週刊柏﨑 第375回_ケニア珍道中【part1】
週刊柏崎、このコラムのアップが遅れて申し訳ございません。1月も過ぎるのが早く、2週間が過ぎてしまいました。いつもだったら、現在の陽気が寒いとか、暑いとか触れるのですが、私は今週全く日本の気候を知ることが出来ないのです。
私は、クロワールシリーズの原点、カメリアシネンシスの農場の視察の為に、ケニアに出張しました。実はこのコラムは、帰りの飛行機の中で書いています。今は多分エチオピア上空だと思います。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
やっとこさというか、あっという間とういか、1月9日から出発したケニアへの出張が終わりました。個人的感想から言えば、55歳という老年期の人間には、アフリカに行くというのは、結構しんどいというのが本音であります。それでも、終わってみれば今後経験のできないようなことをしたり見たりしたのは、本当に意味の深いものがあったと思います。まあ、2回に渡ってこのコラムで、ケニア珍道中を書いていきますので、ご興味のある方だけ目を通して頂ければ光栄であります。
1月9日、寒さが厳しい中、成田空港から私は、エミネイツ航空という中東の航空機で午後11時にドバイに向けて出発しました。同行者は、マリオ君という1年前に地震で大被害にあったハイチ系のアメリカ人の青年で、彼がカメラマン兼、通訳兼、友人であります。このマリオ君は、現在慶応大学で勉強する国費留学生で、しかもお母さんは世界銀行で働いていたり、親戚がハイチの国会議員であったりする超エリートであります。このマリオ君とは、私の家内のお姉さんが以前働いていたアメリカの日系機関の同僚ということで知り合ったのですが、日本語もフランス語も、もちろん英語も堪能で、英語のプアースピーカーの私にとっては、心強いパートナ―であります。
日本からケニアまでは、成田からドバイトランジットでケニアのナイロビ空港まで22時間の所要時間です。なんせ、始めのドバイ空港までは、成田から約12時間です。当然といえば当然ですが、エコノミークラスの狭い席では、私やマリオ君のように体も態度もでかい人には本当につらいものがあります。
しかしながら、幸いこんな正月明けの時期にドバイまで日本から出かける人間は少なく、結構空いていたために、席を数列倒して横になることができたので、ラッキーでありました。また、エミネーツ航空には一人一人テレビが付いていて、約100種類の映画を観ることができ、しかも30%くらいは日本語字幕付きだったので、アバターやソルトなどの話題の映画を鑑賞することができました。しかしながら、私とマリオ君というお互い訳のわからぬままアフリカに行くことになってしまった同士のトリップであります。ツアーガイドのついたおまかせの旅行ではないのです。当然ながらこの時は、この後遭遇する様々なアクシデントは予想だにしなかったのです。
初めのアクシデントは、ドバイ到着時に起こりました。成田からドバイは、約12時間の行程なのですが、やっとこさ、ドバイにつくと思った時にアナウンスがありまして、「ただ今、ドバイ上空に霧が発生しているため、着陸できません」というのです。「実は、ドバイでの乗り継ぎの時間は約6時間もあったので、その時はなんとも思ってなかったのです。」しばらくして、ドバイに着陸できないので、近所のなんたら空港に行きますとのこと、気が付けば、到着した飛行機の中で既に7時間経過している訳です。映画鑑賞も8本も観終わり、だんだん怒りがこみ上げてきた時に、「今からドバイ空港に戻ります」というアナウンスがありました。フライトアテンダンスさんにケニアのナイロビに行く飛行機はどうなっているのかと尋ねると、「わからないけど、ドバイには飛行機が入ってこれないんだから大丈夫じゃないですか」という軽い返事、しかし、ドバイはまさに霧ひとつ、いや雲ひとつない絶好の天気であり、私が乗った飛行機は、すべて予定通り運航しており、ドバイに到着した時は私達が乗るはずだった飛行機は、当然飛び立った後、しかも乗り継ぎ便を変更しようと乗り継ぎカウンターに行ってみれば、長蛇の列が…。そして、時間が止まったような南国中東のエミネーツ航空の乗り継ぎカウンターに並んで30分経っているのですが、一人も前に進んでいません。まわりをみれば、結構この時期、日本のお年寄のツアー客が多いのですが、みなさん、かたわらのベンチににこやかに談笑していて、その中、ツアーガイドのお姉さん達が必死の形相で走りまわっています。次の乗り継ぎ便まであと30分、いっこうに前に進まない列をみてマリオ君とドバイにとまるしかないなと話していたら、いきなりナイロビ行きの人は、こっちで受け付けるから早く乗れという偉そうな現地の人が私達に言うのです。はっきり言って、早く言えよという感じであったのですが、あれだけ大勢の人の中で、ナイロビ行きはわずか私達をいれて5、6名、しかも全員日本人であります。なんだかんだで、5時間遅れ、27、28時間かかって、ナイロビに到着することができました。空港にはカメリアシネンシスを日本に輸入しているというか、ほぼ私が全量を買っているサプライヤーのケニア人のフランシスさんが迎にきているはずでありますが、メールしたとはいえ約束の時間からは5時間以上経過しています。「いなかったらやばい」そんな気持ちで夜のナイロビ空港の到着出口を出た訳です。
次回に続きます。
(ドバイで、にこやかに談笑していたお年寄の日本人ツアー客は、結構、今大騒ぎのチェニジアに行った方が多いみたいで大変なことになっているみたいです。)
