週刊柏﨑 第506回_食品の裏側

先週末から京都ではいきなりのゲリラ豪雨と落雷で非常に不安定な天候になっています。特に落雷で一部地域が停電になったりしていますので、信号機が使えなくて交通事故などが多発している模様でありました。

私が通っているトレーニングジムのトレーナーは京都の南部の伏見に住んでいるのですが、先週末、大雨と同時に竜巻が発生したらしく近所の商店街のシャッターは風で捲れ上がるは、民家の瓦は飛ぶはで大変だったそうであります。なにせ家の中に居て命の心配をしたというのですから半端ではありませんな。
今週、京都3大祭りのひとつの祇園祭が無事終了しましたが、時折襲うゲリラ豪雨には往生したものの、気温的には涼しく、例年のうだるような暑さではありませんでした。
今年は全国的に早く梅雨明けしましたが、例年であれば、京都は祇園祭が終わると梅雨が明け、本格的な夏となります。先週の続きですが、セミの鳴き声は今週も変わりなく、鳴き声を聞いてもほとんど散発的であって、例年の喧しい状態には程遠いです。京都という地区は余り感知できるような地震が少ない場所であるのですがつい最近、結構大きい地震がありましたので、ちょっと心配になってきました。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
日本の将来を担う産業になりえるとしてIPS細胞の有望性をこのコラムで以前、取り上げたことがあります。例えば人工透析をしている人達に正常に機能する腎臓をIPS細胞から造って移植するだけで市場規模は世界で兆でなく京であると書きました。
その後、IPS細胞から実際に様々な細胞を造ることに成功している訳でありますが、一向に人体に移植するという臨床試験をしている話を聞きません。ある説によると、実は造った細胞を人間に入れると、その細胞を自分の細胞として体が認識するのには時間がかかって、そのタイムラグの間に細胞がガン化してしまうそうなんです。それを防ぐ手立てが今のところ無いと言うのが実情であるそうなのですよ。
これは私が昔から考えていた事なのですが、もともと、ガン細胞というのは自分の細胞が変化して出来たもので、正常細胞のようにひ弱では無く、どんな場所でも宿主の私達が生きて栄養分を補給する限り死滅することはありません。だからガンというのは恐ろしい病気であるのですけれど、逆に考えると、もしガン細胞が何かのはずみで害の無い良性の性質を持った細胞に突然変異したら人類の夢である不老不死がかなう可能性があるということになります。IPS細胞で幹細胞から造れるのですから本当に出来たら凄いことですね。
さて、先日スーパーに買い物に行きまして、いちごジャムを買おうと商品があるコーナーに行きますと、それはもう何十種類ものジャムがある訳です。大容量の物の値段が高いかと言うとそんなことは無いのです。興味を持ってその内容物の成分を手にとってみてみると聞いたことがないような成分がいろいろ色々入っています。まず、いちごが入っておりそして甘みを出すのに砂糖が入っています。
昔、家で母親が作ってくれたジャムは確かこれだけで作っていたと記憶しています。私が手に取ったのは、一番小さなビンで色も梅干しの様な味気ないもの、値段はその棚の中では高額の525円であります。
その成分は、いちご(紅ほっぺ)、グラニュー糖、レモン果汁です。多分、容量からいったら一番高いジャムであります。安い値段のジャムは、いちごより砂糖のほうが多いし、液糖など複数の糖分が入っています。いちごが少ないから、粘度を出す為、添加物を入れています。色も薄くなりますので色素を入れています。同じいちごジャムですが、内容は全く違うものです。
このところ、このコラムで放射能に汚染されている食品について触れてきましたが、こういった添加物にまみれた食品をなんの不安も考えず食べ続けている現状はもしかして放射能問題より私達はシリアスに捕らえるべきなのかもしれません。なぜなら少なくとも、放射能には規制する数値がありますが、添加物には使用の上限数値は無いと言ってもいいからです。
その結果、100gの豚肉からその10倍近いハムが作れてしまうということが食品業界の常識になっています。添加物は放射能同様ただちに健康に害はありませんし、なんせ国が許可しているものであるのですから、まあ大丈夫でしょという感覚なのでしょう。
しかしながら、現代のアレルギー問題であるとか、肉体的、精神的の不調の原因の一端は添加物にあると誰しもが感じていると思います。人工肛門にしますと、自分の腸が見れるのだそうです。添加物の多い食品を食べて。暫くすると、普段はピンク色の腸が赤く染まるらしいという話を聞きました。
そして腸全体が携帯電話のバイブ機能のように震えだすということです。体がスケルトンであれば私達の体に害がある食品はすぐ分かりますな。添加物というのは、低コストで食品を作る出す魔法の粉です。ただし不自然である化学物質でありますので、リスクがあるのです。食品は味がありますし、成分を見れば大体は良い物を判断できますが、健康食品においては、それが非常に難しいのです。
お金を稼ぐといことは、企業を運営するに当たり、大変重要なことです。しかしながらあまりに大きい利益をだそうとすると、消費者のことなど考えなくなってしまうと思うのです。
綺麗ごとかもしれませんが、私はお客様が健康になって頂くことが第一であって、それ故に、自然の質の高い原料を使いますし、使用上使わなくてはならない添加物も最低限度にしています。だからこそ体感のある製品が提供できると思っています。
まあ、こんな本音を言っても、胡散臭い外見のせいで、信じて貰えないことが残念ですな。(笑)

柏崎

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