週刊柏﨑　第556回_台風一過、100兆個の細胞

ここのところ当たり前のようになっているゲリラ豪雨は
日本各地で大きな被害を引き起こしています。

本当にあのバケツの水をひっくり返したような雨は、あっという間に普通の道路を冠水させてしまうのですから、驚きます。先週末から京都にもまとまった雨が降りましたが、流石災害に強い土地ということで都に定められた京都でありますので、大きな被害は無かった模様であります。

京都といっても、災害に強いのは京都御所がある京都市の中部から北部にかけてでありますから、近年雨により大きな被害に見舞われた南部の伏見とか西部の嵐山近辺は別ですよ。

今週初めは、七夕であったのですが、まあこの天候では織姫が彦星に遭えることはなかった訳でありますが、こんな梅雨が通常になれば当面彼らのデートは出来ないのかもしれませんね。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

７月に発生する台風としては、最大級といわれる台風８号が沖縄から日本を縦断しそうな情勢であります。
なんでも最大風速７５メートルというのですが、一寸想像がつきません。

まあ、物凄い風ということだけは分かります。

ニュースで言うには、新幹線のぞみ位のスピードという事らしいですが、よく分かりませんな。ただ間違いなく言えるのは、このクラスの風速だと木造家屋は破壊され、車は吹っ飛ぶということなのでくれぐれも対策は怠らないように、そして避難は早めにして下さいね。あとは、川とか用水路とか水回りにはいかないことです。

京都では、この時期は祇園祭の山鉾の山車が立ち並ぶのですが、こんな風が吹けば山車が倒れる可能性が高く、一寸やばいかも。７月、８月と結構QVCのオンエアーが入っているのですが、天気予報と睨めっこしながら、早めに東京に移動しなくてはなりませんな。

さて、「思いっきりテレビ」や「あるある大事典」などの健康情報番組がテレビ番組から消えて大分経つ訳であります。これらの健康情報番組は時として薬事法を上手に逸脱して私達健康食品や自然食品業者に常に新しい商材を提供してくれたのです。番組でココアが生活習慣病にいいとか寒天がダイエットにいとかいうと翌日にスーパーやドラックストアーから関連商品が消えたとか、皆さんも記憶にあるでしょう。ですから、今は新しい商材が殆ど出てこないのですね。

どの業者も青汁とかグルコサミンとかニンニクとか同じようなものばかりで、有名人を使ってバンバンCMが打てる大手企業を除いて我々のような弱小企業は青息吐息であります。ここのところ結構テレビで目にするようになってきたのが病気そのものにフォーカスした「本当はこわい家庭の医学」などの番組です。

内容は基本、こんな症状が出たらこの病気を疑えとか、軽く考えていた症状が本当はこんな怖い病気だったとか、まあ、視聴者を脅かす内容が多いですね。内容的には納得できることが多いのですが、いかにもテレビ的だなと思うことがあります。前から言っていますが、病気というのは基本その病気になる原因というものが必ずあるのです。生活習慣病などはその最たるものであり、どんなに治療しようとその原因となった生活習慣を改めない限り、完治することはなく、治ったと思っても、また同じ病気を発症する可能性が高いのです。テレビ番組内でも病気の原因となったことが出てきますが、その原因のほとんどは、食生活の乱れ、強いストレスを感じている、劣悪な外部環境とタバコ、アルコールなどの悪い生活習慣であります。その中の食生活の乱れで私がいつも皆さんに言っている添加物の取り過ぎということは全く触れられていないのですね。

まず間違いなく肉などの動物性脂肪を取り過ぎだとか塩分や糖分の取り過ぎとかそんな話ばかりでしょう。まあ、大手食品メーカーがスポンサー番組でカップ麺は添加物が多くて危険とか、清涼飲料メーカーがスポンサーでスポーツドリンクは添加物で砂糖の甘さをごまかしているとか絶対言えない訳で、善良な視聴者は懸命に禁煙したり運動したりしながら、カップ麺をすすり、スポーツドリンクで水分補給なんて笑えませんな。

現在、子供の肥満が問題になっています。それに伴い、子供の糖尿病とか高血圧とか動脈硬化が飛躍的に増えています。現在日本の小児ガンの数は世界一なんだそうです。その原因が全て食生活の乱れ、とりわけ食品添加物の取り過ぎというつもりはありませんが、その大きな要因であると私は考えています。正しい食生活をすると言うのは本当に大切なことでありまして、とりわけ私は酵素という栄養素に注目しています。

酵素は私達の体内に存在していて、約２００００の種類があると言われています。酵素が体の中で何をしているかというと、簡単にいうと必要なものを合成したり、要らないものを分解しているのですね。ただ酵素というのは、生きた栄養素でありまして、その分捕まえにくく、定量計算も困難であるのです。その為、未知なことが多く、まだまだ実態については分からないことがあるのです。しかしながら、健康的な生活を送るために食生活が大切な今、酵素は今後大きく取り上げられると思います。

病気になったら私達は薬を服用する訳でありますが、病気が急性期であれば分かるのですが、慢性期の場合、基本的に薬は必要ないものと思っています。例えば高血圧の場合、血圧を下げる薬を摂るのですが、高血圧になった原因を改めなければ、いくら薬を摂っても高血圧が良くなることはありません。まあ、高血圧の原因と言えば大抵は塩分の摂り過ぎであったり、食べ過ぎや運動不足からくる肥満なのですね。ですからこれを治そうと思ったら、食生活を考えるのが最良の手段であります。その時にいくら塩分や糖分を控えめにしようと、カロリー計算をしようとそれは正しい食生活の改善とはいえません。以前触れたように、私達は知らないうちに添加物を多く摂っている、まずそれを考えなければなりません。そして、反対に酵素を摂っていないのです。

ほとんどの酵素は４０数度で死滅してしまいます。そうなると、加熱した食品では酵素を摂ることは出来ません。（クロワール茶の場合は例外的に高温でもSOD酵素は死滅しません）少し考えてみると私達の食事は主食といい副食も殆どものか火を通している訳で、これだけで酵素が足りてないと判断出来ます。まあ、生と言ったら、サラダとか刺身位ですか。
私、刺身は好きですが生野菜？あんまり好んで食べませんな。

じゃあ、青汁？

殺菌過程で高温処理しているので酵素はあんまり含まれていないのですね。私達人間には１００兆個の細胞があると言われています。その１００兆個全ての細胞が酵素なしでは人間の活動に必要な化学反応を行うことが出来ないのです。要は、手を動かすことも、目を瞬きすることも出来なくなるのですね。その酵素を皆さん、ちゃんと摂れてますか、そしてせっかく摂った酵素を壊すような添加物を沢山摂っているのではないですか。これを、これからの正しい食生活の必要条件として考えていきましょう。来週はこの酵素について詳しく説明しますね。

ワールドカップサッカーですが、私の本命アルゼンチンが決勝に進みました。相手は本命の地元ブラジルを圧倒して勝ち上がったドイツであります。エースのメッシの運動量が少ないのが気になりますが、アルゼンチンの２４年ぶりの優勝に期待しています。