第912回 「意欲の低下」を避ける生活

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5月も今週で終わりです。毎度この歳になりますと月日の経つのはワープに入った位速いです。あと数か月しますと67歳になりますが、もうどうにでもしてくれという感じで有ります。娘から他に書くことが無いのかと言われるマンションの庭木のことですが、京都の街中には自然を感じるところが少ないのでしょうがないですね。それで紫陽花ですが、蕾が色づいてきて、もうすぐキレイな花が咲きそうです。気温が急激に上がっていまして、京都では早くも33℃と真夏日になりました。この時期にUV対策をしないでテニスをしますと、必ずどこの国の人か分からなくなりますので、娘のUVクリームを顔が真っ白なるくらい塗りたくっております。実は肌にもルテインがあってUVをしているので、クロワールアイは日焼け対策にも有効です。

関西の梅雨入りは思いのほか遅れています。関西の水瓶である琵琶湖の水は最近慢性的に水不足ですので、スケジュール通り梅雨入りして欲しいですな。

 

今朝の新聞によると、今年度の国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担の割合を示す「国民負担率」が驚きの48%とのことなんですが、まあ「ふざんけんな」と言うしかないです。何十年も殆ど上がらない給料から半分をはねるのですから、そりゃ貧しくなるのも当たり前です。まあ、私は年金受給者でありますので大きな声で文句は言えませんが、こんな生活を強いる国は来日したバイデン大統領に兵器をもっと買いますとご機嫌伺いをしましたが、こんな国に対しひたすら白紙委任している方は「どうかしてるぜ」と思います。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

毎日発表されていますコロナの新規感染者数ですが、出す方の国も聞く方の国民も前ほどの興味も危機感も有りません。あれほど医療関係者が口を酸っぱくして装着を訴えていたマスクも、コロナが収束していないのにも拘わらず国は推奨しないというスタンスに変化しました。まあ、コロナクラスターが無くなった訳でも医療機関に余裕が出来た訳でも、増してやコロナウイルスの危険性が無くなった訳でも無い、要するに以前と何も変わっていないのに、「もう無理してマスクしなくていいからね」と国が言い出したのです。今日、岸田総理が来月から訪日外国人旅行者の受け入れ再開を表明したのですが、多分その環境作りだろうと思います。コロナに対する色々な規制が突破られて人の流れは確実に増えましたが、数年前の外国人旅行者によるインバウンドバブル時代から考えれば日本の観光業界や飲食業界はまだまだな訳です。もう日本経済からすればコロナにビビッているような状況では有りません。ここは国を挙げて外国人に来て頂いて、円安だから思い切っり遣って景気を良くして下さいという処です。その為にはマスク嫌いの外人が日本で嫌な思いをしないようにというのが見え見えのノーマスク推奨でありますな。私はまだまだ安全と健康重視でありますので、当面マスクを外すことは考えておりません。

 

今、人生百年時代になろうとしていて、所謂「健康寿命」が注目されています。「健康寿命」というのは、自立して生活出来る期間のことを言います。要は、寿命として100歳迄生きることが出来ても、寝たきりで介護が必要だったら、何にもならないので、健康寿命を延ばすことが大切ですよということです。先週のこのコラムで書いた「ピンピンコロリ」というのはなるべく自立して健康に長生きして、寿命と健康寿命を同時に終わることを目指しましょうというものです。日本の平均寿命は私の子供頃から比べると本当に長くなっていて、最早100歳まで生きる人も珍しくないですね。じゃあ、昔とどこが違うかと言うと、昔のお年寄りは若いころの栄養状態が悪く、身体も小さく、老いるのが今より早かったように思います。

テレビアニメでも有名な「サザエさん」ですが、この漫画の連載が始まったのが1947年です。まあ、カツオ君のヘアスタイルやワカメちゃんの服装など「こんな小学生おらへんやろ」とツッコミどころ満載ですが、実はこの漫画で一番の驚きがお父さんの磯野波平さんとお母さんのフネさんの年齢です。波平さんは54歳、フネさんは48歳の設定、なんと波平さんは私より一回り年下なんですが、どうみても「こんな54歳おらんやろ」と言うくらいその当時の50歳代は今より年を取って見えたというか現代の日本人は若返っています。フネさんの48歳はもっと驚きで、ウチの嫁より10歳年下なんですが、服装や化粧、髪型は嫁のお母さんに近い感じです。ただ、この波平、フネ夫妻のお子さんであるカツオ君とワカメちゃんの年齢を考えると、当時としてかなり高齢出産であったと思います。どうでもいいことですが。

じゃあどうして昔と今はこれだけ見た目も寿命も延びたかというと、その原因の一つが日本人の栄養状態の改善です。たまに外食して焼き肉屋とか寿司屋に行くと、ホントお年寄りの食欲に驚く訳です。実際、ここ20年位で身長は伸びたし、お年寄りが購入者の中心であるQVCやショップチャンネルでダイエット食品が物凄く売れる位体形が大きくなっています。

だから、これだけ飽食の時代で栄養価の高い食事をできるのだから、これからもドンドン寿命が延びていくかというと、そうでは有りません。それは健康寿命が伸び悩んでいることでも分かると思いますが、今の長寿は医療の進歩によってなし得ているからです。まあ、薬や手術によって寝たきりで死なないから長生きというのは余り望みたくないですな。

現在、ガンが私たちが命を落とす病のワースト1ですが、もし将来ガンを確実に治す方法が開発されれば、人類の寿命は10歳くらい延びるのではないかと思います。私たちの寿命は、老化によって間違いなく短くなっていく訳で歳を重ねていくことを止めることは出来ません。加齢によって色々な身体的機能が衰えていきますが、どうにもならないことが有る反面、努力次第で何とか抗うことも有ります。運動機能や脳機能の衰えに対しては使い続けることが大切です。誰が考えて当たり前のことで、実際医療機関などではお年寄りには運動や脳トレーニングが推奨されています。でもそれが出来ないのですね。何故かと言うと、それが意欲の低下で、何をするのも億劫になってしまうのです。実はこの「意欲の低下」が老化の一番ヤバイことです。

転んで骨折して寝たきりになる方が多いですが、これも元はと言えば「意欲の低下」です。

この「意欲の低下」を防ぐためには、医学的に「脳の前頭葉と男性ホルモンの活性化」が大切ということですが、どうしたらいいか分かりませんな。

まあ、皆さんにはこの「意欲の低下しないような生活」を心がけて頂いて欲しいです。

 

 

 

 

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