週刊柏﨑 第448回_取捨選択の末に残るもの

あっという間に6月であります。
週初めは、なにか寒いなぁと思っていたのですが、週末にかけてとても暑くなってきました。

関東で、落雷を伴った大雨が話題になっていましたが、今週、京都でも同じような天候になりまして、会社のすぐ近所に雷が落ち、一帯が停電状態になりました。
今年の梅雨も多分例年通り、ゲリラ豪雨の激しい梅雨になるのでしょう。

イタリア北部でここのところ地震があり、多数の犠牲者が出ているのですが、地震規模がM5,8やM6という関東では、ある程度頻繁に起きる規模でして、改めて日本は地震にとてつもなく強い国であると思うわけです。

6月は二週目にスーパークロワールアイネオのベストセラーイベントがあります。
7月もクロワール茶のTSV、歯磨きジェルのデビューとオンエアーが立て込んでいます。
その合間に人間ドックも受けなければならないので、体調に留意して頑張ります。

皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

今、吉本の芸人さんが叩かれて問題になっている、生活保護費の不正受給でありますが、そもそも発覚したから辞退という時点でそれは、生活保護を受ける資格はありません。
生活保護というのは、それを受けられなければ、生活が出来ないという人が受けるもので有るのです。
この問題によって、不正受給が摘発されて減るというのは良い事ですが、本来受給するべき人達のハ-ドルが高くなってしまうことは有ってはなりません。

実は日本の生活保護費というのは、世界的に見て高くはなく、むしろ低い方であります。
ただし、一件当たりの支給額が働くよりも高いというのは、いくらなんでもあり得ない話です。
しかも税金から医療費までタダというのですから、確かに一回貰ったら辞められないのかもしれません。
これもやはり、日本人としての矜持ということが問われます。

電車に乗った時に、携帯電話をいじっている人が目立ちます。
ただこのところの携帯の操作方法が明らかに変化していて、携帯の画面を指でなでるように使用している人が多くなりました。
いわゆるスマートフォンという機種であるのですけれど、私は全く操作方法が解りません。

実は嫁も娘も息子も今はスマートフォンを使っているのですが、私には何が便利なのかさっぱり理解できません。
なにせ、電話がかかってきても、どうやって出ていいかさえも知らないのです。
そんな訳ですので、ツイッターやフェイスブックなどという代物は、満足にメールも打てないのですから全く興味さえもありません。

しかしながら、正直、私は別段不便に感じたことはありません。
携帯というのは、確かに画期的な器機であることは間違いないと思います。
携帯のおかげで、人との待ち合わせは本当に樂になりました。ただそこからの利用方法は私にはあまり必要ないし、多分これからどんな機能が開発されても、私は使わないと思います。

ただ先日発表された、放射能を測定できるガイガーカウンター付きの携帯には一寸いいかなと思いました。
でも実は、私個人で注文したガイガーカウンターの到着を待っているところであります。

ちなみにガイガーカウンターの価格は本当にピンキリでありまして、7,500円~450,000円位まで実に多様多種であります。
私は3万円位の高性能タイプを選択したのですが、性能に関しては、追って皆さまに報告したいと思います。
関西ではまだしも、関東ではガイガーカウンターは私的には必需品であるのではないかと考えます。

原発や放射能問題で現在日本では奇妙な安心感というのが漂っています。
安全性に対し、なんの裏付けがあるわけでは無いのですが、なんとなく大丈夫でしょ、という楽観論であります。

先週も触れましたが、福島原発の状況は安心というには程遠いですし、東北の農産物や水産物からは、規定値を超える放射線量が検出されたり、東日本のいたる処でホットスポットが存在しています。
政府も業者も基本、真実は語りませんので、自分や家族の安全は自分達で守るしかないわけで、ガイガーカウンターは必需品だと思います。

聞いた話なのですが、今日本の超お金持ちの日本脱出が加速しているそうです。
シンガポールは親日の近代国家でありますし、税金が安く、治安も良い国として知られています。

気の遠くなる話ですが、なんでも、1億2,000万円を現地の銀行に預けることによって、移住が可能になるそうであります。
驚くのはその後の話で、実際この1億2,000万円を預ける日本人が殺到したそうでありまして、ここ最近、1億2,000万円がなんと7億円に跳ね上がったということです。
確かに私の友人が何人も香港に銀行口座を作ったというのを聞いたことがありますし、香港に銀行口座を作るツアーまであるそうです。

こういったお金持ちが海外にお金を移したり、住居を変えたりすることは、非常に忌々しき 事態といわざるを得ません。
勤勉で矜持を持つ国、日本はいまや気持ちも環境も荒廃してしまったのかもしれません。
自分さえよければ、それでいいという風潮がはびこり、バレなければ何をやってもいいという国民が多くなってきました。

政治は混迷を極め、何も期待出来きず、税金まで上がり、原発の再稼働も決まりそうであります。
かと言って、原発の安全性が担保されているわけでもないし、今の放射能問題で正しい情報が発表されているわけでもないのです。
なんでも、関東にはM8クラスの地震が近い将来くることも間違いなさそうです。
こんな時、裕福な日本人が海外に出ていく、それは誰にも止められないのです。

私は今自分として果たしている仕事を責任をもって続けるだけであります。

ノーマン君は何かあったら、香港の自分の家に逃げてこいと、言ってくれています。
有難い話でありますが、香港は余り住みたくはありません。

柏崎

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