週刊柏﨑 第379回_ケニア珍道中【part5】

先週から引き続き、過ごしやすい日が続いています。節分が終わればすぐ立春であるのですが、突然このまま暖かくなるはずはなく、週末の連休にかけて全国的に大雪が降るとの予報が出ています。九州霧島連山の新燃岳の噴火は、まだおさまりそうにありません。先日、ニュースを観ていたら、やはりこの噴火の前兆はあったようです。霧島やその近辺の温泉の源泉の温度が、噴火前に大きく上昇したり、下降したりしたそうです。私が思い出すのは、20数年前のやはり九州の雲仙普賢岳の噴火と、それに伴うあの多大な被害を出した火砕流であります。あの時は、何回も書いていますが、私は香港の現地法人に勤務していました。当時、私の後輩がホームリーブという数年に1度の日本に帰国できる休暇を利用して、雲仙の温泉に行ったのですが、その時、温泉の温度が通常の50℃位から70℃以上に上がって、入れなかったという話を、香港に帰ってきて言っていて、そのやさきに雲仙の噴火があったのです。ですから、今回も同じような現象があると思っていたのですが、やっぱりという感じです。こういう天変地異があると必ずと言っていい程、動物が妙な行動をしたとか、雲や風がいつもと違ったとか、前兆っぽいことが起こるものです。しかしながら、それはいつもそういう天災が起こった後の話で、もっと天災に対する備えというものができないものかといつも思ってしまうのです。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ケニア出張part5、多分最終回であります。マサイ・マラというのは、ケニア南西部からタンザニアにまで広がる国立保護区であり、総面積1,812K㎡と、まあ、想像を絶する広大の自然のサファリパークであります。私達がよく知っている日本のサファリパークと違うのは、その圧倒的な大きさもさることながら、そこに生息する動物がすべて、命がけで生活しているということです。まあ、簡単に言うと、肉食種であろうと、草食種であろうと、生きることに一番必要な食事がすべて、本人次第であるということが、時間がくれば自動的に食事が与えられる私達が知っているサファリパークとは全く違う点であり、そのことにより動物達には本当の緊張感があり、その緊張感こそがマサイ・マラの魅力といっても過言ではありません。このマサイ・マラには、ナイロビから陸路で入るのが普通であり、道はほとんど舗装されていませんが、それなりに危険は感じません。それが私達の場合、カメリアのビデオ撮りをするために、キスモというケニアの北西部からマサイ・マラに入った訳です。実は、このルートというのは、滅多に使われるルートではないのです。その理由というのが、その数時間後に身にしみて理解できたのです。私とパートナーのハイチ系アメリカ人のマリオ君は、日本の旅行会社を通して依頼した現地のガイド、アンデューさんの運転するランドクルーザーで、キスモからマサイ・マラ目指して出発しました。このランドクルーザーは、明らかにトヨタのオリジナルのランクルとは違っていて、あまりキレイとはいえない板金で車を継ぎ足しています。実際、ギアの入りも良くありませんし、窓も完全には閉まりません。このアンデューさんは、この道20年以上のベテランとのことなのですが、とにかく道を知りません。マサイ・マラの入り口に来るまで、何回も道を間違えて、道行く村人に聞いていました。しかも、彼によると、すべての村人が悪いと私達に弁解していました。話は変わりますが、ケニアというのは、一夫多妻制が認められているという、すばらしい国なのですが、ケニアに多く存在する種族によって一夫多妻制をしているのは、マチマチということです。アンデューさんによると、自分の種族は奥さんを複数持つなんていうことはしないと言って、他の種族と一緒にするなと憤慨していました。ちなみに、アンデューさんは4回結婚していて、娘ばかり子供6人いて、今の奥さんは一番上の娘より若いそうであります。彼の言葉には重さを感じません。まあ、一夫多妻と言っても、私の場合は今の嫁が3人や4人居るなんて考えただけでもゾッとするので、正直どうなんでしょうという感じです。マサイマラへの道はだんだん道とは言えないような状態になってきました。なんせ道はデコボコにうねっているし、でかい岩はゴロゴロあるし、まあ、川から水がなくなってるような感じなのです。こんな道ですから、道幅は広いのですが、車が通れるコースは、ほとんど一か所しかないような状態です。マリオ君と川底みたいだと話していたら、そんな言葉を聞いた神様がいるのか、いきなり前も見えない位のスコールが降って、みるみるうちに本当に川に道を変えてしまいました。そんな状態でしばらく進んだのですが、前方をみるとそれはもう進むのは「無理でしょう」という状態の道が、アンディーさんには、私が「サイドロードに入れ」と言ったのですが、彼いわく「OK、OK」、そしてすぐ車の車輪が思いっきり横すべりして、スタック状態そして、「ヤバイ」と思った瞬間、車はスローモーションでひっくり返ってしまいました。「終わった」と私の頭はこんな感じでした。ザーザー降りの中、なんとか車の外に出て、途方にくれる私達の後ろからくる車は、みんなサイドロード(サバンナの中)を通っています。アンデューさんに「それみたことか」という視線を送りましたが、彼はシカトであります。そのうち、あの派手なケープをかぶって、長い棒を持ったマサイの人達が寄ってきました。アンデューさんは、携帯で助けを呼んでいますが、「もうすぐ助けにくる」とか言って、ほとんどあてになりません。マサイの青年達は私達をみて、いきなりケープやこん棒を見せて、「これを買ってくれ」と売却交渉であります。もう雨でぐちゃぐちゃになっている道に投げ込んでやろうかと思ったのですが、その中の一人が「助けを呼ぶ」と言って、ケープの中からいきなり携帯を出すのです。まじまじ彼らをよく見ると、みんな携帯を持っているし、足元に履いているのは、クロックスであります。彼のTELによって、本日宿泊する予定のセレナロッジ(5スターということです)から救援隊が来てくれました。しかもひっくり返って、どぶ川に埋まった状態の車から荷物まで彼が運び出してくれました。それはもう、九死に一生を得たというか、彼には今でも本当に感謝の言葉しかありません。彼の希望通りの値段でケープもこん棒も買い上げさせて頂きまして、その時持っていた残りのケニアシリングをすべてお礼に渡しました。マサイの戦士に別れを告げ、乗り換えたホテルの車、いすずのロングホーンで、マサイ・マラに向かいました。雨がやみ、山の上から見たマサイ・マラの広大な草原は、本当に感動的な風景でありました。

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柏崎

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