第914回 中性脂肪を下げることの重要性

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関西も6月下旬やっとこさ梅雨入りしたと思っていたのですがアッという間に梅雨明けしてしまいました。梅雨明けに伴いこのところ気温が急上昇していて日本各地でオバー40度と6月としては考えられないような気温を記録しています。京都でも毎日40度近くまで気温が上がっていますが、盆地特有の蒸し暑さが重なって体感温度は半端では有りません。今年は猛暑になるとのことですが、最早日本の夏は昔では考えられないようなハードな気候となっています。だからこそ過去の夏の過ごし方と同じように考えていたお年寄りの多くが熱中症になったりして中には命まで落としたりするのです。

マンションの庭木の紫陽花も既にピークが過ぎて、色あせてきました。街中は祇園祭の独特な鐘や笛の音が聞こえてきました。今年の祇園祭はコロナで数年中止になっていた山鉾巡行が行われますので、かなりの人出が予想されています。家内や娘は祇園祭に着ていく着物を既に準備して用意周到ですが、私は猛暑の中、あのごった返した人ごみに、出かけるのが正直苦手であります。それでも久方ぶりのフルスペックで開催される祇園祭でありますので家族で行こうと思っております。まあ、家から歩いてすぐですからね。

このところ新型コロナの感染者が増えてきているようですが、メディアの扱い方も小さいですな。世界中がコロナリスクより景気回復が重要であるという認識でありますが、日本に於いても、これはもういたし方ないことだと思います。特に日本はウクライナ戦争の悪影響に加えて円安という爆弾を抱えていますので、景気回復は何よりも優先しなければならないことです。ただ以前にこのコラムで触れたように日本は過去ずっと円高であって、円安対策をしたことが殆ど無かった訳です。世界の中でも特に景気回復が遅れて、金利が上げられない日本には円安対策に切れるカードは少ないというのが現実です。

普通に考えれば1985年のプラザ合意から始まった円高は終わったと見るべきで、色々な面で弱くなった日本の円は今後もっと安くなるのではないかと思います。もし今の円安を止める方法があるなら、この現状を受けとめて、国としてしっかりとした政策を打ち出す必要があるでしょう。まあ、上手くいくかは分かりませんが。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

会社のある北山では早くもセミの鳴き声が聞こえてきています。

DHAやEPAを摂ると中性脂肪が下がります。まあ、現在様々な中性脂肪を下げるという機能性表示食品が発売されていますが、多分DHA,EPAが、一番効果があると思います。何故なら純度が高い高品質DHA,EPAは中性脂肪を下げる薬として使われているからです。

では、この中性脂肪というのはどういうものなのでしょうか?私たちの身体は毎日の食事から栄養成分を補給し、それをエネルギー源として活動しています。タンパク質、脂質、糖分(炭水化物)これを3大栄養素といいます。

私たちが日ごろ食べ物として口にしている油は殆どが中性脂肪と呼ばれているものです。動物も植物もエネルギーとして体内に脂肪を貯めこみ、これが中性脂肪です。植物が種子に貯めた中性脂肪を搾ったのがごま油やオリーブ油、菜種油であり、動物の脂肪組織から取り出したのがラードやヘッドです。ですから脂質というものを食べればもれなく体内には中性脂肪が取り込まれ血中の中性脂肪の量は多くなります。この中性脂肪というのは誠に使い勝手が良い私たちのエネルギー源でありまして、飢餓とか何か有った時の為に体内に蓄えられます。脂肪分というのは1グラム=9キロカロリーであり、これは健康に良いと言われるDHA、EPAやオリーブ油でも余り取りたくないラードやヘッドなどの動物脂でも一緒です。タンパク質や糖質は1グラム=4キロカロリーですので油脂分がいかに効率的か分かると思います。

タンパク質や糖質を食べ過ぎると脂肪になる訳ですが、それは脂肪で蓄えるのが一番効率的だからです。このように脂肪でも糖質でも食べ過ぎることによって血中中性脂肪は増えることになります。良く、ドロドロ血液などと言いますが、これは血中に中性脂肪が増えすぎた状態のことです。血中の中性脂肪が過多の所謂ドロドロ血液は血管を詰まらせたりして様々な病気の原因になったりしまいますが、まだ体内に中性脂肪が取り込まれてはいません。体内に吸収されますと、私達を悩ますお腹の体脂肪や内臓脂肪になります。要するに体脂肪とか内臓脂肪と呼ばれているのは体内にとりこまれた中性脂肪のことを指すのです。こうやって一回体内に取り込まれて体の一部になってしまった脂肪を取ることは簡単では有りません。私たちのお腹周りに付いた脂肪を1キロ減少させる為にはなんと7000キロカロリー以上のエネルギーを消費しなければなりません。私は週に2回ジムでバイクを漕ぐのですが1時間頑張って消費カロリーは約500カロリーです。要は日々の食事制限をして14時間近く運動をしてやっとお腹の忌まわしき贅肉が1㎏減るのです。こう考えると、中性脂肪を体内に取り込む前、血液に含んでいる段階で中性脂肪にアプローチするのが正しいダイエットと言えます。体脂肪や内臓脂肪を下げる機能性表示食品が数多くありますが、個人的には正直簡単ではないと思っています。

巷では糖質制限ダイエットが流行っていて、本屋に行けば多くの本が発刊されています。確かに通常エネルギーとして一番使われている糖質を控えれば、脂肪分をエネルギーとして糖質に変えて使うために、私たちは割と簡単に痩せることが出来ます。しかしながら問題になることがあります。それは私たちの脳機能でして、脳は糖質だけがエネルギーであり、脂質で代替することが出来ません。また、糖質ダイエットは余り体に負担の無い程度ならいいのですが、極端にしますと筋肉までも分解してしまいますので命の危険まで脅かす可能性があります。まあ、そう考えると血中の中性脂肪を下げることはとても体に負担なく健康にもダイエットにも効果的であると思います。

この「週刊柏﨑」ですが結構忙しくて毎週は更新出来ていません。なるべくなら毎週更新したいのですが、少なくとも2週に1回はしたいと思っています。申し訳ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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