週刊柏﨑 第667回_正しい糖質制限とは?

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9月も今日で終わり、明日から10月です。

「光陰矢の如し」あっという間の10か月であります。

来月の6日には私は61歳になります。

男性の平均寿命が80歳に今年なったので私の人生も10月位でしょうか。

今迄、懸命に生きてきて余裕というのを感じたことがないのですが、今振り返ってみると色々なことがありました。

当然、いいことも、悪いことも有りましたが、まあ生きているだけでラッキーなのでしょうな。

予報通り、京都では今週に入って30度を超すような暑い日が続いています。

それでも朝晩はかなり涼しく、明らかに秋の装いを感じます。

夜に犬の散歩に出かけますと、あちらこちらで虫の鳴く声がします。

何か秋だなと感じる時ですね。

一日での朝晩と日中との気温差が大きいので結構風邪をひく人が多いようです。

クロワール茶などのクロワールシリーズを皆さんの健康管理に役立てて貰って、難しいこの時期、上手に乗り切って欲しいと思います。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

築地市場から豊洲への移転問題が暗礁に乗り上げて、移転の目途が立ちません。

まあ、食の安全と言う観点から見ると、これだけ驚くような現実が明らかになれば、最早簡単には移転とは行きません。

それは基準値であろうとなかろうと国民が安全性に対し疑問を持ってしまったからです。

これだけ長い期間と多額の費用をかけて、杜撰なことをしていたことにただただ驚くしかないですが、私としてはそれ以前に様々な利権者のドロドロしたものを感じる訳でありまして、パンドラの箱を開けてしまったという感が否めない訳でありますが、小池知事にはとことんこの問題に裏に潜むものを追求して欲しいですな。

ただ小池知事は世渡り上手でありますので、どこかで落としどころを探るでしょう。

多分、尻切れトンボで終わるような気がします。

基本、消費者は生産者を全面的に信頼して商品を口にする訳であります。

ただ近年の食品偽装や品質偽装などは消費者として見破ることはほぼ不可能です。

こうなるともっと始末におえないのは、健康食品であります。

サプリメントの成分などは味もないし、カプセルや錠剤になっているので、消費者として生産者を信じて使うしかありません。

健康になりたくて摂った筈のものが、反って健康を害する可能性があるのですから、たまったものではありません。

消費者として何を信じていいか分かりませんが、少なくともちゃんと消費者のことを考えて真面目な商品造りを貫いている生産者はいます。

エーエルジャパンはいつも顧客の健康を考えて商品造りをする会社でありたいと思っています。

さて、「糖質制限について」先週の続きであります。

私達は、ご飯やパン、麺などの炭水化物からブドウ糖を造り、それからATPというエネルギーを生み出し活動していて、余ったブドウ糖が脂肪として体内に蓄えられ、その結果、肥満や高血糖になるというのは先週述べました。

糖質制限というのは、炭水化物や糖分を控えることによって、エネルギー源であるATPの原料であるブドウ糖を少なくすることです。

そうすると人間は体内に蓄えた脂肪からブドウ糖を造りATPを生み出します。

脂肪がATPに変わることで、体重は落ち、血糖値も下がります。

しかもこのダイエットは脂肪体重が落ちるという理想的な痩せ方です。

それなら何故、糖質制限が危険と言う人がいるかというと、何事も極端というか行き過ぎというのはいけないということであります。

糖質制限というのは、あくまで制限であって糖質を絶つということではありません。

糖質は生きていく過程で絶対に必要な栄養素であります。

糖質を絶つと身体は命の危機を感じ、イライラし脱力感に襲われます。

特に脳は糖分が無いと動きませんので、頭がボーっとした状態になります。

痩せたことに気を良くして、糖質を全くとらないでいると人は脂肪だけではなく、筋肉をも糖分に変えていきます。

そうなると代謝は落ち、免疫力は低下し簡単に病気になってしまいます。

疲れやすくなり、血圧は上も下も低下してしまいます。

いくら体重が落ちても、こういう不健康な状態になったらそのダイエット方法は全く無意味です。

テレビCMで有名なダイエットシステムというのは、2か月間糖質を絶ち、プロテインや肉などで良質なたんぱく質を多く摂らせ、ウェイトトレーニングにより筋肉増強を計り、有酸素運動を強くすることにより脂肪からATPを造らせ脂肪を落とすというプラグラムを遂行させることであります。

2か月間で手に入れた体重減と筋肉は終わった時点では満足出来るものかも知れません。

しかしながら、その時身体の内部は、糖質不足でガタガタになっている可能性があります。

終わった瞬間に、ビールやコーラなどをがぶ飲みし、ラーメンやかつ丼を食べまくる、こういう人は必ずリバウンドしてしまうでしょうね。

砂漠に水を撒くようなもので、あっという間に吸収します。

事実、あの使用前、使用後のCMに出ていた有名人の殆どは皆さん、元に戻っているように見えます。

まあ、糖質制限というのは、厳しくやっている人ほど、その反動は大きくなります。

糖質制限に対して批判的な人はこういう理由から言うのでしょうね。

けれども、太り気味の人とか血糖値が高めの人は、適度の糖質制限は絶対に必要であるし、するべきであると思います。

あとダイエットする時に必ず出てくるカロリーという言葉、カロリーが高い物を食べれば太るという話が当たり前のように言われていますが、これは必ずしもそうではないことが解ってきました。

太るというのは体内に脂肪が増えるということです。

ですから油ものを食べると脂肪が付く、ということからカロリーが高い物を食べたら太るということになったのですね。

1カロリーというのは、10センチ四方の容器に入れた水の温度を1度上げるために必要なエネルギーです。

エネルギーはカロリーで表しますから食べ物のカロリーが脂肪になると考えられたのです。

賢明な皆さんは気付かれたと思いますが、今迄の説明の様に油が脂肪なる訳ではないのです。

私達は、ブドウ糖からATPを造って生きていると前述しましたが、余ったブドウ糖は身体に蓄えられる時に脂肪となります。

ブドウ糖のまま蓄えられないし、脂肪の方が、効率がいいからです。

要は糖質の摂りすぎが太る原因そういっても過言ではありません。

ですから、カロリーが低いからといって糖分が豊富な果物を多く食べたり、小麦や砂糖がたくさん入ったクッキーなどでダイエットは難しいと言わざるを得ません。

糖類を摂りすぎてブドウ糖が余るから太る、これが肥満の根本的な原因であります。

糖質制限は奥が深いものです。

来週ももう少し糖質制限について触れていきたいと思います。

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