週刊柏﨑 第600回_大阪都構想

大きく天気が崩れることもなく、過ごし易い日が続いています。朝晩はかなり寒く感じることもあり、犬の散歩しは結構着込んで出かけています。5月も後半になり、流石に京都を訪れる観光客も減ってきています。それでも外国人観光客は相変わらず多いようで、街中では多くの外人を見ますね。新緑を蓄えた木々が、風にふかれ、会社のある北山近辺は、なんかいい感じでありますよ。

相変わらずの頻度で東京出張していますので、身体はかなり疲れています。それにQVCさんでのオンエアー時間が、深夜だったり朝だったり時間が本当にバラバラで、これも疲れる大きな原因であります。ただ、「疲れた」とか「しんどい」と口に出してしまうと本当に何もしたくなくなっちゃいそうなので、要は空元気、明るく振舞っています。気持ちだけはしっかりしないとなりませんから。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

今週初め深夜2時からオンエアーがありました歯磨きジェルとワハハ歯ブラシ、道田ナビの分かり易い説明のおかげで歯ブラシに関してはソールドアウトとなりました。

あの歯の模型を使っての歯ブラシの歯への当たり方の説明ですが、あれは道田ナビのアドリブでありまして、横で聞いているだけで本当に歯ブラシの特性と良さが分かるものでありました。

道田ナビは、あのワハハ歯ブラシの大ファンでありまして、それも話の信ぴょう性を持たせるような迫力がありました。今後のオンエアーにいかせられたらと考えています。

橋下氏が提唱していた「大阪都構想」、日曜日に行われた大阪市民による住民投票によって否決されました。賛成派と反対派の思惑によって様々な中傷合戦がなされたようですが、大阪の人たちは変化を嫌ったようですね。現状の大阪という町は、ドンドン悪くなっていて、あれだけの都市としてのポテンシャルを活かしきっていないと思っています。

やりようによっては東京都並の都市になってもなんら可笑しくないと考えています。今の様々なシステムがそれを阻んでいると訴える橋下氏の言う事はもっともなことであり、きちんとそういう話を市民に説明する時間も方法も無かったことが悔やまれます。

確かに、反対派が言っていたように、大阪を都にしたからといってそれで全てが上手くいく訳でもないことは事実であり、もっと改革ポイントを明確にして、具体的なビジョンを何故今のままでは出来ないかを説明すべきであったと思います。

今回の住民投票で、私がとても違和感を持ったのが、どちらの陣営も二言目には、市民サービスがおろそかになるという話であります。私には両陣営とも市民のことなどは二の次で、あくまで己の既得権を取るという事が大切であるとしか思えなかったですな。

私の考え方はシンプルでありまして、「ダメなものは変える」これだけであります。立ち止まって衰退していくのなら、ダメかもしれなくても変化を求めるべきであると考えます。例え橋下氏が、間違っていてもです。その証拠に、この回の住民投票。老人が反対、若者が賛成という傾向が顕著であったそうです。

大阪で投票率が66%とうのは、極めて高いもので、住民の関心度も高かったのですね。都構想が否決されたからといってもその差はわずかでありまして、大阪の人も、やはりこのままではヤバイと感じているのです。これをきっかけに大阪の改革は待ったなしなったと考えるべきでありますね。

まあ、橋下氏に対しては、勝負所を見間違ったということでしょう、あの彼が政界にデビューした7年前、その頃大阪都構想で住民投票をしていれば、絶対圧勝していたと思います。賞味期限がという感じでしょうか。

私が思い出したのが、あのケニアに行った時に飛行機で観た「プリンセス、ミストヨトミ」という映画であります。歴史上では、卑怯者的に扱われている豊臣秀吉を大阪の人民は「太閤さんは気の毒や」という思いで支持し、それから現代に至るまで、豊臣の子孫を大阪の市民がずっと守ってきたというお話であります。

この判官びいきの大阪人の優しい気質が間違いなくこの住民投票の中にあったと私的には考えております。

私、橋下氏は正直、余り好きではないのですが、幸せ者でありますな。

消費税引き上げから1年チョット経ちました。増税の影響がそろそろ無くなっていい頃なのですが、まあ、全然良くなっている感じはしませんね。特に通販業界は、ダメです。確かに、通販というのは、究極の衝動買いの場を皆さんに提供する場であって、多分皆さんがお買い求める品物と言うのは、その殆どが絶対に必要なものでは無いと思います。

要は、消費者の財布の紐が固くなれば、真っ先に消費を抑えるところであり、景気の影響を大きく受けるのです。日本が昔のような動きを取り戻せない一番大きな原因が消費税の導入であったのではないかと思うようになりました。日本の財政赤字が今1000兆円を突破したのですが、元々この財政赤字を削減する為に消費税というのは導入したのではないかと。

大体2000年になって小泉さんあたりから赤字額の増え方が半端なくなっています。今回の増税だって言い出した野田さんが、増税分を全て社会保障費に充てると言って、安倍さんもそれを継承した筈なのに、今週の経済諮問会議では、歳出削減の為、高齢者の資産、相続税の増税、年金減額、医療費削減と、「そりゃ社会保障費を減らしてんじゃん」ということであります。これを民間企業がやったら完全に詐欺であります。

じゃあ、増税しても足りない予算で何をしてるのかというと、なんと安倍さんが、外遊して世界中にばら撒いたお金が123兆円強であります。アメリカから買わされた17機のオスプレイの3600億円、そして集団的自衛権行使により増額される防衛費は多分物凄い額でしょう、それに中国に対抗してアジア開銀に新たに出すお金が13兆円(でしたっけ?)と、どうしてこれが問題にならないか私には分かりません。

政権はこんなに国民に負担を強いてやりたい放題であります。それでも、日本人は変化を望まないどころか怒ることもしないのですね。もし諦めてしまっているのなら日本は再び輝くことはないでしょう。

そういう観点から見ると、沖縄というのは、民主主義の可能性が残されている場所と言えますね。なんせ、与党VS沖縄県民となっていること、イデオロギーでは無く、沖縄人というアイデンティティーです。

そりゃ、本土みたく利権もあるのだろうけれど沖縄人としては大多数が「そんなの関係ねぇ」ということです。こういう銭金でなくなっている処では、与党のやり方は通用しないですね。まあ、沖縄以外の日本は銭金で動いいているから、金持ちだけで全てが決められていて、お金を持っていない庶民は何も出来ない、こういうことですな。

柏崎

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