週刊柏崎 第871回 立ち飲み宴会は止めましょう
新年度入の4月も早後半に差し掛かってきました。今週は京都でも天気予報で気温が上昇して真夏日になると言いますが、体感的にはそんな感じはしないですね。犬の散歩に出かける早朝はそれなりに肌寒いですし、日中も日向はともかく日陰に入ると少なくとも暑いという感じはしません。ただ確実に真夏日と感じられるのが車の中でありまして、日中はエアコン無しではキツイです。マンションの入口の庭木のツツジは満開で真っ赤な花は色鮮やかです。気が付けば紫陽花の葉が育って、もうすぐ蕾も出てきそうです。コロナだ何だと色々なことがあろうと確実に時は過ぎ、季節は巡ります。気が付けば私もこの10月で66歳になり、今や立派な高齢者です。皆さんのお陰で、ここまでやってこられましたが次の世代にバトンタッチ出来るまでもうひと踏ん張り頑張りたいと思います。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
来週から日本はゴールデンウイークになります。本来であれば今頃は、ゴールデンウイーク中の旅行やレジャーなどの予定を立てて楽しみにしている方も多かったと思います。そんな期待も、今年はコロナの第4派で諦めざるを得ない事になりそうです。大阪や京都、兵庫の近畿3府県や東京都は来週から3度目の緊急事態宣言を発動することになりそうです。今回はコロナの変異種が広まっての感染拡大ですから、かなりヤバイ状況だと言えるでしょう。何でも変異種のコロナ感染者には既存の感染者に比べて肺には100万倍のコロナウイルスが居るそうで、そり感染力も半端でないらしいのです。毎日発表になる全国の都道府県のコロナ感染者の数ですが、東京や大阪は毎日のPCR検査数がまちまちで余りあてに出来る指標ではないと思っています。まあ、確かに感染者数の多少で一喜一憂するのは分かりますが、大阪や東京のような地域は重症患者数と死者数を指標としてカウントするのが多分正しいのではないかと考えています。
それからすると大阪のコロナの状況は完全にヤバイと言わざるを得ません。特筆すべきは大阪の昨日の死者数20名と300人を越す重症患者、最早大阪の医療体制では対応出来ないのです。府知事は近畿の他府県に救助を要請していますが、大阪を助ける余力はどこも限られています。大坂の日本城タクシーの坂本社長が言っていましたが、吉村知事はあのいつも着用している2025年大阪万博のジャンバーを脱いで、その予算や大阪カジノの予算を全てコロナ対策費として使うべきでありましょう。日本国民に対する早期のワクチン接種が見込めない今、それを何とかするのが政治家としての手腕であります。
外出するな、外で飲み食いするなと言ったところで、危機感の無い人達は抑えられません。私達は緊急事態宣言とまん延防止措置とか違いが分かりません。言うのは簡単、行うのは困難なのは分かっています。外出を制限して補償をしっかりする、ペナルティーを徹底し、緊急事態宣言やまん延防止などの規制の解除にはしっかりとした数値を明確化する。その間にワクチン接種を行き渡らせる、まあこれしかないのでしょうね。人口は違いますが目指すはイスラエルです。ただ、ワクチンの反作用とか将来の健康へのリスクは国としてしっかりとした方針を示すべきでしょう。
とうとう飲食店で酒の提供を止めろというのですが、誰が酒の無い飲み屋に行くかって話です。それで東京などの都市部では公園や路上で立ち飲みパーティーをしていますが、まあ世界中探したって路上で立ち飲みをしている人は居ませんね。この前、テレビを視ていたら、時短で居酒屋を追い出された学生やサラリーマンが公園で宴会をしていて、そこに売り上げ減に悩む飲食店がつまみをデリバリィーしていて、あれはもう桜が無い花見みたいなものです。あれじゃ、飲食店に営業の時短要請をしたり、酒を提供出来なくしても何にもなりまませんね。まあ、酒が深夜でも簡単に変える国は日本位で、日本は本当にアル中天国であります。都市部ではタバコの路上喫煙が禁止になったりしたんだから、この際路上飲酒も禁止にしたらいいのにと思いますな。京都では街中に幾らでも空いている民泊施設がありまして、学生が貸し切りで宴会とかしているのですが、先日コロナクラスターを出しました。東京オリンピック、パラリンピックが本当に開催された場合、あの路上立ち飲みパーティーは絶対海外メディアに報道されたく無いでしょう。特にあの見栄っ張りのエッセンシャルワーカーの小池都知事は必ず止めさせると思いますね。今の処、公園や路上での集まりを取り締まる法律は有りませんからもし抑止しようとするならコンビニや自販機での夜間の販売を止めるしか方法は無いでしょう。私としては、銭湯帰りにコンビニで缶ビールを購入して店の前で一気飲みという楽しみは止めさせない下さいとお願いしたいです。
話は前後しますが、インド型の二重変異株のコロナウイルスが5件見つかったそうです。現在、大阪を中心に日本全土で感染者を増大させている英国型の変異種ですが、このインド型というのは更に感染力が強く、重症化するウイルスということです。何しろ、現在インドは毎日の感染者が30万人を越える世界ワーストの国です。その原因となっているのが、この二重変異種でありまして、せっかく進んでいるワクチンも効きづらいコロナウイルスです。兎に角、亀の歩みのように進まない日本のワクチン接種、やっとワクチン接種出来たと思ったら、もうそれは変異したウイルスには効果が無いワクチンである可能性が有るかも知れません。テレビでインド型変異種の発症を説目する加藤官房長官はしたり顔で「警戒して」と言いますが、オジイチャンはどうやって警戒していいか全く分かりません。小池都知事にしても吉村府知事にしても私達に言うのは「とにかく我慢して」という事だけです。コロナ渦で生活が制限されるようになって1年以上経ちますが、政府にしても地方自治体にしても、まともな対策を打ち出せないというのが正直な国民の不満なのでしょう。
先日、報道番組で路上飲酒している大学生が「貴重な大学生活の4年間の内半分の2年をコロナで台無しにされたから、ある程度は羽目を外しても」と語っていましたが、昔、羽目を外しまくっていたオジイチャンからすれば気持ちは分からないでも有りません。老爺心?として言いたいことは、今しかできない勉強とか資格を取るとかに時間を割くことをお薦めしたいですね。社会に出て、学生時代に羽目を外すことは何の役にも立たないです。
最後に、今の状況ではどう考えても開催不可能の東京オリンピック、パラリンピックですが、私的にはどういう状況ならヤル、ヤメルと言う具体的な数値を示すべきであると思います。何でも、IOCのバッハ会長は「緊急事態宣言とオリンピック開催は関係ない」と語り、「選手は安全に守られる」と言ったそうです。ただ、その言葉に責任を負うのはあくまでも日本です。オリンピック開幕まであと2か月、あっと今に期日は迫りますが、とても開幕出来る環境では無いことは誰の眼からも明白です。
「良い時が有れば、悪い時も有る」「明けない夜は無い」「夜明け前が一番暗い」株屋時代に相場が悪くなるといつも言っていた言葉です。今思うと中々良くはならないんですよね。
話は変わりますが、4月28日(水)16時から、QVCにてクロワールアイQのオンエアがあります。
一生懸命頑張りますので、ぜひご覧ください。