私の教育論       週刊柏﨑 第168回

今年も残すところ数日となって参りました。
天皇陛下の誕生日が平成天皇になったことで12月23日と変更になったので、天皇誕生日とクリスマスイブが連休となってやってくるこの年末。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 
この2つのイベントというか記念日。祝日でもないのにクリスマスの方が圧倒的に注目されていると思いませんか?
日本には、キリスト教の信者しかいないとは思えないのですが、クリスマス(キリストの誕生日)は、日本において一大イベントの一つとなっています。商業的な経済効果を考えてのことなのでしょうが、日本人ならクリスマスより天皇誕生日を祝うだろう、と思うのは私だけではないはずです。
と今のマスコミと商業界にうまく踊らされている私達に少しつっ込みを入れさせて頂きましたが、皆様、今年は幸せでしたか?
 
我家の息子は、年明け早々受験を控えています。
小学校6年間野球を続け、成績もあまり芳しくない息子が自分から受験をすると言ってきたことに私と妻は、少しうろたえたりしましたが、今はそれなりに息子に対し応援をしています。
大切なことは、「目的に向かって、思い切り自分の意志で、自分の時を過ごすこと」
これが肝要です。親ばかというのは、どんな形でも必ずあるもので、石原都知事とか亀田親子であるとか、方向論は、色々あるでしょうが、私にはある程度理解できます。だからこそ、私達大人が、子供達に色々なことを押し付け、楽しくもない勉強やスポーツに多くの時間を費やして貴重な年月を無意味に過ごしてしまう。こういうことは絶対に避けなくてはなりません。ただ単に良い大学に入り、有名な企業や高級官僚になることが、さも人生の目的であるがごとく、大人の都合で子供に押し付けられる、その結果、偏差値と試験によって子供の優劣が決まってしまうことに、私は大きな危機感を持ってしまいます。こんな状態を放置していて、教育基本法改正で愛国心をといってもむなしいだけでしょう。息子も含めて子供達には、はっきりとした目的に向かって、自分の意志でしっかりとした生き方をして欲しい。私の教育論は、いたってシンプルであると思っています。
受験に失敗しようが、落ちこぼれになろうが、私は子供の親であることに変わりはないのですから。
 
今年は本当に有難うございました。
来年も尚一層のご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
年末からお正月にかけて何とぞお体にご自愛くださいませ。

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