週刊柏﨑 第566回_秋ですな
日中は30度を超える日が続いていますが、すっかり秋であります。近所の田んぼは、この連休で殆ど稲刈りが終わりまして、秋風に吹かれた赤とんぼが、何匹も空を飛び回っています。日中に気合いを入れてテニスをしていても、汗はそれなりにかきますが、心地が良いですな。まあ、熱中症の心配は、しなくなっただけでも私のような爺さんには有難いですね。北海道では、既に紅葉真っ盛りの場所もあるようで、何か今年は厳しい冬になりそうな予感がします。京都に移り住んで、16〜17年になるのですが、今までの経験上、こういういきなり気温が下がる年は、紅葉が綺麗なことが多いので、是非この秋は京都にお越しくださいね。皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。今週末はQVCさんでヘルス&ビューティーDAYというイベントがありまして、ウルトラクロワールアイネオをホットピックのコーナーで紹介致します。オンエアーの時間は、AM7時とPM12時の2回を予定しています。お時間がありましたら是非ともご覧くださいませ。今回は、おまけにアサイーとクロワール茶のカメリアを入れたソープをご用意しました。今週、関東で震度5の地震がありましたが、何かしょっちゅうの事なので余り驚きませんね。例の東日本大震災の後は、この位のクラスの余震が何回もあった訳でありますが、QVCさんのオンエアーの最中だと本当にどうしていいか分からないのです。実際、結構大きい余震がオンエアーの時に起きまして、ナビさんを始めQVCスタッフが、冷静なのに私だけかなり動揺してしまって何を喋ったか覚えてないのです。まあ、京都は殆ど感じるような地震が起きませんので、抵抗力もありません。なんでも、損保大手各社が、住宅や店舗を対象とした、契約期間10年以上の長期の火災保険に関して、来年秋以降は取り扱わないと発表したそうであります。このところ、日本各地で、水害や土砂崩れなど激甚災害と言われているものが増えていて、もう長い間そんな保証は出来ませんということなのでしょう。保険会社というのも、当然営利企業でありますから、損するようなことはしません。要はロングスパンでは、かなりの確率でこの激甚災害が起きると見られているという事であります。ものは違いますが、ガン保険もそう、昔のような患者側に有利な保険はもうありませんね。私が、入っているガン保険は、ガンになった時の一時金も、入院給付金もかなりのもの、15年前にガンになった時大分お世話になったのですが、今でも大事に払い続けています。このガン保険、何回ガンになろうと払い続けている限り一生保障を受けられる訳で、今は、これだけ再発が増えていますので、絶対ありえません。かといってガンには絶対なりたくないですけどね。
日本中が、もう消費税が増税になるのはしょうがないという感じなのですが、私には、未だに消費税増税をして誰にメリットが有るか分かりません。我々人間には学習効果という同じ過ちは繰り返さないという経験則があります。1990年の資産バブルからやっと立ち直ってきた日本経済をその後の長いデフレ不況に落ち込ませた原因が1997年の消費税増税であったということは今や当然の事のように言われています。去年のアベノミクスによってまがいなりに日本経済は回復してきたのです。しかしながら、今回の消費税増税は昔失敗した、経験を全く生かしていないとしか考えられません。間違いなく今年と、そして来年の再増税は日本経済にとって悪影響しかないと思うのです。実際、安倍首相をして「景気のことを考えると増税はしない方がいいが、政治的には、必要。」と語っています。それでは、その政治的というのは何のことを指すのでしょうか。先般、このコラムで書きましたが、増税というのは国の財政状態が良くないから、収入を上げるようにするのですね。増税をして税収が上がり、国としての歳出、要は使うお金(予算)を削って行くならそのやり方は間違っていません。ところが、増税をすると今は国民がものを買わなくなる、要はGDPの大きい部分を占める個人消費が縮むんです。そうすると増税したのに税収が減ると言う本末転倒の結果になるのです。また、国は国で、民間がこんなに苦しんでいるのに、予算は減らすどころか、増やしてくる、それに増税による不況対策に税金を原資にした公共工事の大判ふるまいなんて可笑しいと思いませんか。大体日本は借金漬けになっていると言いながら、国民を犠牲にして海外でお金をまき散らすなんて国民は納得できないです。話が横道にそれました。増税によって誰にメリットがあるかです。我々国民は、増税によって財政状態が良くなることもないし、誰かが約束していた社会保障が良くなることもない、基本やらずぼったくり状態でありますので、増税は全くいいことはありません。企業は、大手であれば法人税減税が言われていますが、景気が悪くなって物が売れない方が減税よりデメリットが大きいです。だいたい黒字にならない限り減税は意味がありません。政治家は、これだけ国民が反対していることをゴリ押しするのですから、人気商売の政治家にメリットは無い筈です。では、官僚、特にこの増税を推進する財務官僚、確かに税収が増えるなら、予算を配分する彼らの権限は大きくなりますし、彼らが唱えてきたデフレからの脱却もインフレになることによって現実になるでしょう。でも私は、財務官僚だって国民であると思うのです。今現在、良くない影響しかない増税であることは、東大を優秀な成績で出た彼らなら、分かっているのだと思うのです。私が金融界に在職していた当時から、財務省(旧大蔵省)が景気重視でインフレ派であり、それを反インフレ派として日銀が金融を調節するというお互いに監視し合う機関であったのが、今や日銀は財務省の一部所になってしまっている異常事態であります。日銀総裁が、景気やインフレターゲットについて積極的に言及するなんてありえなかったのです。そんな異常事態で、誰が見ても国民にメリットがないことを強行しようとしている。つい最近は、政府要人や御用学者が、増税しなかった時のリスクを盛んに述べられているようです。要は、国際的信用を無くすとか、国債や為替が売られるとか、基本外国の絡みの話なんですね。日本を都合の良いドラエモンのポケットのように考えている国、日本の政界や官僚をコントロールする力を持っている国、この辺を良く考えてみると今回の話の真相が見えてくるのではないでしょうか。まあ、私の個人的な見解でありますから、全くあてになりませんよ。今日のニュースのトップは、スマホを買うのに一週間並んでる、との話題。日本って本当に平和な国でありますな。まあ、スマホを使えない私には無関心な話です。