週刊柏﨑 第599回_ 企業のビジネスモデル

今週に入り、少し肌寒くなっているようです。家の隣のバリバリ京都人のおばさんと挨拶すると、「なんか、冷こいおますな」と、これが京言葉で「少し寒いですね」と同じ意味だと思います。(定かではありません。)

台風が来ているようで、今日あたり本土に上陸し大雨が降るそうであります。今週もQVCさんのオンエアーがありますので、大雨はチョット憂鬱です。(一日たったら嘘のように天気が良くなっています)

先週末にオンエアーしましたNアセチルグルコサミンプラスの特別セットでありますが、皆さんのおかげでソールドアウトとなりました。厚くお礼申し上げる次第であります。番組が始まる前の打ち合わせで、担当プロデューサーから彼女(お美しい女性プロデューサーです)のお母さんが、このNアセチルグルコサミンプラスで膝痛がウソのように消えたという話を聞きました。

そしてその後、公海さんからご自身の長年悩んでいた痛みが良くなったという話を聞き、やっぱりこれだけの素材を使えば、体感は必ずあるんだということを確信出来ました。利益は全然ありませんけどね。その他、西田社長の旦那さんや稲田先生とお母様、本当に沢山の方々が使って下さっています。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

私も、Nアセチルグルコサミンプラスは必ず摂るようにしていますよ。

今週、東北で震度5強という地震がありました。ネパールでも、この前の大地震の余震と思われる地震が発生しました。確かに、地震の大きさの差はありますが、日本の地震に対する備えと建物の耐震性は凄いですな。ネパールという国も日本ほどでは無いにしても、かなり地震国なんです。それであの一番の被害を出したカトマンズのレンガ造りの建物群、そりゃ、あれくらいの被害は出ます。

日本の今回の地震は、今の処、東北新幹線が止まった位で、これといった大きな被害は出ていない模様であります。例の、東北で大きな地震が起きるかもと言う予言は、この地震だったのかもしれません。まあ、箱根大涌谷の状況は相変わらずでありますし、何があっても動揺しないよう備えることが大切でありますね。

マクドナルドやワタミ、すき屋などデフレ時代を象徴してきたような企業の業績悪化が止まりません。これらの企業の、業績悪化についてはデフレビジネスが終わったせいというよりも、ブラック企業として消費者から毛嫌いされてしまったということが原因のような気がします。

前々から企業の運営にはビジネスモデルが大切と言ってきたのですが、そのビジネスモデルを一気にダメにしてしまうが、この企業のイメージダウンなのです。特に今の様にネットによって悪い情報があっという間に広がることによって、企業にとって対応を誤ると、致命的なことになってしまうのです。一回それが消費者の間に広がると、それを挽回するのは並大抵ではありません。

企業に対する信頼感は、その企業が長年努力して築き上げてきたものであります。しかしながら、それは一瞬のうちに崩れ去るということを、企業は思い知るべきであります。お客様、そして社員さんあっての企業であることを認識しなくてはなりません。儲けを出すことを第一にすれば、当然お客様や社員さんをないがしろにするところも出てきてしまうと思います。企業である以上、利益を出すよう努力するのは当たり前だのクラッカーであり、決して悪い事では無いと思います。しかし、あくまでお客様に支持され、社員さんの働きの上に利益があるということなんです。

また、こういうデフレビジネスを牽引してきたような企業がダメになって来たからと言って、国民が高級志向になったということではありません。決して、アベノミクスとやらで景気が良くなっているのではないです。牛丼やマックにさえ行けなくなっている人が増えているということです。私は、3〜4か月に一回ぐらい銀行に行ったついでに、吉野家に行きます。いつも頼むのは、並と味噌汁、確かに100円近く上がっていますが、めったに行かないので気にしません。だって私の大学時代から殆ど上がってないです。ラーメンとかは5倍以上ですよ。それくらいありじゃないかと思います。だいたいそれから吉野家の前の安い床屋さんで散髪します。大人1900円ですけど、早いし、いいですよ。因みにウチのダメ犬の月一回の散髪代は5000円です。

今現在、日本の景気がいいのか、悪いのかと言えば、いい人もいるし、悪い人もいるということです。それでも、間違いないのは、いい人より悪い人の方が圧倒的に多いということです。上場企業の利益が過去最高になったそうであります。トヨタの利益は2兆7500億円だそうで、もう凄いですね。でもトヨタを始めとする業績絶好調企業は、販売量が増えている訳ではなく円が安くなった為替差益なんですね。

そりゃ、世界的に物余り状態だし、中国はやばそうだし、物がめちゃめちゃ売れる環境ではありません。それでも不調より好調ということは良い事でありますけどね。かと言って、シャープは、円安にも拘わらず大赤字で、とうとう1218億円ある資本金を1億円に減資であります。こりゃ、ほぼ倒産状態と言っても可笑しくないことです。何年か前に大赤字が続いて、事業再編とかリストラとかして立ち直ったと思っていたのですが、大所帯は大変ですな。まあ、ビジネスモデルが毀損するということは、こういうことであります。

また、あの東芝が決算を出来ないという非常事態、好調と言われていた東芝でありますから、まさに一寸先は闇ですね。東芝に前後して決算を出した、東芝と並ぶ重電の雄、三菱電機も1300億円の赤字を発表しました。東芝の場合、多分、原発関連の特損を何かに付けかえて決算発表を目論んでいたのを、会計監査会社から拒否されたのでは?まあ、私の個人的見解でありますので、定かではありませんけどね。でも、それくらい東芝の決算先送りはあり得ない事態であるのですよ。多分、株式はシャープ共々暴落するのではないかと思います。

ゴールデンウィーク中、京都は凄い人出で、街中のお店はどこも一杯であるし、デパートも人だらけでありました。これだけ、見れば「何処が景気悪いねん」と思います。確かにお金持ちは、増えています。そして彼らはお金を沢山使っているでしょう。でも、それだっていつまで続くか分からない繁栄かもしれません。

一般のサラリーマンの実質賃金は下がっています。貧しい人は更にキツイ生活を強いられています。デフレビジネスが、ダメになったということは景気の底が抜けたことなのかもしれません。日本という国がこれからどうなるか、この頃不安になる時があります。私には、日本の将来が決して明るいとは、どうしてもイメージ出来ないのです。日本は、ダメになったと言っても世界的にまだまだ経済大国であります。だから、何だかんだ言っても、何とかなっているのだと思います。

でも、それに甘えていれば、日本のビジネスモデルがいつ毀損しても可笑しくないですよ。トヨタだって、車が無くなれば会社が存続出来るか分からないのです。日本に体力が残っている内に、ちゃんと将来の日本を皆で考えなくてはなりません。

柏崎

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