週刊柏﨑 第724回 マイナス金利で円が上がる?

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皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

相変わらず全国ではインフルエンザが猛威を奮っているようであります。

皆さんも、外出することがあれば、それが罹患するリスクです。

実際、ワクチン接種をしてもマスクをしてもインフルエンザを完全に予防出来る訳ではありません。

そうなると最後は皆さんが備えている抵抗力とか免疫力次第であるということです。

なるべく十分な睡眠を取ること、バランス良い食事をすること、そしてクロワール茶を飲んで悪い物を出すこと、心掛けたいです。

アメリカの高校で、また銃の乱射事件なんですが、もう別にこれは驚くようなことでは有りません。

そりゃ犠牲になられた人たちにはお気の毒としか言いようがないのですが、そもそもこのような犯人に乱射するような銃を簡単に与えてしまうアメリカ社会が悪いとしか言いようがありません。

犯人は、19歳の白人至上主義の青年ということらしいのですが、ヒスパニック系のアメリカ人なのですね。

まあ、こういう人は、日本でもそうなのですが被害者意識が強い精神的総合失調症のタイプが多いです。

そして始末に負えないのが相手は誰でも構わないという無責任さであります。

こうなるとたまたまその場に居合わせたということが被害者の不運でありまして、関係者としては絶対に許せないことです。

アメリカの銃社会というのは、簡単に無くせないという事情もなんとなく理解出来なくはないですが、それでも毎年必ずという程頻繁に起きる乱射事件に直面しているのに一向に前に進まない脱銃社会はアメリカの抱える大きな問題であるとしか言いようがありませんな。

少なくとも、トランプ大統領を支持してきたのは、貧しい白人層であり、ある意味今の政権に対し満足しているかと思っていたのですが、簡単ではありません。

秋篠宮家の御長女眞子様のご結婚が延期になりました。

今年は、現在の天皇陛下の勇退があり、年号が変わりますので、まあ日程的には仕方がないように思っていたのですが、その延滞期間が2年ということで、これはもうこのご結婚を破談にしようという外部圧力が働いたとしか考えられません。

週刊誌やネット等で、お相手の小室氏のお母上のスキャダルが報じられています。

それが本当なら当然由緒正しき皇室としては、この婚姻に難色を示すのも分からなくは有りません。

ただ、この問題は当たり前ですが、小室氏自身のものでは有りませんし、当人同士の気持ちには全く影響を及ぼしてはいないようです。

眞子様のご結婚は皇室にとって久しぶりのめでたい出来事であると思いますし、このお二人の所作は非常に印象が良く、私も単純に祝福していました。

なんとか、お二人のご結婚が叶うように心から思いますし、皇室には、そんな見栄や体裁に関係なく、若い二人の思いを尊重するように望みたいですね。

今週に入って、為替レートがかなり円高に動いています。

少し前まで1ドル=112~3円位のレンジで推移していたのが今週に入って1ドル=106円台と一気に6円5%以上の円高であります。

その国の通貨のレートは国の力を表す、要は通貨が高ければその国の経済は好調という考え方が一般的でありまして、円高は言うなれば日本の通信簿が良いということです。

ならば、現状は日本にとって喜ばしいことであるかと言うとそうではありません。

数年前から世界的に余り景気が芳しく無く、世界の主要各国はそろって自国の金利を下げてきました。

金利が下がるという事は、当然銀行にお金を預けていても金利は殆ど付きませんから、物を買ったり、株式や不動産に投資します。

それに商売をするのにお金を借りても払う金利は僅かであります。

要は自国の景気を良くするための金融政策として金利を低く誘導するのです。

アメリカやドイツなどの主要国はこの低金利政策によって景気が立ち直ってきたのです。

景気が回復基調になりますと、そのまま低金利政策を続けていることにより国内がインフレになり物価が高騰してしまいます。

そこで、景気回復が間違いないよう認識出来た時点で、低金利政策を改め逆に金利を高くし引き締め政策をとる訳です。

アメリカは、昨年から景気回復に伴い金利を上げています。

ところが日本の場合、政府や日銀の掛け声だけは勇ましく、物凄く景気が良くなっているような発表をするのですが、実際は公約に挙げた2%の物価高も達成されておらず、いまだ金利はマイナス金利状態と世界の主要国と比べるとお寒い限りであります。

今の世界の状況を考慮すれば、日本の金利はマイナス金利であるから、日本円を売って、ドルやユーロに換えて金利が高く、経済が好調なアメリカやドイツに投資するのが常識的な方法であります。

ですから為替は円安ドル高になるのが常識的な動きです。ところが、今週の動きはこの常識的な動きと全く逆な高金利で経済好調のアメリカドルを売って、マイナス金利で景気が回復していない円を買っているのです。

まあ、当然この動きにはトランプ大統領の動きも反映しているだろうし、全世界で下げに入った株式相場や波乱の仮想通貨など様々な思惑が交差していると思います。

日本のとっているアベノミクスというのは、低金利政策により市中にお金をばら撒き金余りにすることにより株式や不動産価格を上げ、為替を円安にすることにより輸出産業を支援するという政策であります。

金利がマイナスで景気が回復していないのに円が高くなる、こんな想定外のことに日本は対応出来るのか、難しい局面です。

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