週刊柏﨑 第564回_僕のプライドは・・・

先週末から今週初めまで、断続的に日本各地に降った豪雨は、またまた大きな被害をもたらしました。特に、犠牲者、行方不明者を合わせて90名近く出した広島や市内各地でいまだ水没状態の福知山などは、正に泣き面に蜂、自然の力は容赦ありません。それにしても、土砂と一緒に家や車が降りかかってくるのですから、想像を絶します。山を削って造った比較的新しい宅地のようで、若い方が被害にあいました。本当に心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
雨が降った後は、全国的に一気に気温が下がった訳でありまして、北海道ではなんと気温5度の地区が有った位であります。9月には暑さがぶり返すらしいのですが、朝晩はこのままの気温が続くようで、もう秋ということになるのかも知れません。東京では本来なら東南アジアや中南米で良く見かけるデング熱の患者が数名見つかりました。感染者は海外への直近の渡航歴がなく、日本国内でデングウィルスに感染したと見られています。デング熱は、よくいう「やぶ蚊」によって感染しますが、基本日本国内では罹らない病気であります。まあ、日本の陽気は既に東南アジアなどの亜熱帯と同じような陽気でありますが、多分、これは、相当前から知らないでデング熱になっている人はいたのでしょうね。デング熱は発熱や頭痛、筋肉痛などほぼ風邪と同じような症状で、一週間程でケロッと治ると言いますから、なっても夏風邪かなと思う程度で、まさかデング熱とは、思わないでしょうね。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。東南アジアやアマゾンで蚊に刺されたことなど山ほどある訳で、私も知らない間にデング熱になったことがあるのかも知れません。但し、今西アフリカで流行しているエボラ出血熱は、本当に怖い病でありますから、デング熱のように簡単に日本に上陸されたらえらいことになります。先日、お客様よりお電話頂いて、「クロワールはエボラ出血熱、大丈夫?」というご質問を受けました。ケニアは大丈夫でありますし、感染は保菌者からの生物感染でありますし、イギリス資本の近代的工場で熱処理していますし、日本の厳しい検疫を経て輸入されたお茶は更に、日本で焙煎し遠赤処理しますので、どうぞご安心下さい。
1995年に、ダスティ、ホフマン主演でヒットした映画「アウトブレイク」は正に、このエボラ出血熱の感染の恐ろしさを描いた作品です。アフリカからアメリカに密輸入されたサルが実はこのエボラ出血熱(映画では架空のモターバウィルスによる感染症)に感染していて、アメリカ中を震撼させるという内容なのですが、もはやフィクションではありません。実際、感染者を出している西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネでは、WHO(世界保健機構)がこの3国の7月中旬時点での感染者888人の内539人が死亡したと発表しました。致死率は場合によっては90パーセントということで、正に、なったら終わりという感じです。出血熱という位ですので、感染すると内臓や皮膚など至る所で出血する訳ありますが、厄介なのは、その血に触れるとうつっちゃうという事。つまり感染者に簡単に触れないのです。治療法もハッキリ言って無いと言うのが現状で、栄養剤や水分を点滴するしかないのですな。つい最近、アメリカや日本の未承認薬が効くという話が広まり、その製薬会社の親会社の富士フィルムなどの株価が暴騰しましたが、例の通り株価には効くかもしれませんが、病には?であります。これも映画ですが、ミッションインポッシブルの2作目が造った殺人ウイルスをばら撒いて、その特効薬を販売して大儲けを企む製薬会社というストーリー
がありましたね。とにかく怖い病気であり、世界のどの国もアウトブレイク(感染爆発)、正にパンデミック状態になるとも限らないのですから、各国提携した医療体制を構築しなくてはならないでしょう。
さて、この歳になりますと、プライドというものがだんだん無くなってくるのですね。元々あんまりプライドが少ない(多いとか少ないとかで考える物ですかね)方でありますので、人から色々言われてもあんまり気にしないところがあります。と言って全く無いかというと、多分そうではなく、嫁からイヤミを言われたりすると人並みにムカつく訳で、そりゃ、それなりにプライドはあるのでしょうね。まあ、家や会社でこれだけサンドバック状態でありますので、「俺は、最早プライドなんて持っていない情けない男です」と言って余り周りを刺激しないというか、周りの人が持っている私に対する小さな期待を諦めて貰うことが、自分にとっていい環境をもたらすのです。「昔は、俺はエリートでした」だとか、「これだけ苦労してエーエルを俺は起業しました」だとか、前までは自分の中にプライドとしてあったことはあったのですが、今は確かに怠け者なので言いませんし、「多分運だけでラッキーでここまでこれたんだ」と思うと、私が凄かったんだなんていうプライドは、返って鼻持ちならない自慢にしか聞こえません。こっちの方が楽ですしね。あと、60歳目前の爺さん期に突入しているのですけど、気は全く40歳位のままなのですね。若い頃は、おっさんの私を想像することが無かったわけであります。しかしながら、実際にお腹が出てきて、娘から「グローブみたいな匂いがする」とか言われ、階段を登るのも、降りるのもしんどくなり、髪の毛が土砂崩れしたような山のような状態になり、AKBのメンバーが皆同じ顔に見えるという現実は最早完全なおっさんであるのですね。人は皆必ず老いる、それは分かっているのです。しかしながら、この性格ですから「まあ、同世代からみれば断然若いんじゃない」とか「まだまだ、俺っていけてるんじゃない」とかどこからくるのか知りませんが、能天気なポジティブな思い込みですぐ克服してしまいますけど。こう考えると、やっぱり気だけでも若いということは、とても大切なことだと思います。私は、娘と仲が良く、波長が合うのですけれど、(自分だけそう考えているのかも知れません)、それは私が若い感覚を持っているのか、娘がおっさん的であるのかは分かりません。私が、いつも皆さんに摂取をお薦めしているSOD、体内の活性酸素を分解する酵素であります。実はこのSODの数値は計ることが出来まして、SODの数値が高い人は見た目も体力も若いのだそうであります。多分、気が若い人は、SOD酵素が多いのだと思います。老いても若く、健康でいるというのは誰しも願うことであります。いつまでも心豊かに、健康で、暮らしていきたいものです。
8月も今週でおわります。月を通してオンエアーが立て込んで、大変でした。9月は、ウルトラクロワールアイのホットピックがあります。宜しくお願いする次第であります。皆様、お身体ご自愛くださいませ。

柏崎

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