第891回 遊びから生まれる新ビジネス
10月に入りました。陽気は完全に秋でありまして、日中に気温が上がっても風が涼しく、年間を通して一番過ごし易いですね。ただ、10月と言えば台風シーズンでありまして、良いことばかりでは有りません。週末にかけて大型の台風が関東地方の東部をかすめるように北上するようなので千葉や茨城の沿岸部分では注意が必要です。
今年もあと3か月、毎度の「光陰矢の如し」であります。6日で66歳になりますが、もう60歳を過ぎた辺りから年齢に関しては何とも思わないようにしています。70歳という大台が間近になってきますと、まあ、いつまで現役生活を続けなければならないかと考えることが有りますね。私の人生予想図では、今頃は孫と東京ディズニーランドの「イッツアスモールワールド」の船に乗って「世界はせ~まい~」と唄っている筈なのですが。
チョット前に車で国道沿いを通っていたらいきなり渋滞になって驚いたのですが、後で、なんと「かっぱ寿司」の半額サービスということで、順番待ちしている人でとんでもないことになっている訳です。ニュースの報道で知ったのですが、最長で20時間待ちということで、開店早々その日の予約を終了したということです。まあ、半額といったって「かっぱ寿司」は一皿100円の回り寿司です。
幾ら半額と言っても気張って食べまくったところで知れているでしょう。大体、何時間も並んで食べるものでは無いと思います。
余りの混雑に食べられなかった客からクレーム続出で「かっぱ寿司チェーン」は後日使用できる半額クーポンを発行したらしいです。そうしたら、その半額クーポンが大量にメルカリに出されて売られたらしいです。まあ、値段さえ安くすれば、緊急事態宣言が終わればお客は戻ってくる証しで、来月から各店がしのぎを削ってキャンペーン実施をするのでしょうね。近所のスーパーで7時過ぎに惣菜物が安くなるのですが、寿司が結構水準が高く、私はそれで十分であります。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
10月から食料品を始め様々なモノの値段が上がることが決まっています。まあ、原材料の高騰や為替の円安など外的要因が主要な原因なのですがデフレ慣れした日本にはかなり厳しい値上げの秋となりそうです。私達の健康食品の業界にも値上げの影響が出ています。ルテイン・ゼアキサンチンやライフズDHA&EPAなどの拘りの原材料からビタミンやミネラルなどの一般的な原料までメーカーから値上げの通達が有りました。それに追い打ちをかけたのが、プラスティックやビニールなどの袋資材の値上げであります。クロワールシリーズは正直かなりギリギリの値段で提供させて頂いていまして、この先やっていけるか不安が募ります。今の日本企業の弱点が正にデフレ慣れした安価販売に有ります。多分多くの企業が原材料の値上げを商品価格に転嫁することが難しいと思います。まあ、出来るところまでは頑張るつもりですが、辛いですね。
コロナの感染者数が、このところ激減していて、どうやら緊急事態宣言が全都道府県で解除の運びとなりそうです。
まあ、厚労大臣自身が、「何故こんなに減ったか分からん」という位理由が見当たらないのですが、減ることは喜ばしいことで、緊急事態宣言を解除して景気回復に舵を切ることに異存は有りません。ただ、飲み屋の営業自粛もはっきり言って中途半端ですし、国民は国や自治体の言う事を聞かずに遊び歩くし、うがった見方をすれば、自民党総裁選びやそれに続く衆院選挙というメーンイベントを控えた予定調和のような気がしないでも有りません。
やっぱり、ワクチンの効果が出ているのは間違いないところで、高齢者の死亡が大きく減っているのはワクチンのお陰であると思います。今心配されているのは、ワクチンの効力がどの程度の間有効かということであります。そりゃ、ファイザーやモデルナなどの薬品会社は笑いが止まらない状態であると思いますから、みすみすこんな美味しい商売を手放すことは無いでしょう。前にもこのコラムで書きましたが、コロナの感染者数が激減しても、このままコロナが収束することはないと思います。この下火になっている時期に、医療体制を再構築し、再び第6派という事態になっても、決して医療現場が逼迫しないよう準備を怠らないことが大切です。例えコロナに感染しても、確実に入院してちゃんとした治療を受けられる、そんな当たり前のことが出来ないのなら、それは絶対に政治の責任であります。
e-スポーツという競技、皆さんは聞いたことがありますが、e-スポーツというのはエレクトロニックスポーツの略で要は対戦型のビデオゲームで人と人が戦う競技のことです。まあ、最近はユーチューバーとかお爺ちゃんでは意味不明な職業が生まれて、たまげるほどの高額の報酬を得ているのですが、このe-スポーツに於いてもプロゲーマーという新しい職業を生み出しています。最近は大手企業がe-スポーツのスポンサーになって、大会や各団体、組織を支えています。まあ、それだけe-スポーツの世界がワールドワイドで大きく発展していて、将来的にビックビジネスになる可能性が高いからです。
息子が小学校の頃、毎日のようにテレビゲームに夢中になりストリートファイターのような対戦ゲームをやっていました。ある時、息子がプレーしていた対戦ゲームの途中でゲームを中断してトイレにいったので、私が試しにそのゲームを引き続きプレーしたところ、本当にアッという間にやられてしまいました。戻ってきた息子からギャーギャー文句を言われたので、「ゲームばっかりしてないで勉強しろ、ゲームばっかりやってると碌な大人にならんぞ」と逆ギレして怒ったのですが、まあ今やゲームばかりして、その道を極めれば、お父さんもビックリのスーパースターの高額所得者ですな。
ユーチューバーにしてもプロゲーマーにしても、お爺ちゃんの世代からすれば、そんなことでお金を稼げること自体が信じられない訳で、クロワールアイを飲んで思考の柔軟性を高めなくては、時代についていくことが出来ないのでしょうね。
まあ、原料高でシンドイ業界すれば、羨ましい限りです。