くさいかもしれませんが、社会貢献がしたいと思っています。

エーエルジャパンは5年前から社会福祉法人と京都の保育園に寄付をしています。エーエルジャパンで取扱いしているガンバクッキーという天然素材を使い、無添加物のクッキーを作っているガンバカンパニーという会社、実は滋賀県にある社会福祉法人が運営する会社であります。ここで作るクッキーなどのお菓子は何故無添加なのか、それは製造現場で働くハンデキャッパーの人たちに添加物を触らせたくないという施設長の方針からであります

。エーエルジャパンも自然含有、自然素材を商品づくりの概念にしていますが、ガンバカンパニーは更にその上をいく素晴らしい会社です。毎年あけには、社員の皆さんからの直筆の手紙を頂くのですが、本当に心が引き締まる気がします。現在、ガンバカンパニーは社会福祉法人が運営する会社としては異例の黒字経営をする企業に成長しました。

ここで働く皆さんは、自分たちで稼いだ利益で自立しているのですよ。皆さんも是非この拘りのガンバクッキーをお試しあれ。私は、今後このような自立を目指す社会福祉法人を支えていきたいと思っています。今年から、口腔ケアー関連に進出するのもその一環です。微力ではありますが、何か世の中の為になることをしたいと思っています。まだまだ、頑張らなくっちゃなりませんね。

 

柏崎

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