私が動画でお得な商品を紹介しています。一回ご覧になって下さい。
私は、クロワールシリーズの原点、カメリアシネンシスの農場の視察の為に、ケニアに出張しました。実はこのコラムは、帰りの飛行機の中で書いています。今は多分エチオピア上空だと思います。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
やっとこさというか、あっという間とういか、1月9日から出発したケニアへの出張が終わりました。個人的感想から言えば、55歳という老年期の人間には、アフリカに行くというのは、結構しんどいというのが本音であります。それでも、終わってみれば今後経験のできないようなことをしたり見たりしたのは、本当に意味の深いものがあったと思います。まあ、2回に渡ってこのコラムで、ケニア珍道中を書いていきますので、ご興味のある方だけ目を通して頂ければ光栄であります。
1月9日、寒さが厳しい中、成田空港から私は、エミネイツ航空という中東の航空機で午後11時にドバイに向けて出発しました。同行者は、マリオ君という1年前に地震で大被害にあったハイチ系のアメリカ人の青年で、彼がカメラマン兼、通訳兼、友人であります。このマリオ君は、現在慶応大学で勉強する国費留学生で、しかもお母さんは世界銀行で働いていたり、親戚がハイチの国会議員であったりする超エリートであります。このマリオ君とは、私の家内のお姉さんが以前働いていたアメリカの日系機関の同僚ということで知り合ったのですが、日本語もフランス語も、もちろん英語も堪能で、英語のプアースピーカーの私にとっては、心強いパートナ―であります。
日本からケニアまでは、成田からドバイトランジットでケニアのナイロビ空港まで22時間の所要時間です。なんせ、始めのドバイ空港までは、成田から約12時間です。当然といえば当然ですが、エコノミークラスの狭い席では、私やマリオ君のように体も態度もでかい人には本当につらいものがあります。
しかしながら、幸いこんな正月明けの時期にドバイまで日本から出かける人間は少なく、結構空いていたために、席を数列倒して横になることができたので、ラッキーでありました。また、エミネーツ航空には一人一人テレビが付いていて、約100種類の映画を観ることができ、しかも30%くらいは日本語字幕付きだったので、アバターやソルトなどの話題の映画を鑑賞することができました。しかしながら、私とマリオ君というお互い訳のわからぬままアフリカに行くことになってしまった同士のトリップであります。ツアーガイドのついたおまかせの旅行ではないのです。当然ながらこの時は、この後遭遇する様々なアクシデントは予想だにしなかったのです。
初めのアクシデントは、ドバイ到着時に起こりました。成田からドバイは、約12時間の行程なのですが、やっとこさ、ドバイにつくと思った時にアナウンスがありまして、「ただ今、ドバイ上空に霧が発生しているため、着陸できません」というのです。「実は、ドバイでの乗り継ぎの時間は約6時間もあったので、その時はなんとも思ってなかったのです。」しばらくして、ドバイに着陸できないので、近所のなんたら空港に行きますとのこと、気が付けば、到着した飛行機の中で既に7時間経過している訳です。映画鑑賞も8本も観終わり、だんだん怒りがこみ上げてきた時に、「今からドバイ空港に戻ります」というアナウンスがありました。フライトアテンダンスさんにケニアのナイロビに行く飛行機はどうなっているのかと尋ねると、「わからないけど、ドバイには飛行機が入ってこれないんだから大丈夫じゃないですか」という軽い返事、しかし、ドバイはまさに霧ひとつ、いや雲ひとつない絶好の天気であり、私が乗った飛行機は、すべて予定通り運航しており、ドバイに到着した時は私達が乗るはずだった飛行機は、当然飛び立った後、しかも乗り継ぎ便を変更しようと乗り継ぎカウンターに行ってみれば、長蛇の列が…。そして、時間が止まったような南国中東のエミネーツ航空の乗り継ぎカウンターに並んで30分経っているのですが、一人も前に進んでいません。まわりをみれば、結構この時期、日本のお年寄のツアー客が多いのですが、みなさん、かたわらのベンチににこやかに談笑していて、その中、ツアーガイドのお姉さん達が必死の形相で走りまわっています。次の乗り継ぎ便まであと30分、いっこうに前に進まない列をみてマリオ君とドバイにとまるしかないなと話していたら、いきなりナイロビ行きの人は、こっちで受け付けるから早く乗れという偉そうな現地の人が私達に言うのです。はっきり言って、早く言えよという感じであったのですが、あれだけ大勢の人の中で、ナイロビ行きはわずか私達をいれて5、6名、しかも全員日本人であります。なんだかんだで、5時間遅れ、27、28時間かかって、ナイロビに到着することができました。空港にはカメリアシネンシスを日本に輸入しているというか、ほぼ私が全量を買っているサプライヤーのケニア人のフランシスさんが迎にきているはずでありますが、メールしたとはいえ約束の時間からは5時間以上経過しています。「いなかったらやばい」そんな気持ちで夜のナイロビ空港の到着出口を出た訳です。
次回に続きます。
(ドバイで、にこやかに談笑していたお年寄の日本人ツアー客は、結構、今大騒ぎのチェニジアに行った方が多いみたいで大変なことになっているみたいです。)
私が動画でお得な商品を紹介しています。一回ご覧になって下さい。