週刊柏﨑 第742回 疲れのメカニズムについて
京都では酷暑と言っていいほどの暑さが続いていましたが、先日の台風が日本を逆横断してから大分気温が落ち着いたようであります。
ただ、岐阜あたりでは相変わらずの猛暑日のようですから、まだまだ分かりません。
台風が毎週のように発生して、日本を直撃していますので、しっかりとした対策をして下さいね。
夏の甲子園大会が真っ盛りなんですけど、今は一日3試合で、熱中症対策です。
でも一日の試合数を調整するよりも、投手の連投を規制した方がいいと思います。
松坂君やマー君、ハンカチ王子の投げた球数、メジャーリーグの関係者が聞いたら腰を抜かします。
まあ、試合時間も本当ならナイターがいいのですけどね。
選手や観客の体調を考えるのでしたら絶対にナイターがベストであると思います。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
沖縄知事の翁長氏が亡くなりました。
膵臓ガンが見つかって、4月に手術をしたと思いますので、あっという間です。
死因は肝臓ガンということですが、手術した段階で肝臓は手が付けられない状態だっただろうと推測されます。
今思えば手術を受けない方が良かったかなと思えますが、今更言ってもしょうがないことです。
近頃の翁長氏はテレビで視る度に、どんどん痩せてきていて、かなり心配していたのですが、残念でなりません。
心からご冥福をお祈りします。合掌
今盛んに導入が議論されている「サマータイム制」ですが、私は反対です。
大体、夏場に時間を1時間とか2時間早めるのに全く必要性を感じません。
それより弊害や、要らないコスト増になりますね。
QVC24時間通販なんてどうなるか想像もつきません。
だって半年たったらまた元に戻す訳で、多分私達のようなベンダーから通販媒体はてんやわんやになります。
サマータイム制の本場のアメリカだって実施している州としていない州があります。
ハワイとかグアムは全くしていませんし、ヨーロッパは廃止の方向です。
日本だって昔に少しの間サマータイム制を実施していたのですが、不便ですぐ止めたそうです。
ここまで、色々なことが決まって、それで世の中が動いているのに、少しばかりの時間を早めても、1日は24時間で変わらないのだし、やるだけ大変なことが多すぎます。
私の、体内時計は62年間ずっと動いていますから、今更時間を巻き戻すことは出来ませんしね。
ボクシング協会の会長が叩かれています。
毎日、朝のモーニングショウを視れば、そりゃ、どのチャンネルも同じ顔がアップで、ほぼ同じことを繰り返しやっています。
日本という国は、こんなことしか報道することが無いのかと思います。
少し前は、日大のアメフトの監督、その前はレスリングのコーチ、スポーツは違えど、根っこ尾は殆ど一緒です。
組織の私物化、既得権益の独占などです。
まあ、圧倒的な権力は必ず腐敗するということです。
かといって池に落ちた犬をここまで叩くかという感じで、どこかの国と同じ、一種のガス抜きということですか。
何か変な国になってしまったというのが、素直な感想であります。
私達が常日頃感じる疲れというのは、通常休息を取れば改善されます。
しかしながら、現在はいくら休んでも疲れが取れないという人が増えています。
そういう人は、休んでもむしろ倦怠感が強くなることが多いのです。
今言われているのが「慢性疲労症候群」という病であります。
最初は、疲れが溜まっただけだろうと思っていたら、見る見るうちに倦怠感というかダルさが増して、日常生活を送るのも困難になって歩行が出来なくなることもあるのです。
この病気に関しては、まだ社会的に認知されていないで、どちらかというとただの怠け者扱いをうけることが多いのです。
まあ、常に私もこのような倦怠感を持った症状なのですが、私の場合は多分怠け者であるのだと思います。
何故このような慢性的な疲労状態に陥るのかというと、精神的なストレスであると断言できるのではないかと考えています。
慢性疲労の場合、肉体的にその原因となるのが脳の炎症です。
慢性疲労症候群の人は脳の偏桃体、海馬、視床の各部に顕著な炎症が認められています。
基本、全ての病気は身体の炎症が原因と言われています。
その炎症をもたらすのが活性酸素であります。
活性酸素は普通、細胞内に存在する抗酸化物質によって除去されますが、オーバーワークなどによるエネルギー生産が多くなると、それに伴って活性酸素の発生も多くなり抗酸化物質による活性酸素除去が追い付かなくなります。
その結果、細胞内に残った活性酸素が細胞内の様々な箇所を傷付けて細胞の機能が低下し活動パフォーマンスを低下させます。
これが、通常の疲れのメカニズムです。
ご存知の通り私達の身体は細胞で出来ています。
足を動かせば足が、腕を動かせば腕の細胞が活性酸素により傷つき、疲労を感じる訳です。
要は、外からの負荷の種類によってターゲットになる細胞は違えど、この疲労のメカニズムはどの細胞でも一緒です。
では、私達はどのようにして疲労を感じるかというと、「免疫細胞」という身体のガードマンが脳に「疲れているよ」という伝達物質を送ります。
そして、脳は身体に「しんどいから休め」という命令を出すのです。
「疲労」「痛み」「発熱」は身体の発するアラームといわれている所以です。
ですから疲れの伝達をする脳が疲れて炎症おこすと、基本どうやって脳の疲れを癒すのか分かりません。
疲労回復に皆さんがどう対策しているかというと、支出的にはマッサージ、整体がトップで、順にサプリメント、運動、スパや温泉、栄養ドリンク、薬、アロマなどと続きます。
ただ、こういう対策で肉体的にはともかく、脳の疲労が取れているとは思えません。
ただ、顕著な効果があったのが、アニマルセラピーであります。
ですから、犬や猫などのペットを飼うのは、脳の疲労を取るためには効果があるみたいです。
ただ、我が家の場合は、あれだけ毎日散歩に連れていっても一向に懐かないワンワンですので、そういう面では反って脳に疲れを貯める恐れがありますので、悪しからず。
それともう一つ、笑いというのも脳の疲れを取ることが報告されています。
まあ、アニマルセラピーも笑いも身体に直接作用するものでは有りません。
やはり、ストレスという心理的な負荷を取るためには、精神的なリラックス方法が良いのでしょう。