【第935回】海水の淡水化技術がすごい
一気に寒くなってきて、早朝の犬の散歩に出ると、白い息が出る程です。まあ、毎年暖冬暖冬と言われていますが、やっぱり冬でありますな。それでも今週末は日中の気温が20℃近く迄上がるそうですので、明らかに昔とは違いますね。何でも東京都の何倍も有るような面積の南極の氷河が動いているそうで、長いスパンでは地球温暖化は深刻な問題なのでしょう。
「光陰矢の如し」このコラムを書きだして20数年、ずっと月日の経つのは異常に早いと言ってきた訳ですが、今年もあと1ヶ月程で終わりです。
先程も言いましたが、朝がかなり寒いのですが、日が上がると何ぼか暖かくなってきて良い陽気であります。
趣味のテニスも1時間以上ほぼ走りまくりますので、この位が一番プレイには適していまして、少し腕前も上がったような気がします。先日、イタリアでテニスの世界ランク1~8位のトッププロで争われたATPファイナルはランキング1位のジョコビッチ選手の優勝で幕を閉じました。男子テニス界でもご多聞に洩れず世代交代が進んでいまして、長年トップ3に君臨していたフェデラー選手が引退し、ナダル選手は来年一杯でこれまた引退を表明しています。実際、20歳のアルカラス選手を始め、若いプレイヤーが台頭し、トップ8はジョコビッチ選手以外は皆20歳代です。それでも36歳のジョコビッチ選手が優勝しました。確かに、全てのプレイヤーの力は拮抗していて、誰が勝っても可笑しくないのですが、何故にジョコビッチ選手が勝ったか、ミスが圧倒的に少なかったからです。まあ、勢いでは敵わなくても、テクニックや堅実さでは一歩も二歩も前を行っていたということです。おじいちゃんとしては見習いたいですな。
テニスやジムで年の割には結構ハードな運動をこなしていまして身体は搾れて、健康的な生活をしています。前回も書きましたが、食生活にも気を付けております。最近は、TSVで購入したヒューロムでつくった生酵素野菜ジュースを飲むようにしています。低速搾取方式といって、ゆっくりと絞ることで酵素や栄養素を壊さずにジュースにできる優れものです。まあ、作るのは機械音痴の自分ではなく嫁か娘ですが。一番よく飲むのは、【りんご・人参・ケール・セロリ・レモン】。セロリは、身体の毒素を出すのにとてもいい野菜と知り合いの漢方医から聞いたので入れてもらってます。青汁みたいなすごい色ですが味は結構美味しいです。レモンが隠し味だそうです。
しかし、この歳になって痩せると直ぐに「どっか、悪いじゃない」と言われます。確かに、先日人間は死ぬ前になると、食事量やカロリー摂取量が変わらなくてもBMIが下がるという研究結果が発表されました。まあ、多分老化が進むと食べても栄養を吸収出来なくなるのでしょう。このところ本当に私と同世代の方々の訃報を目にするようになりましたが、長寿社会と言ってもその位の年代になったということです。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
関西では水不足が結構深刻な状況でありまして、関西の水瓶と言われています琵琶湖では通常時よりかなり水位が下がっています。正直、あの海のような琵琶湖が干上がると危機感を持っている関西人は皆無だと思いますが、滋賀県民が京都民に対抗して言う「琵琶湖の水止めたんぞ」という決まり文句がもしかして現実になるかも知れません。夏場に毎日のように各地で、過去最多の降水量と言うくらいの大雨が降って河川氾濫や水没など被害を出していたのが嘘のようです。地球は「水の惑星」と呼ばれていますが、ほとんどが海水で真水は全体のわずか0.01%に過ぎないらしいです。現在でも、生活インフラの内水だけは、基本天任せ雨頼みしかない訳で、将来いかに安価で海水を真水に変えられるかということでしょうか。方法としては、海水に高い圧力をかけ、濾過膜を通過させて塩分や不純物を除去する方式が主流だそうです。この方式の要は、言うまでもなく濾過膜。日本の会社が分野ではシェア50%以上と圧倒的に強いとありました。中東ではすでに多くの淡水化プラントがあるが、今後は世界的にもっと増えていくでしょうね。日本の会社も負けずに頑張ってほしいものです。