週刊柏﨑 第435回 『本物』を見極める

3月も2週目に入ってかなり寒さが緩んできています。
梅の花はまだ三分咲きといったところでありますが、綺麗な紅白の花を咲かせています。
先日、車で京都市内を走っていたら、御池通りで早咲きの桜が咲いていました。
今年は桜が例年どおり開花すれば確実に桜と梅の花が同時に楽しめそうであります。

昨年よりはかなり少ないものの花粉がだいぶ飛び交っているようです。
花粉症の人には憂鬱な季節になってきた訳でありますが、東日本や東北の花粉はアレルギーもさることながら、放射能も心配であります。
かといって、呼吸をしないで生きられる訳ではないので、マスクをしたり、クロワール茶を飲んだりすることは大切です。
ちなみに昨年入った酷い花粉症の社員とバイト君、会社で常時飲めるクロワール茶のおかげで、今年は花粉症が出ないと驚いていました。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

あの大地震から約1年が過ぎようとしています。
時間が過ぎるのは、あっという間であるのですが、何か遠い昔の出来事のような気がします。
しかしながら、今なお被災地で生活する方々や避難を余儀なくされている方々にとっては、地震はまだまだ現実の問題であって、簡単に忘れる事は出来ないでしょう。
いまだに残る大量な瓦礫や復旧しないインフラなど、放射能問題も含めて早急に解決していかなくてはなりません。

あの震災による原発事故後、七割以上の消費者が食の安全意識が高まったということです。
まあ、あれだけ連日放射能汚染について報道されていたのですから、当然といえば当然であるのですけれど、果たして本当に安全な食品を消費者は見分けられているのでしょうか。
乳児、幼児を持つ家庭を中心に四割以上の人が食品の購入先を変えたそうで、新たな購入先の基準は、「産地が豊富に選択出来る」「放射能物質検査済みであることを示すなど、安全確保や情報開示に積極的」ということを挙げています。
それで多くの人が大手スーパー、地場スーパー、インターネットなどの通販などを選んでいる訳でありますが、これはこれで問題があります。
というのはこういう風潮の中、切り捨てられるのが市中の商店や中小スーパーになるからです。

産地の多様化や放射能検査にはどうしてもコストがかかるものであります。
確かに安全、安心食材に対し値段を問わないという消費者は増えていますが、今のデフレ時代、簡単に価格に転嫁できるものではありません。
それに検査済みといってもそれが放射能を検出しないというのでは無いのですから、消費者として冷静な判断をするべきです。
極端に言えば、全く同じ食品を大手の方が安全と思って購入している可能性もあるのです。
現在、放射能検査は一件一万二千円かかりますから、スーパーが生鮮食品全部検査するともなるとかなりの金額になります。

そして、これは前からずっと言ってきたのですが、安全基準について、あまりにも国の判断が曖昧であります。
食品に対し、一キロあたり500ベクレル以下と言いながら、それ以下であっても安全性をギャランティーしない、要するに国が安全基準を設けながら、責任を取らないのです。
これでは安全性に関しては消費者の全て自己責任であって、乳幼児など持つ人などは安心することは出来ません。

クロワールシリーズは放射能検査をして一切検出されませんでした。
また、親しくさせて貰っている千代の一番のシリーズも全商品検査して放射能は一切検出されていません。
クロワールに関しては、原材料がケニアやインドなので元々放射能が出るわけ無いのですが、国産にこだわる、西田社長の千代の一番があれだけ情報を開示し、しかも本当に安全というのですから凄いことです。

さてジェネリック医薬品という薬品を耳にすることが増えてきています。
薬というのは特許期間というものがあって、いくらその薬を長期間、苦労して開発しても未来永劫その薬の販売権利を独占することはできません。
製薬メーカーはその特許期間が過ぎたら、他の製薬メーカーに製造レシピを公開しなければなりません。
後発メーカーは開発費無しで人気がある薬を製造出来るのですから基本的に先発メーカーに比べて、安価に薬を提供することが出来るのです。
この後発薬をジェネリック薬といいます。

このジェネリック薬は増大する医療費を削減する切り札といわれていて、実際にそれなりに流通量も増えています。
しかしながら薬剤費削減ということに関しては先発医薬品から後発医薬品へのシフトは期待外れというほかありません。
ジェネリック薬の総薬剤種類数に占める割合は約20パーセントであります。
実はそれには理由がありまして、ジェネリック薬は先発のオリジナル薬比べて効きが良くないという現実があります。

なぜなら先発メーカーが特許切れで明かすレシピというのは、あくまで原材料と簡単な造り方のみであります。
料理でいえば食材と基本的な調理法であって、何分煮てとかここは強火でとか肝心な料理方法は開示しないのです。
三ツ星レストランのシェフと私が同じ材料で同じ料理を作ったって出来あがった料理は全く違うものでしょう。
ですから、医師が処方する薬というのは原則先発薬であり、患者サイドがジェネリック薬にしてとリクエストが無い限り、値段の高い先発薬が処方されるのは仕方がないことです。

私が証券会社にいた当時、台湾のスタッフが日本製の正露丸の中身だけをビニール袋にいれて大量に台湾に持ち帰っていて、そのスタッフに理由を聞くと、台湾の正露丸より日本製のほうが全然効くと言っていました。
その当時は「そんなバカな」と思っていましたが、実際に日本製と台湾製の正露丸は製造方法が違うということを後日、関係者から聞いたのです。

多分この先ジェネリック薬が拡大していくのは、取り扱い保険薬局や医院のインセンティブを増やしていくしかないのでしょう。
でもそれは先週書いたように、患者サイドのメリットでは無く、もちろん日本の医療費削減の為でも無く、極めて保険薬局や医院の打算的な意味合いからなのです。

柏崎

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