週刊柏﨑 第567回_ヘルス&ビューティーディ ありがとうございました!

週初めから秋分の日にかけて、京都はとても天候が良く、過ごし易い陽気でありました。正に「天高く馬肥ゆる秋」でありまして、結構真剣にやっていますテニスの後に行くスーパー銭湯の風呂上がりに飲むビールは格別であります。
なんでも、この頃は「とりあえずビール」という飲み始めの慣習がワインや酎ハイなどに多様化しているようですが、私のようなおっさんは絶対に「とりあえず」はビールであります。まあ、私の場合は季節や天候に関係なくお酒はオールウェイズ美味しく頂いております。ただ週末にかけては、中国の方に遠ざかったように思えた台風がいきなり直角に曲がりまして日本の方に針路を変えたために天気は崩れてしまう予想ですね。台風は温帯性低気圧になりましたが、それでも関西から関東にかけて大雨が降る可能性があるということなので、注意が必要です。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。9月20日のQVCさんのイベント、「ヘルス&ビューティーデイ」でのウルトラクロワールアイの特別セットでありますが本当に有難うございました。おかげさまで完売となりました。皆さんには、厚く御礼申し上げる次第であります。来週は月曜、火曜とクロワール歯磨きジェルとNアセチルグルコサミンプラスの特別セットのオンエアーがあります。お時間がありましたら是非どうぞご覧お願いします。

ここの処、メディアで話題になっている神戸の児童の殺人、死体遺棄事件でありますが、容疑者として逮捕された男が、生活保護を受けていたと一部報道がありました。仕事もせずに酒浸りであったそうです。先日京都でも、祇園のホステスが毎月それなりの収入がありながら不正受給していた、関東では住所を転々として複数個所から不正受給していた女。なんでこんな事を書くかというと、今週千葉で、生活苦の為に中学生の娘と無理心中を計り、娘を殺害した母親が逮捕された報道がありました。県営住宅の家賃を滞納して、その退去日に犯行に及んだそうであります。以前「おにぎりが食べたい」と遺書を残して自殺した人がいたのですが、相変わらず不正受給の報道を耳にすると、依然として、本当に必要な人に支給されていないのですね。基本その原資は税金でありますので、本当に必要とするひとたちのセイフティーネットであって欲しいと思います。その為には、抜本的な法の改正が必要であると考えます。お金を給付するだけということからもっと生活を支えていくという物心両面の政策にしていくべきでしょう。そしてその仕組みがしっかり出来ていれば、悲しい事件はないかと思うのです。理想論かもしれませんが、増税をするなら国民の為に使えよということですね。亡くなられた方々には、心からご冥福をお祈りします。

さて、ゲノムという言葉、皆さん聞いたことがありますか。ゲノムというのは、遺伝子(GENE)の集合体を語源とした言葉であります。遺伝というのは、例えば、皆さんとお子さんが、目の周りや鼻の形が、似ているとか、親の生物的特徴が子供に伝わること、これを遺伝という訳でありますが、それはDNAが大きな役割を果たしているのです、そのDNA全ての遺伝子情報全体を指すのが、ゲノムであります。この遺伝子情報というのは調べることが出来まして、大手企業や大学医学研究所などが、共同でサービスを提供する動きがあります。このサービスを利用する目的は、ガンや糖尿病などの病気の発病リスクやダイエットや肌質などの体質に関する事を、遺伝子情報を解析し、知る事でそれを予防しようとするものです。有名なところでは、あのアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査により将来高いリスクがあるとされた乳ガンの予防の為に、彼女の乳房を切除したのは有名であります。しかしながら、この分野で先行するアメリカでさえ、遺伝子検査を医療の分野に利用することは、二の足を踏むというか、かなり慎重であります。日本に於いても、複数の健康保険組合がある会社が出している遺伝子検査キッドを人間ドックに取り入れようとしようでありますが、有識者から「根拠が薄い」との勧告に急遽中止した模様です。確かに、現状の遺伝子検査は医療に使えるようなエビデンスはありませんし、結果がでたところで、アンジーのようなことは絶対出来ないでしょう。基本、化学的根拠の裏付けがある占いという捉え方するのがよいというのが、私の考えるところなのですね。それに遺伝子レベルで、ガンなどの発症率が低いからといって、喫煙や飲酒、食生活などの悪いとされている生活習慣を続けても大丈夫という訳ではないですから。但し私もそうですが、健康診断よりも遺伝子情報からの診断内容はシリアスに考えますし、もし発症リスクが高いと言われたら、生活習慣は改める人が多いのではないでしょうか。それに、これだけ医療費の増大が日本の財政に大きな負担になっているなら、予防医学に役立てるのは、アリだと思います。遺伝子検査は人間ドックなどと違い、一回やればそれでいいのですから、コスト的にもいいですね。
健康商品とか自然食品の業界にとっては、大きなビジネスチャンスになる可能性もあるのですね。実際、ある企業は遺伝子検査を利用して、裕福層向けにオーダーメードの化粧品やサプリを提供する動きがあるそうです。確かに将来的に、遺伝子情報をオーダーメードの薬や医療に利用するには、データー的に時期尚早であることは否めませんから、初期の利用は、サプリや化粧品が初めのデーターのサンプリングには適しています。遺伝子情報というのは、ある意味究極の個人情報であり、データーの収集やその蓄積に関しては簡単にいかないことであります。そして、遺伝子検査を医療として広めていく為には、ビジネス=金儲けとして捉えていかなくては参入業者がいません。医療というのは、日本ではあくまで仁術でありまして、その辺の考え方が、国や有識者にあるのだったらこの遺伝子検査の医療利用は実際に利用できるまで時間がかかりますな。
ゲノム、遺伝子情報を利用した医療というのは、未来の医療を語る上で中心になることだと思いますし、日本の医療が全く違うものに変わるかもしれません。それだけに、大手企業からベンチャー企業や大学、研究機関が多額の費用をかけて参入しています。しかし、人間のゲノムを解析するということは、生物の聖域に入るということであり、それを可とするか不可とするか意見が問われることでありますが、流れとしては止められないと思いますし、人間の生命の考えが根底から変わるかもしれませんね。

柏崎

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