週刊柏﨑 第564回_頑張れ!錦織!!
まだまだ日中は暑いのですが、朝夕はもう秋っぽくなってきました。あれ程喧しかったセミの声も殆ど聞かなくなったと思ったら、コオロギの声が聞こえるようになってきました。早いもので今年も三分の二が経過し、私も後一カ月ほどで59歳になります。今年の夏は特に暑かったという印象がないのですが、なんでも西日本は11年ぶりの冷夏であったそうです。まあ、冷夏と言っても例年よりたった0、3度低かっただけなんですけどね。それでも東日本や東北など他の地域は例年より高かったそうで、最早日本は亜熱帯気候状態であり、デング熱も流行るわけであります。今年の夏はとにかく大雨だったという印象が強く、広島や京都福知山などでは大きな被害がでました。この雨と日照時間の短さが原因で野菜の値段が高騰しています。キュウリの値段なんか見るととても手に取ろうとは思いませんな。4〜6月のGDP(国内総生産)の数値は東日本大震災時並みに悪かったのですが、この分だと7〜9月のGDPもかなり悪そうですがどうでしょうね。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。先日あるお客様よりお電話頂きました。その方は、原因不明の病気で脈拍が少なくなり、身体全体が弱っていて、ある大学病院の先生から「治療法は無いし、手の施しようも無い、お気の毒ですがこのままでは数か月の命です」と宣告されたというのです。その方が言うには、「でも少しも苦しくないし、本当にそんな状況なの?」と思っていたそうです。そんなこんなで数か月が過ぎ、医師が検査すると容態が改善していたというのです。何の治療もしなかった訳でありますが、普通は放っておいては治らないらしいのです。不思議に思った医師が、調べるとその方がいつも愛飲していたクロワール茶しか改善の原因がないとのことで、普段は健康食品のことをケチョンケチョンに言うその医師もこれだけは続けたほうがいいと言われたとのことです。その後その医師はこのクロワール茶に抗酸化とともに何か薬効があるのではないかと研究させて欲しいとお客様に依頼してきたそうで、早速資料や分析値、データーなどをお送りしました。クロワールがお役に立てて本当に嬉しいですし、何か学術的にクロワールの良さが解明できればと思っています。そのお客様は今でも元気で、「私の身体の状態が実験台なのよ。」明るく話していました。いつまでもその調子で長生きして下さい。そして、いい結果が、皆様に報告できればいいですね。テニスのメジャータイトル全米オープンで錦織圭選手がベスト4、準決勝に勝ち上がりました。ベスト16でカナダのラオニッチ選手、続く準々決勝では全豪の覇者ワウリンガ選手を破っての快挙であります。それもどちらの試合もフルセット、4時間を超す試合を制したのですから凄いです。この大会の前に痛めていた足の手術をしての参加でありますので、コンディションが心配されましたが、返って休養と、いい意味での開き直りがあって良い結果をもたらしたようです。世界のトップ選手は皆190センチクラスの身長で、もの凄い動きと、高いテクニックを持っていますので、私と同じサイズ位の錦織選手が彼らと対等に戦うのは彼の才能は勿論ですが、大変な練習量の多さを物語っていると思います。ここの処の錦織選手の躍進は目を見張るものがあるのですけど、原因としてマイケル・チャン氏が専属コーチとなったのが大きいと思います。彼は170センチそこそこの身体で、全仏オープンに優勝した正に錦織選手の手本のようなプレーヤーでありました。聞くところによりますと、結構天狗になっていて、今までのコーチのいう事を聞かず、練習量が落ちていた錦織選手を精神論から改善し、肉体的にも徹底的にしごいたらしく、私が観ても、かなり変わったと思います。準決勝ではナンバーワンのジョコビッチ選手か錦織選手がまだ一度も勝ったことがないマレー選手とあたりますが、ここまできたら是非とも優勝してもらいたいものであります。私も、次元はかなり低いですが、毎週テニスボールを追っかけております。下手の横好きでありますが、歳の割には、結構動けますよ。
さて、近い将来、血液検査しただけで殆どのガンを発見することが出来るようになるのだそうです。ガン細胞というのは、色々な特徴がありまして、従来でもそれを利用してCTやペットなどでガンを見つけているのですが、今回もガン細胞が血液中に出す特殊な物質を目印に乳ガンや大腸ガンなど、日本人に多い13種類のガンを血液検査だけで簡単に発見出来るようにする新たな検査方法の開発を国立ガン研究センターなどのグループが発表しました。この検査方法が正式に出来るようになれば、画期的なことであります。従来のペットやCTなどは、放射能という患者側にとって極めて危険なリスクがあり、実際検査による被ばくで重篤な症状が出ることもあった訳であります。ですから、血液1滴で簡単にガンを早期発見できるのであれば、凄いことです。と浅はかな私は、思っていたのですが、そうとも言えないという話を、ある医療関係者(かなり偉いひとです)から聞いたのです。確かに一回ガンになった人から見れば、一番危惧する事は再発でありまして、この検査方法によってガンを初期段階で発見できることは本当に有難いことであります。とにかく、通常であれば半年近くインターバルが必要なペットやCTなどと違って、もっと頻度を上げられるのですね。その結果間違いなく大きいリスクとなる再発に対策ができるのです。
但し、一般の人となるとかなり問題が出てきます。例えば京大附属病院、このクラスの大病院ともなると一日1000人位が毎日血液検査しています。まあ、全国になるとそれこそ凄い数になると思います。この人たちが皆この検査をすれば、ガンと言われる人もそれは、とんでもない数になるでしょう。この検査では、少し異常な細胞は殆ど悪性の可能性ありと判断されるそうで、そうなれば、実際にはガンでない人も、そのあとは、検査漬けになる訳で、医療現場は、てんやわんやになるし、医療費は天文学的に跳ね上がるわ、健康な人が検査漬けによって病気なる可能性も高いでしょう。例の本物のガンと放っておいても大丈夫なガンもどきの理論を提唱する近藤先生などからすれば、こんな検査は、全く役に立たないものなのでしょうね。まあ、確かにこれだけ医療技術が進歩していても、ガンで亡くなられる人が減っていない訳であります。しかしながら、この検査により本当の初期にガンを発見出来れば、また新たな治療方法が出来る可能性もあり、やはりこれだけの方法を開発できれば、それは有効に使っていくことが肝要であります。因みに、この近藤先生、慶應大学病院を退職して、センカンドオピニオンクリニックを開業したということです。なんでも予約一杯で大盛況であるということですよ。なんの治療もしないというのが、これだけ支持されるとは、ちょっと違和感ありますね。(錦織選手の相手が、ランキング1位のジョコビッチ選手に決まりました。早い回復に努めて、頑張って欲しいものです。優勝賞金は3億5千万円、私の感想は、月並みですが、「こんな息子がいたらなあ。」であります。ハイ)