週刊柏崎 第824回 自粛してもたいして変わらない私の生活

このところ京都では30℃近い気温になって一気に暑くなってきました。先週QVCのオンエアの為に東京に出張しましたが、明らかに京都の方が、気温が高いですね。ひとけの無い東京駅や京都駅にも、もう驚くことが無くなってしまいました。まあ今や両駅とも開いている店が殆ど無い状況でこの緊急事態宣言があと数か月続いたら日本はトンデモナイことになるのではないか心配してしまいます。先週の「週刊柏崎」ですが、見直してみたら免疫の説明が大変難しくなっていましたので、ここで簡単に書かせて頂きます。免疫には2つの種類があることはご理解頂けたと思います。「自然免疫」というのは皆さんが普通に考えている免疫で、まあ病気になりにくくしてくれる力であり、健康であることで高められる抵抗力みたいなものです。
もう一つの「獲得免疫」というのは力が強く、実際に病気を叩くことが出来ます。ただ、ウィールスなどの外敵を認識するのに手間取るのです。強い「獲得免疫」が敵を認知出来ない間に病状が重篤化してしまうことがあります。ワクチンというのは「獲得免疫」に対し敵だと確認するマークみたいなものです。インフルエンザワクチンもそうですが、ワクチンによって「獲得免疫」が正しくインフルエンザのウィールスを叩くことが出来ます。今、新型コロナウィルスのワクチンの開発が急務なつているのはそういう理由からです。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

新型コロナウィルスによって皆さんの日常の生活が大きく変わったのではないかと思いますが、ここの処の私の生活を考えると、正直殆ど変化が無い訳です。元々、休日は外出自粛というか寧ろ外出しなくても私は全然OKでありまして、一人部屋で本を読んだり、テレビを視たりするのが好きです。運動面では休日に天気が良ければ、柊野という京都市の北のはずれの田んぼの真ん中でテニスをすることと週一ジムでウエイトトレーニングしていましたが、緊急事態宣言後はジムが閉まって行けていませんが、テニスは行って走り回っています。銭湯通いも流石に頻度は減りましたが、それなりに行っていますし、酒を飲むのも、今は外で飲まなくなったので、別に店が開いてなくても困ることは有りません。ただ、たまに顔を出していた店が何軒かありますので、営業自粛で店が大丈夫か気になりますね。今も前も嫁と近くのスーパーに行くのは一緒ですし。
まあ、この新型コロナウィルス自粛を何とも思わないのは、リタイヤ状態の爺さんでありますので、半分リタイヤの私が自粛を何とも思わないのは当たり前の話なのかも知れませんな。
チョット前にこのコラムでマスクの売り込みがウチにちらほら入ってきて、もうすぐマスクが出回るから余り高値で買わないようにと書いたのですが、実際至る処でマスクを売り出しましたね。ウチの近所でも着物屋さんとかお土産屋さんとか飲食店とか色々なお店の店頭で売っています。値段は、当初は1枚100円位と強気の価格設定でありましたが、途中シャープが自社生産の国産マスクを売り出して、1枚60円でバカ売れした位から50枚入り3000円位で売る業者が増えました。それが連休明けから結構値段が下がり始めています。今販売されているのが中国製の並行輸入物です。多分もうすぐ中国の正規ルートでマスクが入りますので、おそらく目先でマスクを販売して一儲けを考えていた業者の投げ売りが始まります。可笑しいもので、あれだけマスクが出回りますと誰も見向きもしなくなります。エーエルも大手デパート経由のマスクを少し手当しまして、お客様にサービスしようと思っていますが、チョット貴重感が薄れました。

多分、新型コロナウィルスの感染者が少なかったり、感染が収まってきている地方から経済活動が再開され、徐々に大都市部に再開が広がっていくのだろうと考えています。ただ、インバウンド消費に関しては当面期待することは出来ませんし、店舗営業を再開しても、ソーシャルデスタンスは徹底的しなければなりませんから、店舗の効率は低下しますし、消毒などの手間も増えます。京都の街中を車で走りますと、まだ多くのお店が店の営業をしていませんが、至る処で多くのお店が持ち帰り食材を販売しています。ただ、知り合いの飲食店経営者の話によると、とても平時の売り上げを補うことは出来ず、飲食、小売り、サービスは苦境が続くこと予想できます。一足早く、新型コロナウィルスによるロックアウトや自粛を終息させて、経済再開に踏み切った韓国や中国では、ここのきて再び感染者が出ています。緊急事態宣言を撤廃して経済活動を再開するのは、ある意味賭けのようなものだと思います。もし、再開によって感染者が再び拡大するようなことがあれば、次の再開のハードルはぐっと上がるし、解除の条件などもその正当性の検証まで必要になります。未だ新型コロナウィルスが収束したとは日本中断言するには時期尚早であることは誰しも認識していることですが、経済をこれ以上封鎖しておくことは、日本をコロナと別の意味で崩壊に導くものです。日本の新型コロナウィルスの感染の実情ははっきり言って私は今の政府発表を全く信用していないのですが、現在の死者数や日本人の危機管理に関するポテンシャルを信じて、明日の食い扶持を稼ぐための経済活動再開は必要なことだと思います。
個人的に気になるのは、このところ多発している群発地震であります。先日、夜にテレビでいきなり地震警報が流れて、肝を冷やしたのですが、少し気にしておいた方が無難でしょう。
マラソン日本記録保持者の大迫傑選手が「不安というのは、自分が作り出した不確かな偶像でしか有りません。考えてもしかたないことで頭を悩ませるのではなく、今できることに集中することが大切」と語った記事を読みました。
自分の息子位の若者の言葉ですが、私は最近で一番印象に残った深い言葉で有ります。

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