第884回 オリンピックが終わって

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色々有りましたが、東京オリンピックが終わり、日本はお盆であります。このコロナ渦、多くの人は帰省もままならず、何かと制約のある中お盆休みを過ごしている方も多いのではないかと思います。週末にかけて京都は天気が下降気味であります。
各地で想像を絶するような雨が短時間で降っていますので、決して雨を侮ることなく命を守る行動をとって下さい。
京都のお盆といえば、五山の送り火、いわゆる大文字焼きなのですが、今年も全ての字や形に火を点けることなく行うそうです。去年の大文字焼き同様全く風情を感じることなくアッと間に終わるのでしょうね。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

まあ、今回の東京オリンピックの開催には、私基本的には余り前向きでは有りませんでした。やっぱり、あの状況でオリンピックによって人流が増えたり、海外から沢山の外国人が入国すればコロナ感染に歯止めがかからなくなると思ったからです。
ただでさえ感染力が強力なデルタ株であり、しかも若者から中年に対するワクチン接種が進んでいません。それでも、オリンピックに無関心を装っていたのも初めの内だけで、女子ソフトボールの金メダルに始まって、柔道や卓球、体操とメダルをドンドン獲得するとオリンピックというお祭りにはまっていましたね。熱戦を戦って金メダルを獲った選手が涙を流せば、「良かったね」と心から祝福し、もらい泣きしている私がいました。付和雷同タイプの私らしいと言えばその通りなのですが、多分、多くの日本人がそうでは無かったのかと、実際オリンピックをやって良かったとアンケートに答えている人が約60%いる訳です。
ただ、今こうやってコロナ感染者が連日のように最多になれば、やっぱりオリンピック開催と、コロナの感染爆発は一つのセットとして考えなければなりません。いくら、政府がオリンピック開催で人流が増えていない、コロナ感染の原因で無いと言い張ったところで虚しいだけです。こんな危険な状況でオリンピックを強行せざるを得なかった政府の感染対策は間違いなく失敗であると思います。それに今の処東京オリンピックの収支は赤字であると思いますので、ただでさえ莫大な予算をかけながら、この先国民は追加の負担を求められる可能性が高いのでないでしょうね。
もしもコロナに感染して自宅療養をしていたら、突然重症化して家で人知れず亡くなるのは嫌だなと思います。ワクチンは2回接種して、外出も余りせず、当然外食や酒も飲まない、当たり前ですがマスクもウレタンで無いタイプをしっかりして、ソーシャルデスタンスも守っているし、人ごみにも行きません。そして私は、運動もしっかりしているし、食事も添加物とか妙なものは食べないし、エーエルジャパンで作った品質と安全性に拘り抜いたサプリ摂って、髪の毛はチョット少ないですが、基礎疾患も無いし、体型も維持しています。それでもコロナには感染する訳です。政府は現在、軽症、中等症者」は原則自宅療養とアナウンスしていますが、テレビで見る限り、自宅で症状が悪化しても、5時間救急車内で待たされたり、何百軒もの病院に入院を拒否されたり、ホントやばいです。あんな映像を見せられたらコロナになって熱とか咳の症状が出たら、多分凄く狼狽えると思います。医療関係者が強く警告するように、都市部の医療体制は崩壊に近い状態だと思います。コロナになってしまって症状が悪化したら、今のままなら運任せと言っても良いかも知れません。だって意識を失うとか、息が出来なくなるまで確実に入院出来ないのです。もうね、コロナに罹らないように最大限の予防をするしかないですね。ワクチン接種もした方がいいとは思いますが、あれだけ副反応が有るのも事実ですから、強要は出来ません。実際、日本では感染者数に対する死者の数が少ないのですが、ワクチンによって7月30日時点で919人もの方が亡くなっているのです。まあ。ワクチン接種がコロナの重症化を防ぐといっても、ワクチンによる死者こんな多いとは驚きますな。政府は何が何でもワクチンを接種しろというスタンスですが、副反応の検証であるとか、日本人への適合性とか情報が余りに少ないです。私も家内も2回のワクチン接種をしましたが、やはり副反応が有りました。私達はアレルギーや既存症のようなものは有りませんが、そういうリスクがある方々に何の説明も無くワクチン接種を進めるのは余りに無責任なことであると思います。知り合いの会社でワクチンの職域接種をしているそうですが、30%位の人がワクチン接種を拒否したそうです。ただ、将来は海外と同じようにワクチンパスポートが日本にも導入されると思います。その時は、やはりワクチン接種とした人と、しない人とは生活面で違うという現実は矢も負えないと思います。
現在、京都市京セラ美術館の開館1周年記念展として上村松園の展覧会が開催されています。私、こう見えて絵画を見るのが好きです。私は香港現法に勤務する前に山種証券本店営業部に所属していました。当時兜町の本店の最上階に日本画のコレクションとしては日本最高峰の山種美術館があり、良く観にいっていたものです。横山大観、東山魁夷など錚々たる画家のコレクションだったのですが、その中で美人画の上村松園の絵は本当に上品で格調高く、美しく好きでした。山種美術館では定期的に展示する絵画を変えて特別展を開催していましたが、上村松園展の時は驚くくらいお客さんが集まってきましたね。

松園は、京都の下京区出身で描く女性は京都美人であったと思いますが、感心するのは着ている着物の描写でありまして、女性と着物が見事にマッチしていて驚かされます。明治、大正、昭和と活躍した画家さんですが、当時男性中心の世界で女性画家として相当の苦労もあったと思います。
もし、女性の美しさを描いた絵画に興味があるなら「上村松園」をご覧になることをお薦めします。

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